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魅力的な物語×キャラクターを目指して。

DOROKHINA YELYZAVETAさん

2020年度入学
ウクライナ/横浜デザイン学院出身

――出身はどちらですか?

ウクライナのドニプロという街の生まれです。その後オーストラリアに移り、18歳で来日。横浜デザイン学院では日本語を学びながら、デザインを勉強しました。

――DHUを選んだ理由を教えてください。

マンガ、アニメに興味があって絵を描くことが好きな子どもでした。小さいころは『NARUTO』が大好きで。日本語を聞きながら英語字幕を読み、そして日本語字幕に変えて…と作品を通して日本語を学びました。11歳か12歳くらいには「日本でマンガを描く」と決めていました。

15歳のときにデジタルアートを学べる大学を調べていたとき見つけたのがDHUでした。専門学校ばかりヒットして、大学進学を考えていたのでDHUが良いなと。

AO入試の作品重視型で受験しました。提出したのはPhotoshopで作ったデジタル作品や漫画、15ページのオリジナルストーリーです。自然体で面接に臨めたものの、質問にちゃんと答えられたか心配で面接後に大学のトイレで泣きました(笑)。合格を知って、最初は信じられなかったけれど「やった!」と。

――印象深い授業はありますか?

入学前から作画の授業をとって、アニメーションがうまくなりたいと思っていました。Webサイトで見ていた福井先生の作画演習が一番楽しかったです。先生は『NARUTO』の作画を担当されていて、見たら誰でもすごい!と思う人。そんな先生と普通に話ができることが嬉しかった。先生と学生の距離があまりなくて、なんでも聞けて話せる、そんなところが好きでした。

作画演習は先生の手元が直接見られるように、オフライン(対面)での授業でした。それ以外の授業はオンラインが多いです。私はオンライン授業のほうが集中できるというか、質問するのが恥ずかしい時はチャットも使えるので、とても便利だと思っています。

――1年次からインターンシップにも参加されたと伺っています。

大学内のインターンシッププログラムで、オープンキャンパスの企画や運営を行う「キャンパスPRプロジェクト」に参加しました。高校生や留学生の相談を受けたり、キャンパス紹介したり。このインターンがきっかけで日本人の仲間もできました。

――残り3年の大学生活、どんなことをしていきたいですか?

絵をたくさん描くことですね。福井先生から「背景を描けないとアニメーターとしてダメ。パースの練習をした方がいい」とアドバイスいただいたので、とにかくたくさん描いています。私は自分のスタイルがまだあまりないので、いろいろなもの描くことに挑戦しています。

これから履修したいのは、ストーリー制作の授業。アイディアとか、アニメーションを作る時は、ストーリーとキャラクターの関係が大事なので。個人的な意見ですが、絵を描く時は描く時間だけでなく絵を見る時間も大事だと思います。最終的には短編アニメーションを作りたいです。作画からアニメーションまですべて自分でやってみたい。描いてみたいテーマはあるけど……まだ教えられない(笑)。

――将来の夢は?

自分の視野を広げていろいろなものに様々なものに気づき、絵の中で表現できるアニメーターになりたいです。絵を描くときは、ちゃんと存在しているような人・物を描くように心がけています。パースだけじゃなくて、スタイル、表情など……。読む人が主人公の立場になれるように世界観を作っていくことが大事だと思います。

日本の知られていないところの魅力を伝えることにも興味があります。例えば、去年訪れた長野県の阿智村。星空がとても有名なところです。小さな村でコンビニもひとつ、電車も通らない、本当に田舎。外国人でも誰が来ても暖かい場所でした。そんな場所をもっと世界に知ってもらいたいです。

――受験生へメッセージをどうぞ!

大学に入る前から将来何をするか決めなきゃいけない、ということはないです。特にDHUはいろいろできるから、入ってやってみてそこから夢や目標は決まっていくと思います。

親からも留学する前は「マンガやイラストは趣味で、いつか諦めるんでしょ?」と言われていたけど、今は応援してくれています。この前も私がInstagramに描いて載せたイラストに「いいね」をしてくれて。そういう人たちのためにも頑張りたい。

留学生の場合は、日本語学校にいるうちに友達を作ることが大切。1人にならないように。私が日本に来た時、最初の1週間は帰りたかった。ずっと1人だったし、ちょうど台風の時期で、怖くて。けれどだんだん生活にも慣れました。納豆以外なら、なんでもおいしいし(笑)。

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