シンガポール・ポリテクニック学生向けカスタムメイドプログラムを提供ニュース
掲載日 |
2014年10月10日 |
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昨年締結した学生交流協定に基づき、シンガポール・ポリテクニックの学生が来日し9月16日から25日まで、本学にてカスタムメイドプログラムを受講しました。
9月15日にデジタルアニメーション専攻の学生19名と教員1名が来日し、16日から25日までアニメ制作に関する演習や講義、アニメ・ゲーム制作会社の訪問、ジブリ美術館訪問や東京ゲームショウ見学など、充実したプログラムを受講しました。
学生たちは来日前に事前課題を課され、準備された脚本に基づき絵コンテやキャラクター・美術設定をチームごとに制作し授業に臨みました。事前に提出された課題は担当教員がチェックし詳細なリテイク指示が出され、来日直前に再提出するなど、授業開始前から熱く厳しい指導が始まっていました。
初日は、プロのアニメ監督でもある教員による絵コンテ制作に関する実技指導や実演説明、学生個人およびチームごとのフィードバックは学生の制作能力を向上させたと好評でした。
初日には本学学生との交流を目的とした歓迎昼食会を開催し、両校の学生が昼食を共にしながら、それぞれの制作作品を上映したり、英語でコミュニケーションを取ったりしていました。最初は恥ずかしがって何を話せば良いのかと戸惑っていた学生たちも、日本のどのアニメ作品が好きかを話したり、好きなキャラクターをお互いに紙に描いたりしながら、次第に打ち解けていったようです。
2日目以降も事前に提示された脚本をもとに絵コンテのブラッシュアップを図りました。また、アニメ制作の実技授業だけでなく、アニメビジネスやアニメのデジタル化に関する講義を受けたり、サンライズデジタル制作部やジブリ美術館の見学をしたりと、アニメーション全般に関する理解を深めました。

最終日にはプログラム期間中に制作した絵コンテの上映会を行い、帰国後ブラッシュアップするための指導や、杉山知之学長から修了証が授与されました。

学生たちは帰国後はシンガポール・ポリテクニックにて教員指導の下、引き続き制作に取り組み作品を完成させる予定です。