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【開催レポート】フォントの世界を牽引し続けている小林章氏による特別授業小林章氏による講演「ローマン体大文字の基礎を身体でつかむ」特別講座

  • 開催レポート
【開催レポート】フォントの世界を牽引し続けている小林章氏による特別授業小林章氏による講演「ローマン体大文字の基礎を身体でつかむ」
開催日時

2015年6月3日(水) 19:45~21:15(19:30開場)

場所

デジタルハリウッド大学

デジタルハリウッド大学では、「JT Meviusロゴ」や、「Sony SST 」等、数々の有名企業のフォントデザインを手掛けられている小林章氏による公開講座が行われました。

Theme1 高級ブランドのロゴは、なぜ高そうに見えるのか

フォントの世界を牽引し続けている小林章氏による特別授業1高級ブランド、例えばLouis Vuittonのロゴはどうして高級感が出るのでしょうか。
このロゴは世界中で使用されていますが、実はフォント自体が特別という訳ではありません。Macを使っている人なら誰でも使用できる「Futura Medium」というフォントを使用しています。しかし、同じようにMacを使って文字を打ってみるとやはり違いが生じている事に気づくと思います。
それは、文字と文字の間隔です。この間隔というのは、落ち着きを出すためにあると考えています。文字と文字の間が詰まっていれば、それだけで忙しく見えてしまい、高級ブランドらしい「大人の落ち着き」が生まれません。Louis Vuittonの基本的な形は、2000年前の古代ローマ時代に遡ります。ローマ時代の碑文に刻まれている字は大文字でゆったりと組まれており、字と字の間が広く組まれているところに特徴があります。この特徴、バランスが2000年を経ても未だに古さを感じさせずに、映画のタイトルや現在の欧文書体の基礎となっている所以であると思っています。

Theme2 実際に手を動かしてみる

 フォントの世界を牽引し続けている小林章氏による特別授業2

 フォントの世界を牽引し続けている小林章氏による特別授業3

「Trajan」というフォントでAを見てみましょう。これは、西暦114年頃の古代ローマ時代の碑文を元につくられたフォントです。
斜めの線が二本ありますが、左が右より細いです。左右反転してみて、右の方を太くしてみると不自然な感じがしますが、これはどうしてでしょうか。そこで実際に、手で書いてみると分かりやすいと思います。
実際にローマ時代に碑文を掘るときに、平筆を使用していたと考えられています。書いてみると分かると思うのですが、Aでは左側が右より細くなり、Vでは左側が右側よりも太くなるのが、頭で理解するのではなく、感覚で理解できると思います。綺麗な文字を書くには、字をどれくらいのスペースにいれるかという事も重要になってきます。
Oは正方形にいれるように書きますと、綺麗な形になります。しかし、SやEといった文字をOと同じ正方形に収めると、少し不格好になると思います。これらの文字はOの正方形の半分のスペースで書くのが良いとされています。このように、筆の流れによってできた文字の特徴が、PCで私達が使用しているフォントにも活きている事には、一言で終わらせられないような理由があると感じています。

Theme3 杉山学長との質疑応答

フォントの世界を牽引し続けている小林章氏による特別授業4杉山:皆さんが質問する前に口火を切らせて頂きます。やはり、昔の方々が平筆のような筆を使っていたから、あのような文字になったのでしょうか。中国や日本では、文字を書くときに平らな筆はあまり使わない気がするのですが。

小林:実際に書いたハケが見つかった訳ではありません。しかし、そうだったのではないかという確かな証拠がいくつか残っています。杉山学長がおっしゃった通りアジア圏では丸筆を使っていますので、出来てくる文字が違ってくるのは、筆記具が異なるからという理由はとてもいい説明になると思います。

杉山:私達は、フォントを見たときに、「これは良い、これは悪い」と感じますが、どこが最も違うのでしょうか。

小林:私は欧文書体デザインをやって20年近く経ちますが、フォントの読みやすさと、読んでいる時のリズム感を最も大切にしています。
読んでいる時のリズム感が心地良いものなのかを自分の手で書いて確かめてみて、無駄のない、無理の無いリズム感を感じられる事が重要です。それは、マラソンの選手が歩幅やペースを気にして走るのと同じで、一回一回のペースが違うと走りにくくなりますし、疲れると思います。良い歩幅か悪い歩幅なのかという事は、手先の動きの無駄の無さなどで掴めてくると思います。
リズム感をつかむには、Aを100回書くよりも単語を1,2個書いた方が良いと思います。ひとつひとつの文字が綺麗につくられていても、単語としての流れが出来ていないフォントは、悪いフォントだと感じられてしまうのでは無いでしょうか。

杉山:
言われて初めて気づきました。欧文書体は数十文字しかないので、どんなランダムな組み合わせでもあるのかと思えば、言葉になっているので組み合わせが限定されるのですね。

小林:まさにそうです。

杉山:全くランダムに文字が並んでいる訳でないので、いくつかの単語のリズム感が掴めて来れば、全体のリズム感が良くなるという事ですね。

小林:はい、その通りです。

杉山:単語を並べてみて美しいか美しくないかという事なので、「かっこいいな」と思った会社のロゴの二文字三文字の組み合わせを見て、アルファベットで展開して、別の言葉でくっつけてみてもあまりよくないという事が起きるのですね。
実は、デジタルハリウッドもDHUというロゴのフォントのアルファベットを持っておりまして、24文字のフォントを展開していますが、他の言葉で使ってもあまり「かっこいい」と思えない事がありました。

小林:そうですね、本当にリズム感は命というところがありまして、ピリオドひとつ、スペースひとつに関しても、字幅をどれくらいにするかという事に結構悩みますので。

杉山:相対的に感じる文字の大きさなども気を使われるのですか?

小林:いい質問ですね。この講演を行う前に、ある会社でプレゼンテーションしていたのですが、「小林さん、この数字の1のくちばし長くないですか?」と言われました。
小さいサイズで使っても1と読めるように制作していますが、プレゼンの時にはスクリーンに大きく映ってのしまうために説明を加えなければいけませんでした。小さいサイズの時にちょうどいいデザインが大きくすると不格好に見える事があったりしますが、作る側として、大きくしても小さくしても使えるようなデザインを心掛けています。

杉山:最後にひとつ。これだけ歴史的に欧文書体が溢れる中で、それでもなお新しいフォントを制作するのは何故ですか。

小林:例えば何百年も前から「愛の歌」というのは作り続けられていますよね。数にすると何十万曲なんてものではありません。新しい時代には、新しい時代の歌が必要な事と同じです。
Sony さんの「SST」というフォントを制作したのですが、それは、既存書体とどこが違うのか普通の人が見ても分からないと思います。それは今までのどの書体でも表現できない、Sonyらしい洗練された潔い良い感じ、カッチリした感じが伝わるようにつくられています。これらを併せ持った書体が今までに無かったので、オリジナル書体を開発しようという話になりました。
これは、100人が100人「ここが違うな」などと分かるものではないでのですが、「何となく違う」とか「新しいな」という感じをじんわりと表現しています。今までの企業さんが出せなかったオリジナルの声を生み出せたのではないかと感じています。

 小林氏は参加者の方からも多数の質問を受け付けてくださいました。
「私が檀上に立って一方的に話をするだけなら、今やインターネットの時代なのでいくらでもパソコンで見られる時代です。今日は私が生身で立っていますので、何でも質問して下さい。」との事で、能動的に学ぶ時間を講義の中に盛り込んで頂きました。
フォントデザインに関するセンスや知識だけでなく、このような社会の捉え方やものの考え方が、とても先端的な人だという印象を筆者は受けました。

フォントの世界を牽引し続けている小林章氏による特別授業5

原稿:デジタルハリウッド大学 1年 大舘 拓実

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