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映画 『ICHI』曽利文彦監督が明かす映画の舞台裏!特別講座

  • 過去に開催した公開講座
開催日時

2008

場所

デジタルハリウッド大学

映画 『ICHI』曽利文彦監督が明かす映画の舞台裏!

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名作 「座頭市」 を女座頭市としてリメイクし、綾瀬はるか、大沢たかお、中村獅童、窪塚洋介と豪華キャストを擁した話題の映画、 『ICHI』 が2008年10月25日(土)より公開されました。その監督を務めたのは世界的なCGクリエイターとしても名高い『ピンポン』 、 『ベクシル 2077日本鎖国』 の曽利文彦監督。デジタルハリウッド大学では 『ICHI』 の公開に先駆け、製作舞台裏を存分にお話しいただきました。当日は本学の学生を中心に、一般の方も多数参加者が集まり、講演終了後にも学生の質問に丁寧に答えてくださった曽利監督。映画への熱い想いと、クリエイティブ業界を一緒に盛り上げていこうと、学生を応援してくださる姿勢が伝わってくる講演の一部を抜粋してお届け致します。

キャストはどのような形で決まったのですか

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キャストは "生身でちゃんとタテができる人" を起用したいと考えていました。ワイヤーやCGを使ってごまかしたくなかったんです。綾瀬はるかさんはふわっとしたイメージの女優さんだと思っていたのですが、ドラマでキリっとした役を演じているのを見て、新鮮だったんですね。彼女だったら市をこなせるなぁと一番初めに思いました。でも、彼女が運動神経がいいか知らなかったんですよ。いろいろな方から 「抜群ですよ」 と聞き、一番初めお会いした時にいきなりタテの先生についてもらって、剣を振ってもらいました。すると 「これはいける」 と先生が太鼓判を押してくれて、決定しました。そのおかげもあり、今回ワイヤーも、スタントも全く使っていないんですよ。中村獅堂くんと窪塚洋介くんは 『ピンポン』 のときに一緒に映画を作った仲間です。彼らは非常にクリエイティブな役者さんで、自らアイディアを持って、自分で役を作っていくタイプなんですね。彼らをすごく信用しているので彼らの参加は心強かったです。 大沢たかおさんは面識はありましたが、一緒に仕事したことがなかったんです。そしていろいろな映画に出ていらっしゃる方ですが、本格的な時代劇はなかったんですね。ですが、台本を読んで大沢さんに適役だと思ったのですが、どうでしょうか?とお声がけしたら 「ぜひ」 と言って下さって。ここもすんなり決まりましたね。

映画のポイントのひとつといえる音楽に関して、非常に著名な方が担当されていますがどういった経緯で決まったのですか?

今回音楽はリサ・ジェラルドという外国の方に依頼しました。彼女の代表作は 『グラディエーター』 という作品で、ゴールデングローブの作曲賞も受賞しています。私は 『グラディエーター』 の曲がとても好きで、リサの曲が 『ICHI』 に合うだろうと思い、オーストラリアまで直接頼みに行ったんです。彼女はストーリーのアウトラインを読んだときに非常に感情移入をしてくれました。さらに日本の作品、しかも時代劇といった新しいことに挑戦したいと思ってくれて、快諾してくれたんです。時代劇なので西洋の音楽は合わないと、まわりには反対されたのですが、グラディエーターも史劇でしたし、私は合うだろうと思い、頭の中でリサの音楽をならしながら撮っていました。結果、音楽だけをとっても『ICHI』 という作品を作った価値がある素敵なものに仕上がりました。

今の時代だから出来る、曽利監督だから出来る時代劇について。

新しさもあるし、若い人に向けての時代劇であることは確かなのですが、デジタルを売りにしたくなかったんですね。ワイヤーも使いたくなかったんです。時代劇でデジタルを前面に押し出してしまうと、キワモノ時代劇の印象を受けてしまうと思うんですね。私も座頭市のファンですから、座頭市をキワモノにするのは自分でも許せないことだったので、表向きはデジタルを消し去りました。ですが、ほとんど分からないところに沢山使っています。自分の映画としては非常にカット数少ない、ゆったりとした映画で全部で1000ちょっとのカットなのですが、半分はデジタルワークが入っています。撮影にかかった日数は60日間なのですが、これは映画撮影の期間としては短いと思います。デジタルのおかげと言えますね。デジタルの力があってできることはいっぱいあり、映画作りが変わってきていると思います。ただ全てフィルムで撮りました。デジタルカメラは一切使っていません。その理由はフィルムの質感はある種のスタイルを持っていて、時代劇はフィルムで撮ったほうがしっくりきます。実際に撮ってみて感じました。ただ昔と違うのはフィルムを全部デジタルに持ってきて加工し、編集もすべてデジタルで行ったことですね。

VFXスーパーバイザーとして多くのテレビの制作に携わった経験と、映画監督としての経験をお持ちの曽利監督に、テレビドラマと映画の違いについて語っていただきました。

テレビドラマは会話中心の構成をします。途中でチャンネルを変えられては困るので、常にひきつけていなくてはいけません。そのためひきつけるための努力を常に続けるんですね。ですからわりとゆったりとした構成や、後半で転じていくという流れは作りにくいんです。テレビが会話劇で進むのは、 "ながら" で見ていても内容が分かるというのが重要だからです。テレビをつけて、他の事をしている可能性もありますから。それでもセリフさえ聞こえていれば分かる、これが重要です。そしてセリフ劇なのでアップ多用という特徴もあります。ドラマを見ている方はお目当てのタレントを楽しみにしている方も多いので、見ている方のニーズにこたえるためにもアップが多くなります。映画の場合は2時間の中で構成を考えればよいというのが基本にはあります。途中で出て行かれる方もそんなにはいないので、お客さんを常にひきつけておくというより、全体の波をつけることが出来るというのは大きいと思います。私は映画はセリフが全くなくても成立すると思っているんですね。セリフがまったくないのに人を感動させる、2時間もたせる、そんな映画が出来れば素晴らしいと思いますね。

「APPLESEED」や「べクシル 2077 日本鎖国」のようなフル3DCGから今回の作品「ICHI」のような実写まで表現の幅の広い曽利監督。表現の仕方の違いをどのようにとらえているのかを伺いました。

もともと映画好きの映画ばかだったんですよ。そして、スピルバーグの 『未知との遭遇』 を見たときに、どうやって撮ったんだろうという想いが初めて生まれました。そのときが作り手に変わっていく瞬間だったと思います。また、自分がCGをやり始めた時と映画がCGを多く使うようになった時期がぴったりシンクロしているんですね。運もとてもよかったと思っています。ですから仕事としてデジタルにずいぶんと携わったので、テクニックもつきましたし、デジタルの力を知ってしまったので、CGを使って映画を作れればそれほど幸せなことはないと思っています。例えば日本では予算をかけてやるのが難しいという点があります。100億の映画を作れといわれた時、100億があったとしても無理なんです。作ったことある人がいませんから。でもCGであればお金をかけなくても映像表現としては出来てしまう。素晴らしいツールだと思っているんです。CGであれば役者さんを連れてこなくても自分で表現したいものがあったら、何でも表現出来るわけですから。言い訳もきかない分、自分の表現力を試してみるって面白いことだと思うんですよ。私自身も 『APPLESEED』 や 『べクシル 2077 日本鎖国』 などフル3DCG作品を作って、表現力を試している部分もあります。ただスタートが映画馬鹿だったので、映画がやりたかったんですよ。それははっきりしています。実写の映画も大好きなので、今後は実写の映画をもっとやりたいですね。みなさんもスタートはそれぞれだと思いますが、自分のやりたいことを極めていけばいいと思います。

入社後、社費留学でアメリカに渡っていたという監督に、留学を控えた学生から質問が出ました。「留学してタイタニックのVFXに携われた時、自分の中でどういうことを表現したいと思っていましたか?」

 留学という形でしたが、プロとして働きたいと強く思っていて、タイタニックが人を集めているのを知り、自分からそのチャンスを狙って、タイタニックの仕事に携わることが出来ました。キャラクターのアニメーターとして雇われたのですが 「いつか監督をやりたい」 と考えていた私は、映画製作そのものなどハリウッドのシステムを見たいと考えていました。ですから、9時5時でアニメーターの仕事をきちんとやりつつ、ジェームス・キャメロン監督が何を言っているのか、どうやって撮影を進めているか、スタッフ全体の約600人がどう動くシステムになっているか、などを追いかけていましたね。海外に行きたいと思っていらっしゃる方は、いろいろな経験ができるので非常にいいと思います。ですが、ちゃんとした目的と、決められた時間でこれをきちんとやって帰るという意思をしっかり持っていないと、時間を浪費してしまいかねないです。みなさん、もし留学するときは、確固たる信念と目標を持って、それを達成して帰ってきてください。

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(取材・原稿 小島千絵)

講師プロフィール

曽利 文彦氏

1964年5月17日、大阪府生まれ。南カリフォルニア大学(USC)映画学科留学中の96年に、ジェームス・キャメロン創立のデジタル・ドメイン社で「タイタニック」のVFXに参加。「秘密」(99/滝田洋二郎監督)、「ケイゾク/映画Beautiful Dreamer」(00/堤幸彦監督)をはじめとする数多くの映画で、VFXスーパーバイザーを務める。「ビューティフルライフ」 (00/TBS)、 「池袋ウエストゲートパーク」(00/TBS)など、テレビドラマのタイトルバック、VFXシーンも手がけた。2002年、斬新な映像が話題を呼び大ヒットとなった「ピンポン」で監督デビューを飾る。同作品で日本アカデミー賞監督賞を受賞。04年、「APPLESEED」をプロデュース。07年、「べクシル 2077 日本鎖国」の監督/脚本を務めた。

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