関本真氣さん在学生紹介
世界の子どもたちをテクノロジーで元気にしたい、高校生起業家がDHUに来た理由。

関本真氣さん2017年度入学
小田原総合ビジネス高等学校(神奈川県)出身
今年(2019年)の2月から留学すると伺いました。
はい。といっても海外の大学で勉強するようないわゆる留学ではなく、インターンシップやボランティアをする予定です。ドイツ、スウェーデン、インドを7カ月で回ろうと思っています。
その3カ国ではどんな活動をする予定ですか?
母が保育士として働いていたときの先輩がドイツの幼稚園でシュタイナー教育*1を実践していて、まずはそこでボランティアしながら勉強させてもらう予定です。もともと私自身、教育×テクノロジーを自分の柱にしたいと考えていて。スウェーデンも教育レベルが高いことで有名ですし、インドも優秀なIT人材がたくさんいるので、どのような教育が行われているのか自分の目で見てみたいな、と。
*1 シュタイナー教育:オーストリアの思想家ルドルフ・シュタイナーが提唱した教育思想。12年制の一貫教育、縦割りクラスなどが特徴で、芸術的要素を重視した幼児教育手法として知られる。
教育×テクノロジーを柱にしたい、という想いはどこから来たのですか?
母の影響ですね。保育士である母を見ていて、自分も子どもに関わる仕事に就きたいと漠然と思っていました。進学したのが商業高校だったので、商店街で地元の商品を集めて売る「チャレンジショップ」というお店の運営を経験していたし、世の中の起業ブームみたいなものにも乗っかって、高校3年の1月に子育て応援事業を行う会社を母といっしょに設立しました。現在は乳幼児教室を開催したり、保護者や教育関係者向けのワークショップを開いたりしています。
起業したのにわざわざ大学へ入る、というのに迷いはありませんでしたか?
予備校に通ってみたこともあるのですが、壁じゅうに「東大合格!」とか書いてあるのが息苦しくて、ついていけなかったんです。だから高校卒業してしばらくは自分の仕事に注力していました。そのあいだにシカゴへ語学留学に行ったのですが、美術館がたくさんあってアートとかデザインの勉強をちゃんとしたいな、と思って。帰国後に学校を探していたところ、高校時代Life is Tech!に参加した時、メンター(大学生スタッフ)がデジハリの在学生だったことを思い出して、受験を決めました。
入学後はどのように過ごしていますか?
1年のときはプログラミングを中心に学んで、2年からはもともと興味のあったデザイン系の授業を履修しています。特に「グラフィックデザイン」「タイポグラフィー」が楽しくて、自分で作った作品に対して先生がひとりひとりフィードバックを頂けるところがすごくありがたいです。あとDHUの友達、特に留学生は面白い子が多いですね。一番仲良しなのはミャンマー人の女の子で、人間関係の悩みや恋愛相談をするといい答えが返ってきます。でも一緒にいると作業が進まない(笑)。
大学での学びを将来どう生かしていきたいですか?
私にとってのモチベーションは「楽しさ」。人生はRPGみたいなもので、自分のレベルをどこまで上げられるかにいつもワクワクしているんです。レベルを上げるために必要なのは、他の人からサポートをもらうこと。他人との関わりの中でしか人間は成長とできないと思うし、そのコミュニティが大学に入って少しずつ広がっていて、成長できている実感があります。貧困地域に住む子どもたちにオンライン学習サービスを提供するのが今の大きな目標ですが、まずは残り2年で自分の専門、というか得意分野を究めて卒業したいです。あと、在学中に1個でいいので賞を取りたい!
今の関本さんは今、何レベルでしょう?
20代だからレベル2かな? 100レベルを目指して頑張ります。