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広告プランナーになるには?仕事内容や求められるスキル、年収などを紹介

広告業界は、やりがいがあって人気も高い業界です。その中の職業のひとつ「広告プランナー」も人気です。が、具体的にはどのような仕事なのでしょうか?この記事では、広告プランナーの仕事内容や、求められるスキル、年収などをご紹介します。

<目次>

1. 広告プランナーとは

広告プランナーは、クライアントの課題を広告を使って解決する職業です。「広告」とひとことでいっても、テレビや雑誌、Webなど媒体はさまざま。いずれかのメディアに特化したプランナーもいれば、複数のメディアを組み合わせた企画を提案するプランナーもいます。

クライアントの要望をヒアリングした上で本質的な課題を見つけ、それを解決するために最適なプロモーション方法を企画するので、コンサルタントに近い職務ともいえるでしょう。

2. 広告プランナーの仕事内容は?

広告プランナーの仕事は、①顧客へのヒアリング ②企画立案 ③予算管理と運用 ④効果検証 という流れになっています。仕事の範囲が幅広く、各ステージで専門的な知識も必要となるため、「広告プランナー」の中にも複数の職務があります。

例えば「ストラテジックプランナー」は、クライアントにヒアリングを実施した上で課題を抽出。その課題に対して最適な広告の方法を企画立案する、「戦略」を考える仕事です。

また、「コミュニケーションプランナー」は、製品やサービスの情報を、ターゲット顧客に効率的・効果的に伝えるための戦略を立案する仕事。顧客のブランドイメージやターゲット層を意識したプロモーション方法を設計します。

こうしたターゲットとのコミュニケーションのために最適なメディアのプランニング・調整を行う「メディアプランナー」という仕事もあります。複数のメディアから、ターゲットに適したメディアを選んで展開することが重要です。

このほか、カスタマーとの関係性を管理するCRM(Customer Relationship Management)のシステムを活用し、カスタマーデータを管理・分析したうえで、有効な宣伝方法を提案する人は「CRMプランナー」と呼ばれます。

3. 広告プランナーの将来性

広告に携わる仕事の中でも、その企画立案を行うプランナーは必ず必要とされる職業です。広告業界は、クライアント企業からの発注によって成り立っているため、景気の動向を受けやすい業界ですが、東日本大震災やコロナショックなどの影響は受けつつも、業界は拡大を続けています。

メディア別に見ると、「新聞」「雑誌」「ラジオ」「テレビ」による広告の市場は減少しつつある中、「インターネット」の広告市場は拡大を続け、2021年には前記4媒体の市場規模を上回りました。こうした、ニーズの高いメディアに適した戦略や、新しい技術を取り入れた目新しい広告を打ち出せる広告プランナーは、将来的にも活躍が期待できるでしょう。

4. 広告プランナーはどのようなスキルを求められる?

広告プランナーは、広告の企画立案をする仕事であり、広告主である顧客やターゲット層に刺さる広告を企画できるスキルが求められます。目的に応じた企画を生み出す柔軟な発想力や、時代の流行を捉える力、独創的なアイデアを発想する力も必要ですが、ほかに以下のようなスキルも重要です。

コミュニケーション能力

広告の企画は、クライアントが求めている内容を理解することから始まります。クライアントに適切なヒアリングを行った上で、顧客自身ですら気づいていない課題を言語化し、それを伝えるコミュニケーション能力は重要なスキルです。

また、その課題解決方法としての企画を、クライアントはもちろん、社内のチームや制作会社にもその意図を相違なく伝え、実現していく必要があります。この際に、円滑に意思疎通を図るためにもコミュニケーション能力は大切です。

論理的思考力(ロジカルシンキング)

ヒアリングによって顧客から得た情報や、市場データを分析・解析し、筋道を立て結論を出す、論理的な思考力も必要です。広告の戦略を立てる上で、どのような広告が有効か冷静に見極めるのは重要で、顧客への説得力も増します。

また、一度広告を企画・実施した後にも、その効果を冷静に検証していくことも大切です。効果を解析した数値から、何が言えるのかを考える際にも、ロジカルシンキングは重要な能力となります。

5. 広告プランナーはどのような資格を求められる?

広告プランナーになるために必須の資格はありません。ただ、効果的な広告を打ち出すためのマーケティングの知識のほか、Web広告を手掛けるためのインターネット関連の知識、データを解析する能力などが必要となります。これらのスキルを証明できる資格を取得することは、広告プランナーを目指す上でプラスに働くでしょう。いくつか資格を紹介します。

ウェブ解析士認定試験

一般社団法人ウェブ解析士協会が主催する民間資格です。アクセス解析をはじめとしたウェブ解析のデータを活用し、顧客のビジネスに貢献できる人材を目指します。Web広告プランナーを目指す場合にアピールできるでしょう。

ネットマーケティング検定

ビジネス系資格試験を運営するサーティファイ社による民間資格です。ビジネスの企画・立案に活かせるマーケティング側の検定で、ネットマーケティング全般の基礎知識や、方法論の知識などが問われます。

マーケティング検定

公益社団法人日本マーケティング協会の主催する民間資格でありながら、内閣府の認定を受けている検定試験です。マーケティング初級者向けの3級から、マーケティング・リーダーかどうかを測定する1級まで、レベルに応じた試験があります。

ビジネス数学検定

公益財団法人日本数学検定協会が主催する民間資格です。日常生活やビジネスの現場での数字の活用能力を測定します。「把握力」「分析力」「選択力」「予測力」「表現力」という5つの技能が問われる検定試験です。

Google AdWordsの認定試験

Googleが公式で実施・認定している民間資格です。「Google Adwords」は、Googleが提供するクリック課金型のインターネット広告のこと。資格によって、オンライン広告の専門家であることをGoogleから公式に認定されます。

6. 広告プランナーになるには?おすすめの勉強法を解説

広告プランナーになるための決まった方法はありませんが、マーケティングや表現に関する知識・スキルを身につけ、広告代理店や制作会社を目指す方法が一般的です。

未経験から独学で広告プランナーを目指す場合には、マーケティングの知識を身につけるところから始めましょう。書籍やオンラインの講座で学ぶことができます。

大学や専門学校で広告や経済を学ぶのもおすすめです。大手の広告代理店を目指す場合には、大卒以上の学歴が求められるケースも多いため、大学で学ぶのが良いでしょう。音楽や映像といったクリエイティブに関する知識も役に立ちます。デジタルハリウッド大学では、経済、統計、マーケティング、広告を基礎から学べ、現代のビジネスに欠かせないWebに関する知識も修得していくことができます。

また、在学中に広告代理店や制作会社、メーカーの宣伝部などのアルバイトやインターンを経験しておくと就職活動でプラスに働くでしょう。

7. 広告プランナーの年収や給与はどれくらい?

広告プランナーの仕事の平均年収は約500万円といわれており、日本の平均年収に対して高い傾向です。ただし全体の給与の幅としては、300万円台から900万円台までと幅広くスキルや経験によっても差が生じます。

広告代理店には幅広く広告事業を手掛ける「総合広告代理店」、媒体ごとに自社の広告枠を持つ「専門広告代理店」、特定企業に関わる広告を制作する「ハウスエージェンシー」があります。年収で見ると、電通グループや博報堂DYホールディングスといった大手の「総合広告代理店」の給与水準が高いです。一方、「ハウスエージェンシー」は親会社(資本元の企業グループ)の水準に影響を受けるため、親会社の年収水準を参考にすると良いでしょう。

媒体別に見ると、近年はインターネット関連の広告代理店が増加しています。大手の広告代理店と比較すると給与水準は低くなるものの、インターネット広告は今後も利用者の増大が期待され、意味で成長が期待できるでしょう。

8. まとめ

クライアントの課題を広告を使って解決する職業である「広告プランナー」。マーケティングに関する知識のほか、顧客の課題を正確に把握し解決方法を導き出すためのコミュニケーション力やロジカルシンキング能力など、幅広いスキルが求められ、やりがいのある仕事です。人気の職業ですが、学生時代からこうしたスキルを身につけクリエイティブに関わる部分にもアンテナを張ることで就職に有利にはたらくことが期待されます。

デジタルハリウッド大学の学びの特色

企画経営やマーケティング、広告、広報・PR等を学び新たなコンテンツビジネスを創出する

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