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「カーズ」 全国大ヒット上映中!ピクサー社のマット・ペインター
ポール・トポロス氏が特別講義を実施

『カーズ』 『ファインディング・ニモ』 『Mr.インクレディブル』 などのヒット作品で、世界的に有名な 「ピクサー・アニメーション・スタジオズ」 。そのマット・ペインターであるポール・トポロス氏が、2006年7月6日にデジタルハリウッド大学に来校され、特別講義を行いました (デジタルハリウッド大学・デジハリ共同開催)。

背景の部分を 「絵」で描き、映像に合成。制作費用をおさえる手法がとられている。

マット・ペインターとは、3DCG映画の背景などを描くマット・ペインティング担当者のこと。実写映画やフルCG映画の場合、背景セットの制作だけでもかなりの費用がかかってしまいます。
そこで、背景の部分を 「絵」で描き、映像に合成。制作費用をおさえる手法がとられているのです。トポロス氏はこの背景画を描くマット・ペインティングを 『カーズ』 や 『Mr.インクレディブル』で担当されています。
「私は子供のころ、 『スター・トレック』 “オタク”でした(笑)」 と、和やかな雰囲気で講義はスタート。 「マット・ペインターとして、ルーカスフィルムで 『スター・ウォーズ』 シリーズの制作に携わった後、ピクサーに移籍しました。ピクサー映画のストーリーのすばらしさにひかれたのです」。

たとえば、ビルの外観であれば最初にビルをおおざっぱに描いてから、柱、窓さらには窓ガラスの反射まで細部にわたるまで描くのです。

完成版の映画では判別がつきづらいマット・ペインティング。トポロス氏は、『Mr.インクレディブル』など、ご自身が実際に制作された制作過程の貴重な映像を交えながら、マット・ペインティングの制作過程を紹介。
「最初に映画監督がイメージを説明し、その指示を受けて制作に入ります。画像ははじめに大枠を作ってから細部を描き込んでいきます。たとえば、ビルの外観であれば最初にビルをおおざっぱに描いてから、柱、窓さらには窓ガラスの反射まで細部にわたるまで描くのです」
制作過程の画像がいくつも紹介され、どの部分が 「マット・ペインティング」なのか、制作の過程などを細かく解説。ほか、写真素材から画像を制作するパターンなども説明されました。どの画像も細部に至るまで描かれ、トポロス氏のこだわりが感じられます。
講義の最後は学生からの質疑応答があり、憧れのピクサーの方に直接質問できるということで、学生たちは緊張気味。丁寧に質問にも答えていただきました。終了後も、学生に囲まれ気さくにお話いただくなど、学生たちは大満足の様子でした。

(取材・ 原稿/デジタルハリウッド大学 井手公子)

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