先輩が登壇 1年生カレッジライフデザインニュース
- 在学生の方

掲載日 |
2015年11月18日 |
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2015年10月28日、カレッジライフデザインの授業が行われました。
カレッジライフデザインという科目は、1年生が年間を通じて参加している授業です。大学生として学ぶ姿勢を身につけ、挫折に打ち勝つ精神力を習得し、 問題に対する対応力・柔軟性・解決力を身につけることを目的としています。1年生の後期には、演習系授業を履修し今後大学で学ぶ専門分野や卒業後の進路について深く考えるようになります。2015年10月28日のカレッジライフデザインの授業では、そういった進路検討の参考になるようにと、各分野の4年生の先輩を招き、入学からゼミを選ぶまでの経緯と、卒業制作の進捗について登壇いただきました。
入学からゼミを選ぶまでの経緯と、卒業制作の進捗について登壇
【映像】
赤城ゼミ 和泉 彩雨(いずみ あやめ)さん
<卒制:長編映画>赤城ゼミでは、長編映画を制作しています。その活動は、企画から、ロケ、撮影、編集、広報活動にわたり、劇場放映まで長い一連の活動をおこないます。和泉さんは、ご自身の海外留学の経験も含め、活動的な大学生活について話をしてくれました。
【3DCG】
古岩ゼミ 小口 航(おぐち わたる)さん
<卒制:3DCG作品>ドラマ「南極大陸」の船が氷を割りながら進むシーンを見てCGクリエイターになりたいと思ったきっかけから、3DCG制作に取り組むようになった小口さん。3DCGを学び、4年生の今では技術をいかしてインターンをしています。インターン先では、細田守監督の作品がすごく好きだと積極的にアピールし、映画「バケモノの子」の制作にクロスシミュレーション担当として参加しました。
【グラフィックデザイン】
藤巻ゼミ 桃原 秋菜(とうばる しゅうな)さん
<卒制:出身地の沖縄についてヴィジュアル化>出身地の沖縄を離れ、東京でひとりで生計を立てながら大学生活を送る中、桃原さんの大学生活は学習と生活とのバランスをとることも大きな課題一つでした。困難が起きた時どう立ち向かい解決したか。「1人で悩まず周囲の人に相談する。」卒業制作以外にも、友人、先生、大学のスタッフが支えになった学生生活の体験談を話してくれました。
【アートディレクション】
南雲ゼミ?大砂 弥生(おおすな やよい)さん
<卒制:大きな木とシャボン玉の立体作品>大砂さんは、南雲先生に師事し、南雲先生が担当されている科目を全て受講しゼミまで進みました。卒業制作は、大型のインスタレーション作品を八王子制作スタジオで制作します。学外の活動では、野外イベントやフェスのスタッフを務めるなど、多くの人と関わり人脈を広げてきたことを話してくれました。
【ゲーム・プログラミング】
米光ゼミ?丸山 貴大(まるやま たかひろ)さん
<卒制:VRヘッドマウントディスプレイを利用したホラーゲーム> 1年生へ向けてゲーム制作をするために学んでおくと良いことを分かりやすく説明してくれました。丸山さんは、ここ数年、GoogleやMicrosoftなど大手各社が、次々とVR (VirtualReality:仮想現実)用の新端末HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を開発したり、ベンチャー企業を買収するなどして、この分野への参入を図っていることから、今後のビジネスチャンスがあると感じ、卒業制作ではVRヘッドマウントディスプレイを利用したものを作成すると決めました。卒業制作では、VRと相性の良いホラーゲームの制作を行なっています。
【アニメ】
桑原ゼミ 劉 欽(りゅう きん)さん
<卒制:アニメ作品>アニメ作品の制作は、ほんの数分の作品でも多くの時間が必要です。卒業制作を手がけるにあたり、劉さんが重視したことはチームワークです。約1年半の制作の流れや演出によって動画枚数を減らす工夫などを説明してくれ、とくにアニメ制作は、作り手の情熱が大切だと力説してくれました。
【Webコンテンツ】
南雲ゼミ 松村 未来(まつむら みらい)さん
<卒制:「マーチングバンド」×「フラッシュモブ」企画>Web制作に関する演習、講義の授業を受講した後、Webコンテンツを制作している企業へのインターンシップに参加した経験を話してくれました。卒業制作では、実際に自身がマーチングバンドで活動している経験を活かし、横浜の赤レンガ倉庫を舞台に、※フラッシュモブの手法を用いてマーチングバンドが集う企画を進めています。
※フラッシュモブとは(インターネット上や口コミで呼びかけた不特定多数の人々が申し合わせて雑踏の中の歩行者として通りすがりを装って公共の場に集まり前触れなく突如としてパフォーマンス(ダンスや演奏など)を行って周囲の関心を引きその目的を達成するとすぐに解散する行為)
【ビジネス】
太場ゼミ 中西 英介(なかにし えいすけ)さん、久保 詩音(くぼ しおん)さん、島村 仁(しまむら じん)さん
<旅行プランを提供するアプリ企画>凝ったパワーポイント資料と軽快なトークで話を進めた太場ゼミのグループは、どうして本学の中でビジネスを学ぼうとしたかを話してくれました。その中で、クリエイターとしての自分の技術力と、まわりの技術力の差を知り、クリエイターでなく技術や業界を理解した上でビジネスを企画できる人物になることが社会に出た時に最強なのではないかと気がついたそうです。産業界で活躍する人材として、クリエイター以外の道もあることを熱く語ってくれました。
様々な分野の先輩たちの生の声を聞ける機会に、多くの学生が真剣に耳を傾けていました。留学生も先輩があげる、作品名や監督名、会社名に目を輝かせていました。一部の学生は、授業後にも先輩たちに質問に行き、何十分も話を聞いていました。