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監督とプロデューサーが語る映画『パラダイス・キス』ができるまで特別講座

  • 過去に開催した公開講座
開催日時

2011年

場所

デジタルハリウッド大学

監督とプロデューサーが語る映画『パラダイス・キス』ができるまで

 ファッション誌「Zipper」(祥伝社)での連載中から、数多くの熱狂的なファンを獲得した矢沢あいの『Paradise kiss』。単行本は累計発行部数600万部を突破し、14言語に翻訳、今や世界中の女の子からのカリスマ的な支持を誇る超人気コミックです。彼女たちの憧れと共感が詰まった豪華で切ない世界観を映像化するために、最高のキャスト・スタッフが集結し、ついに実写映画化されました。本作の監督は、これまで数多くのヒット作品を生み出し、本学でも教鞭をとる本学教員の新城毅彦監督です。今回は6/4映画公開を記念し、映画の企画から完成まで手掛けた新城毅彦監督、松橋真三プロデューサーをお迎えし、映画の企画から脚本、演出、ビジネス戦略など映画製作のノウハウから作品の製作秘話まで語っていただきました。

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原作は非常に大人気の矢沢あいさんですが、なぜこの映画を作ることになったのですか?

 松橋プロデューサー: もともと『プラダを着た悪魔』や『キューティー・ブロンド』のような、女の子が大好きなジャンルでありながら、日本にはあまりないスタイルの映画を作りたかったのです。2008年に初めてオファーを出しました。映画化は何度か企画はあったようですが、実現には至っていなかったそうです。今回のタイミングでも3社ほど申し込みがきていたためコンペとなり、企画書とプロットを提出し、最終的に映画化の権利を獲得することができました。

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コンペを勝ち抜き、映画化に至った理由をどう分析しますか?

 松橋プロデューサー: 企画段階から具体的な話をしたのが大きなポイントだと思います。監督の名前も企画書にすでに書いていましたし、プロットも最後まで作りあげたものを提出しました。衣装などもとても重要なので、このブランドと組んで衣装を作るなどまで考えていました。また5巻もある長い話なので、映画という短い時間に収める上で、大切にしたいエッセンスをきちんと伝えました。

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原作をリスペクトすることを大切にしていますよね。原作ファンからの反応もあると思いますが、漫画を映画にする点はどうお考えですか?

 松橋プロデューサー: 漫画は自分のペースで読めるものです。ですが映画では頭から同じ時間で皆さんに平等に流れるものなので、漫画と映画は別物だと考えています。ですから、漫画を映画にするのはとても大変な作業です。

新城監督: 私は漫画原作を映画化することが多いのですが、リスペクトできるものをやりたいと思っています。今回もワクワクしたので引き受けました。ただし、漫画として好きなのと、映画として成立するかは別物です。世界観は素敵だが、現実的に出来るのかという半信半疑ではありましたね。キャストのビジュアルも原作に忠実を目指したほうがいいのかもしれませんが、生身の役者さんがやることなので、変だと引かれてしまうこともありますし、役者さんの個性もあるし、何をもって世界観とするかが難しいですね。 

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旬な二人を主役に据えたキャスティングについてお聞かせください。

 松橋プロデューサー: 全国公開の映画作品で、主役をはれる女優は少なく、女性が主人公で大型な映画を企画するのは難しいです。はじめ、モデルからキャストを選ぼうかと思いましたが、プラス女優をやれるという人はなかなかいないため、やめました。そんな中、紫役に一番に名前があがったのが北川景子さんでした。興味を示してくださったので、北川さんを軸にキャストを考えていきました。キャストを選ぶうえで、街角アンケートをとったこともあるのですが、年齢など関係なく漫画の画に似ている人が選ばれていましたね。ですから、漫画とイメージが違うといわれることもありますが、露出し慣れていくことで、払拭できるものがあります。自信を持って進まないと進めないのです。ジョージ役のテーマは、知性があり、色気があること、この2つをクリアできる役者でいきたいと思っていました。向井さんは、この2つの要素を兼ね備えている役者だととても気になっていました。そんな折に、私のまわりで、小栗旬さんがブレイクする直前のような、周りが声をそろえて向井理が「気になる」という現象が起きていました。この流れは必ず来ると信じ、熱心にオファーしました。オファー直後から、どんどんCM契約も増え、撮影が始まった去年の夏ごろには9本くらいになっていたようです。いいタイミングでオファーできたと思います。

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映画を通してどのようなメッセージをこめていますか?

新城監督: 原作は紫とジョージが恋愛関係に陥って、その中で成長しいていくのですが、映画はそうはなっていません。成長モノというウェイトが僕の中では大きく、面と向かっていうと恥ずかしく、説教くさくなるようなことを、キラキラ楽しい中に入れていこうと考えました。映画を観てちょっと落ち着いたときに、自分の中で自分の成長について考えるきっかけになってくれればと思っています。そして、ジョージのセリフひとつひとつが紫に向けた言葉でありながら、みなさんへのメッセージです。

宣伝に対しての様々な仕掛けをしていますが、今回の取り組みを教えてください。

 松橋プロデューサー: 今回、幹事会社のワーナーの取組みで、リクルーテッド試写を行いました。映画を制作した後に、この映画をどう思ったかのアンケートをとり、結果を世代、性別に分けた細部にわたる調査をします。1回目の評価は非常に高かったのですが、結果により修正しなくてはいけない部分が出てきました。我々は漫画が600万部売れていたため、漫画をちょうど読んでいた世代である25〜30歳をターゲットとしていたんですね。ですが高評価だったのは男女ともに16〜23歳でした。特に女性はほぼ100%素晴らしいと回答してくれていました。この結果は後に宣伝する上で、どこの層にどんな宣伝をするのかに関わってきます。25〜30歳は漫画との比較をよくしていたため、ここの層ではやはり反論もでるということに腹をくくりましたね。他も、全体の評価は非常に高かったのですが、クライマックスがどこにあるかでグラフが波線になったため原因を考え、編集しなおした部分があります。その結果、25〜30歳の人たちも納得してくれて評価が高くなりました。

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評価を測り、宣伝を練っていったのですね。では実際どのような宣伝を打ちましたか?

松橋プロデューサー: 今回、早坂紫が出演するグリコのパリッテのCMを映画本編の中で渋谷のビジョンに映しだしました。「成長した早坂紫が、グリコのパリッテのCMに出演している」というリアリティのある設定を作り、さらにそのCMを実際に地上波で流したい、と頼んで実現できました。グリコさんの協力をいただき、あまりできないような強力なタイアップ宣伝をすることができました。つまり、公開時期の前後には北川景子ではなく、早坂紫がCMに出ている、という設定のCMが流れました。
他にもアメーバピグ内で舞台挨拶も行いました。実際の舞台挨拶の直後に、映画の冒頭10分を流し、出演者のピグたちが舞台挨拶をするというイベントです。アメーバピグ内では過去2番目の集客人数8万9千人が集まったそうです。

YUIの楽曲もとても映画に合っていましたね。

野村監督:台本がある程度出来上り、クランクインする前のタイミングでYUIさんにお願いしました。YUIさんが素晴らしい方で、ご本人が会社に来てくださり、どんな風に作ったらいいでしょうかと私たちの意見を汲み取ってくださいました。さらに、エンディングでもう一曲ほしいとなったときは、バラードにしたいという監督の意見も取り入れてもらいました。

現在の映画業界の傾向で、漫画から映画へという形が多いですが、その点はどう思いますか?

松橋プロデューサー:日本は原作の宝庫だと思うんですね。漫画や小説が沢山ある国。しかし、それを上手くいかせていないと思うのも本音です。それが悔しい。原作を映像化することになんでも反対ということではなく、原作という宝があるのなら、それをどうエンターテイメントに転化できるのか?ということを世界に問われています。"この漫画は誰も手を触れないでくれ"ではなく、大事な部分はそれぞれ大切にして欲しい。その上でどんどん発信していく。世界に映像が配信される時代は始まっているので、世界に実力を問われます。もちろん、単純に漫画が売れているからそれに乗っかって映画化しようというだけでは観客にバレると思います。日本の漫画を他の国で映像化されてそっちのほうが面白いと言われるのは悔しいですし、日本で面白い作品を作らなくてはいけないと思っています。

(取材・原稿 小島千絵)

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