「日本語文章表現」 課題 アクティブ×クリエイティブ
サウンドプロデューサー 水谷公生さん(Fairlife)から学んだこと
2006年12月1日、「日本語文章表現」の授業に、一人のゲストが登場した。担当の櫻井孝昌先生の友人であり、浜田省吾氏をはじめとする数々の有名アーチストのサウンドプロデューサーとして活躍している水谷公生さんだ。とても気さくな方で、私たち学生に貴重な話の数々をしてくださった。 このときの水谷さんと 「日本語文章表現」 の櫻井孝昌先生のトークをレポートするのが今回の授業課題。業界最前線が、いつも間近にあるデジタルハリウッド大学ならではの授業課題といえるだろう。
自分に自信があってうまくいっているときこそ、新しいことにチャレンジすべきだ
10代でギタリストとして、デビューした後、水谷さんは作曲家、サウンドプロデューサーと、ときとともにその活躍のフィールドを広げていく。あるプロデューサーの一言が、その背景にあったという。
「自分に自信があってうまくいっているときこそ、新しいことにチャレンジすべきだ」
この言葉に感銘を受けた水谷さんは、ギタリストとして脂がのっているときに作曲を、更に作曲家として活躍しているときにサウンドプロデュースをと自らの可能性を着実に広げていった。
「いま自分の出来ていることがだめになったときに新しいこと始めても遅い。うまくいっていないときに新しいことに挑戦してもうまくいかないものです」
水谷さんは、常にチャレンジ精神を忘れないことを私たちに教えてくれた。
アナログを極めれば極めるほど、逆にデジタルが面白くなってくる
現在は 「プロトゥールス」 というデジタルツールを駆使した音楽作りを行っている水谷さん。
デジタルとアナログについて、こう語ってくれた。
「まだデジタルはアナログに勝てていません。でも、将来的にデジタルが越えていくと思います。それでも、アナログは重要です。人間はアナログな存在です。デジタルもアナログのすばらしい点を追求して、より自然で人間的なものを提供していくことが大事です。僕にとって、デジタルは相棒という感じなんです。アナログを極めれば極めるほど、逆にデジタルが面白くなってくるのです」
デジタルとアナログと相反するものとして扱わない水谷さんの姿勢にはとても共鳴した。
クリエイティブな仕事で成功している人は、その仕事に長けているだけでなく、人間としてどうあるべきかをちゃんと考えていることが多いですね
「クリエイティブな仕事を一生し続けるにはどんな要素が必要ですか?」
と櫻井孝昌先生の問いかけに水谷さんはこう答えた。
「クリエイティブな仕事で成功している人は、その仕事に長けているだけでなく、人間としてどうあるべきかをちゃんと考えていることが多いですね」
「個人主義」 を 「利己的」 と履き違えている人が多いが、人とのコミュニケーションはものづくりにおいて、とても大切だということを水谷さんに教わった。
世代を超えて愛されるビートルズなどの古典にふれる大切さや、挫折の乗り越えかたなど、他にもいろいろな話を率直に語ってくださった水谷さん。
デジタルコンテンツやクリエイションをさまざまな形で勉強している学生にとって、あまりにも貴重な時間であった。
(取材・ 原稿/デジタルハリウッド大学生 山岸由佳)















