IT×英語×クリエイティブ 思いのままの人生をデザインするデジタルハリウッド大学

リュック・ベッソン監督 デジタルハリウッド大学に来校!
~9月丸の内プラゼールほか、松竹・東急系にて全国拡大ロードショー
「アーサーとミニモイの不思議な国」公開記念ティーチイン~

-チームワークが重要となる映画作りの中で、監督がこのクリエイターとなら一緒に仕事をしたいと思うポイントはどこでしょうか?
 (櫻井孝昌デジタルハリウッド大学・大学院教授)

監督:  一番得意なこと、最高の仕事をしてくれる人でしょう。たとえどんなに小さな仕事でも、それが人並みはずれて素晴らしければ、作品に貢献できるわけです。そのポジションにぴったりの才能を持った仲間がいること、これが映画づくりの大きな力になっていくのではないでしょうか。

-私たちはCGを勉強しているということもあり、ついデジタルツールに頼りがちなのですが、アナログな手法の重要性において、監督が考えておられることがあればお伺いしたいです。(デジタルハリウッド大学生)

監督:  先に言っておきますが、実は僕、コンピューターも持っていないんです。E-mailもやってないし、自らインターネットをすることもありません。自分の脚本は、紙と鉛筆で書いているんですよ。
 僕は15歳の時からずっと、毎朝モノを書いていて、この行為をとても気に入っています。自分自身をリセットするような、自問自答するような感じです。この行為に僕は、何かスピリチュアルなものを感じるのです。
 今回講義に来てくれた皆さんは、CG専攻の方が多いと伺っています。コンピューターでずっと作業される方であれば特に、モノを書くという行為は五感に良いエクササイズなので、是非実践していただきたいですね。CGでの作業にもとてもいい影響を与えるのではないかな。内容は何でもいいのです。そのとき感じたことを何でも綴ってみてください。もちろん絵を描くという行為でも同じです。

-監督が映画を作るとき、構想のヒントはどんなところから得られているのですか?
 (デジタルハリウッド大学生)

監督:  人生からヒントを得ています。五感をフル活用して感じてみて下さい。そうすれば、インスピレーションはどこからでも得られますから。
 例えば、アーサーには仲良しの犬がいます。僕も10歳のころ犬を飼っていて、彼はベストフレンドでした。決して裏切らないし、どんな秘密も守ってくれる存在でした。そんな40年も前の思い出から得たインスピレーションが、いま生かされているのです。
 映画作品というものは、作家自身の人生が反映されているものでなければなりません。つまり等身大の自分が表現できる内容でいい、僕はそう思いますよ。

-監督のようなすばらしい作品を作るためにはどんな勉強をすればよいか教えてください。(デジタルハリウッド大学生)

監督:  何を勉強したらよいのかはわからないけれど、作品を作るうえで、基本的なことがあります。正直であること、そしてオープンであること。これらを実行していれば、道は誤らないと思います。一番の敵は、“怖い”という気持ちです。自分に力が足りないからといって、えらそうにしたり、繕ったりするのではなく、良くなるように努力すればいいのです。結果的に自分のことを判断するのは自分自身なのですから。
 一日の終わりに、正直に自分に聞いてみてください。昨日よりも自分は良くなったか、一歩でも前進しているか。答えがイエスならば、安心して眠ればいい。もし今日は一歩も進まなかったと思うのであれば、明日は頑張ると、自分に約束すればいい。少しずつでもいいから毎日向上していこう、その気持ちが大切なのです。

-最後に未来のあなたを目指す学生たちにメッセージをお願いします。
 (櫻井孝昌デジタルハリウッド大学・大学院教授)

監督:  心に導かれるままに誠実に、正直に、そしてお互いをリスペクトする気持ちを忘れずにいてください。技術的なことではありません。一番大切なことは、人らしさや人間性であったりするので、それを忘れずにいてください。
 そして、映画は一人では絶対にできないということも覚えていてください。チームで仕事をするには、オープンであること、仲間を受け入れることがとても大切です。もしもこの人はいいものを持っているなと思える人と出会えたら、その人とチームを組んでしまうとよいと思います。そしてお互いに、欠点も長所も受け入れつつ、一緒に作品を作ってみてください。
 これから仕事をしていくなかで、萎縮してしまうこともあるかもしれない。でも、その必要はまったくありません。おびえたり怖がったりせずに、自信をもって自分にしかできないものを表現してもらいたいですね。

(取材・原稿:谷口千佳 写真:デジタルハリウッド大学 写真部)


 失踪したおじいさんが残した古い書物から、財宝のありかが体長2mmのミニモイ族の国にあることを知ったアーサー少年は、宝探しにミクロワールドへ。アーサーの冒険の旅を、3Dとライヴアクションの融合で描き、フランスで600万人を動員したリュック・ベッソン監督最新作「アーサーとミニモイの不思議な国」は、9月丸の内プラゼールほか、松竹・東急系にて全国拡大ロードショー!
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