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諏訪道彦特任教授による特別授業 アニメ 『名探偵コナン』 が生まれるまで
~ 数々のヒット作を手がけてきたプロデューサーが語るヒットコンテンツの作り方 ~

2007年に11周年を迎え、世界中のたくさんの人たちに愛されているアニメ『名探偵コナン』。4月21日には11作目になる映画『名探偵コナン~紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)~』が公開された。今回は、『シティーハンター』『YAWARA!』『金田一少年の事件簿』『名探偵コナン』『犬夜叉』『ブラック・ジャック』『エンジェル・ハート』『結界師』など、次々にヒットアニメを企画し、プロデュースしてきた諏訪道彦デジタルハリウッド大学特任教授が、1本のアニメが企画からテレビ放映、映画公開されるまでの道のりを『名探偵コナン』の話を中心にお話しくださった。

人と人、会社と会社の架け橋になること

「アニメプロデューサーの仕事と言っても、テレビ局、制作会社、代理店それぞれにプロデューサーが存在し、それぞれの役割がある。
テレビ局のプロデューサーは、放送周りのマネジメントが主な役割だが、実際には原作者との交渉から制作等、幅広い仕事である」と諏訪先生。さらに、このように続けられた。
「私自身はプロデューサーの仕事を 『人と人、会社と会社の架け橋になること』 だと思っています」 と。 名探偵コナンの魅力については、薬のせいで17歳の少年が小学生になるという大きな嘘をついた後に、リアリティーがある謎解きが繰り広げられるという 「ギャップ」 があると言う。
この設定は非現実的なことも可能になるアニメという世界だからこそ、活かせるものであると。シナリオ作りにおいては 「コナンは泣かない」 「犯人に同情しない」などのいくつかの約束事があるそうで、そうした筋を通すことが大切だとおっしゃった。

作品というのは正直で、作り手の意図が自然ににじみ出てきてしまうのです

諏訪先生が常に自分なりの信念を持って仕事に取り組まれている様子が、アニメプロデューサーの仕事の各パート毎のエピソードから伝わってきた。
「シティーハンター」 においてエンディングソングのイントロを本編の最後に流すという、当時アニメとしては存在しなかった手法を取り入れたりと、常に新しいことに挑戦されている。
そんな諏訪先生が学生に今やっておいて欲しいことは、新聞でも雑誌でもまずは一年間継続して講読することだそうだ。継続して読んでいくことがきっと力になっていくとおっしゃった。
諏訪先生による充実した講義のせいか、学生の熱も冷めやらず、講義終了後も諏訪先生の周りは先生に直接質問をしたい学生で溢れかえっていた。今回の諏訪先生の特別授業は、アニメ関連の仕事を目指す学生にとっては勿論、映像関連の仕事を目指す学生にとっても、大変有意義なものであった。

(取材・ 原稿/デジタルハリウッド大学国際アニメ研究所 熊谷有加)

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