梅川 りん菜さん在学生紹介
英語力を活かして、インターンも留学もどんどん挑戦したい。

梅川 りん菜さん2019年度入学
宮城県立泉高等学校(宮城県)出身
DHUに入学するまでの経緯について教えてください。
高校までは学校が嫌いでした。現実逃避のために映画とか小説とか、自分が好きなものを読んでいて、それで救われたことも多くて。将来は自分もそんな人を救えるもの作れたらなあ、と思うようになりました。
通っていた幼稚園に英語のネイティブの先生がいて、卒業後もそこに通って英会話のレッスンを受けていたので、英語は得意でした。あと日本の映画はあまり面白くないなと思っていて、海外の映画をよく観ていました。
その流れで高校1年生の夏ぐらいに大学を調べてみたら、DHUを見つけました。名前もハリウッドだし、と思って。ハリウッド=海外。単純な動機ですけど。
サマー・トライアウトAO入試の特待生選考で受験しました。国際型(現・英語コミュニケーション型)なら得意の英語でアピールできると思って選びました。面接通過後に夏期講習があって、デザイン分野の講義を選びました。課題のテーマは「新しいパン屋さんを3種類デザインする」というもの。内装・外装・看板・商品など、大学の受験なのに遊びみたいな課題というのが新鮮でした。今まではデザインの勉強なんてまったくしてこなかったけれど、グループ内に詳しい子もいたし、先生にもアドバイスをいただきながら楽しく進められました。
入学してから力を入れていることは?
やりたいのは映像というよりは映画作りなので、「ストーリー創作演習」「映画表現史」などの授業が面白いです。授業以外では文芸サークルに所属していて、そこでちょっとお話を作ったりしています。それでも同級生にはすでに撮影や編集の仕事をしている人もいたりして、劣等感や焦りを感じました。私は今まで何してきたんだろう?と。なので、まずは現場経験を積みたいと考えました。
そこでキャリアセンターの方に、映画製作に関連するインターンシップを紹介していただきました。授業だけ受けていても人脈を作ることはできないですし、現場に行ける機会があれば行ってしまった方が得策と思って、春休みの期間を使って参加しました。
ロケ地は四国のとある島でした。私は撮影部のお手伝いで参加したのですが、カメラマンがたまたまポーランド人の方で、やりとりするうえで英語が必要なので、私が監督やスタッフの方との通訳を務めました。2年次以降は海外留学しようと考えていたので、撮影現場で英語を使った経験ができたのは貴重でした。
将来の夢は?
映画を通して社会問題に関するメッセージを伝えていきたいです。『ゲットアウト』(監督:ジョーダン・ピール)という人種差別をテーマにした映画が好きで。社会的なことを真面目にそのまま訴えても聞いてもらえないけど、映画というエンターテインメントを通せば観客も受け取りやすい。貧富の差、加害者家族みたいなマイノリティに焦点を当てた作品を私も作ってみたいです。
大学生になってどんな変化がありましたか?
前よりも行動力がついたと思います。今までは、行動する前に経験ないし、技術、知識ないしやめておこうと思っていたと思いますが、今は、とりあえすやっちゃえという気持ち。
周りの友達も、大学に入るのがゴールではなく、目標のための通過点として意識している人が多いと感じます。大学生は遊んでばかり、みたいな話もよく聞きますが、DHUには自分の夢に向かって頑張っている人がたくさんいます。
今はすごく楽しいです。同じ目標を持った人たちと過ごしていると刺激を受けるし、そういう人たちと大学生活を過ごせることにありがたみを感じています。普通の大学に行っていたら今の自分はなかったでしょうね。