平松 玲奈さん在学生紹介
1年の放浪期間を経て、DHUで「面白い企画」を追求する日々。

平松 玲奈さん2017年度入学
椙山女学園高等学校(愛知県)出身
高校時代はどんな生徒でしたか?
幼稚園から高校までエスカレーターの女子校に通っていました。いわゆるお嬢様系の学校だったのですが、中学時代から違和感があって、どうやら自分には合わないぞ、と。なので学内では学級委員をしながら外ではパワーギャル、みたいな感じでした(笑)。Life Is Tech!というITキャンプに参加してiOSアプリの開発をやったり、自力で映像編集を勉強したり。手を動かしながら考えるタイプですね。変わり始めた当初は母も父も驚いてましたが、今は「これからは女が稼ぐ時代だ」と応援してくれています。
高校卒業後、1年間の放浪期間があったそうですね。
Life Is Tech!のメンター(指導役)がDHU生で、話を聞いて面白そうな学校だなあと。それでWebサイトを見てみると「さまざまな分野を横断して学べるカリキュラム」と書いてあって。これまでどっちつかずで中途半端だと言われることもあったのですが、この一文に自分の考えが肯定された感じがしました。特待生入試で受験して、合格もいただきました。
でも、高3当時の自分には結論が出せませんでした。女子校でずっと同じ学校にいて、狭い世界にいて、一方でLife Is Tech!で「外にはやばいヤツがいる」のもわかっていて。大学は人生でも大きな進路選択なのに、その選択を今の状態で決めていいのかなと。
結果、いろいろな世界を見てから進路を決めたいと考えて、1年間放浪期間として自由に過ごすことにしました。政治家の方にお会いしたり、ビジネスコンテストに出たり、高校3年生の時に総理の前でプレゼンをしたり、ファッションブランドのECサイトの実店舗をオープンに携わったり。そうした中で、これからはひとつの分野に限らず複合的な視点や知識を持って物事を進めていくことが大切だと気付きました。
1年後に改めて受験して、再度特待生として入学してから、DHUで良かった、選んで間違いなかった、と改めて感じました。学長には「あれっ、去年も受けたよね?」と言われましたけど(笑)。
DHUに入学してどうですか?
DHUの授業はいい意味で期待を裏切る内容でした。現役のクリエイターや企業の方が講師なので、リアリティがあって。課題に対して具体的なフィードバックをもらえるので、ここを直したらいいんだなとか、納得して飲み込める授業が多い。友達もいろいろで、それがカオスで楽しいと言うか。誰とチームを組んでも間違いない。先生だけじゃなくて友達からこんなに学びを得られるなんて、高校時代は思いもしなかったです。
あと、素の自分でいられるようになったかな。入学前は自分が嫌いでした。今も100%好きではないけど、こういう自分もいいんじゃない?って、肯定してあげられるようになった。解き放たれましたね、本当に。
学内ハロウィンイベントで装飾を担当
一番印象的だったことは?
1年次に参加した電通のインターンです。周りは有名大学の子たちばかり、しかもみんな年上。ちょっと引け目を感じる部分がありました。でもインターンの講師役の方から「大学とか年齢は関係ない。面白い企画を考えるやつが一番偉いんだ」という言葉をいただいて、はあああっていうか、拗ねた気持ちが逆にバネになりました。その言葉のおかげで今があります。
将来の夢は?
自分のアイディアで世の中をちょっと明るくしたり、前に進む仕事がやりたいです。私は人に喜んでもらうのがすごく好きなので、自分が疲れていても、誰かが笑ってくれればそれでいいと思っていて。それを実現できるような会社に入れたらと思っています。誰かの目標になれたらいいな。
高校生のみなさんへメッセージをお願いします。
とりあえず流されないで欲しい。めんどくさいって思わないでほしい。やりたいことができなくてくすぶっている子って、めんどくさいって諦めちゃうことも多いと思います。そう思ったら終わり。自分の人生をめんどくさいと思わないでほしい。いろいろなことを言われても、負けない心。そういうのを持ち続けてほしい。何度でも言います、「流されないで~、めんどくさがらないで!」。