TAY QIAO HUIさん在学生紹介
マレーシアのゲーム業界を盛り上げるために。

TAY QIAO HUIさん2019年度入学
アジア学生文化協会日本語コース出身
――出身はどちらですか?
プルリス州です。タイに接したマレーシアで一番小さい州で、自然豊かなところです。
――高校時代はどんな生徒でしたか?
小さいころから描くのが好きで、IllustratorやPhotoshopなどデザインの学べる高校に進学しました。デザイン以外にも、綱引きややり投げの選手として学校の代表として試合に出たり、マレーシアの星州日報(中華系新聞)で2年間学生ジャーナリストとして記事を書いたり。好きだったマンガは「NARUTO」です。
――DHUに入学するきっかけは?
マレーシアの留学センターで3DCGやグラフィックを勉強できる大学を探していたとき、DHUのことを知りました。留学先をアメリカにするか日本にするか迷いましたが、ゲームを作りたい気持ちがあったのと、小さいころから日本のコンテンツに馴染んでいたのもあって。まずは1年間東京の日本語学校で勉強することにしました。家族も日本を旅行したことがあって、良い印象を持っていました。
来日してからオープンキャンパスに参加したとき、先生と学生の仲が良いところが気に入って、受験を決めました。面接はとっても緊張した!しゃべりが下手なので、日本語学校の先生や仲間とたくさん練習しました。落ちたら帰国するしかなかったので、合格できたときは嬉しかったです。
――実際に入学してみていかがですか?
他の学校との一番の違いは、専門分野の異なる学生が集まっていること。高校の時はひとりで作品を作っていましたが、DHUではほかの学生と一緒にものを作ることができます。友達はWebサイトの構築をして、私はデザインを担当する。私にとって新しい体験でしたし、チームワークの大切さが理解できました。
▲一緒にWebサイトのデザインをしたメンバー
英語の授業も好きです。英語は得意ではないですが、先生が面白い。2年生からは専門分野を英語で学ぶ授業(Content English)があって、ゲームの知識を楽しく勉強しています。
――2020年度卒業制作展(卒展)のメインビジュアルを担当したと伺いました。
卒展のメインビジュアルは毎年学内の公募で決めるのですが、自分の作品が選ばれたときはただただびっくりしました。
ビジュアルで表現したのは「祭り」。様々な分野を学ぶ人、各国から集まる人、といった人と人との繋がりを意識しました。電通で活躍されているDHUの卒業生の方にも指導をいただき、完成まで仕上げることができました。作っていて楽しかったし、応募して良かったです。
――将来の夢は?
社会人のストレスを発散したり、心を癒すゲームを作りたいです。昔、ストレスが溜まっていたときに「Botanicula」というスマホ用ゲームに癒されたことがあって。音楽が良いんです。
「ゲームを作りたい」という夢は入学したころから変わっていません。企画職かデザイン職か、といった部分はまだわからないのですが、ゲーム制作という夢に近づくために必要なスキルをもっと勉強したいです。
マレーシアのゲーム業界を発展させることも夢のひとつです。マレーシアにはまだまだゲーム会社が少なく、発展していません。日本で技術を学んで、マレーシアのゲーム会社、ゲームそのものを発展させたい。そしてマレーシアの後輩に、自分が勉強したこと、経験を伝えていきたいです。
――受験生へメッセージをどうぞ!
日本の生活は心配しなくて大丈夫。失敗は怖くないです。
みなさん自分が好きな方向に向かって頑張ってほしいです。自分の作品を見た人が笑顔になってくれることが一番嬉しいフィードバックになるはず!