大ヒット上映中の映画「バケモノの子」のCG制作に学生が参加ニュース
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掲載日 |
2015年9月1日 |
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現在、大ヒット上映中の細田 守監督作品、映画「バケモノの子」のCG制作に本学4年生の小口 航(おぐち わたる)さんがクロスシミュレーション担当として参加しました。
多くの人に支持される細田監督作品に携わった小口さんにお話を聞きました。
■どのような経緯で制作に携わったのですか?現在、インターンで株式会社デジタル・フロンティア(以降DF)のセットアップ室で作業をしています。もともと、細田守監督の作品がすごく好きで、監督の多くの作品でCG制作をしているDFにいれば監督の作品に参加できるかなと淡い期待をしていました。僕が細田監督作品をすごく好き、携わりたいと積極的にアピールしていたこともあって、今回仕事を任せていただけました。
■担当した仕事内容について教えてください
僕は制作期間2日で、熊徹 (くまてつ)の家にある玉暖簾のクロスシミュレーション2カットを制作しました。
■制作時、大変だったことは何ですか?
ずっと携わりたくて嬉しい気持ちが大きかったので大変という気持ちはなかったです。制作時は、熊徹の感情を常に考え制作することを意識していました。暖簾をくぐった時に、熊徹がどういう気持ちで暖簾をくぐったか。
例えば、落ち込んで暖簾をくぐれば動きは少ないですし、怒っていたら暖簾は激しく動きます。絵コンテのカットを見ながら感情を確認して制作しました。
また先輩から、暖簾が、熊徹にかかるとキャラクターが見えないので、感情を意識しつつも何がメインかを考えて制作するよう指摘される等プロの仕事方法を学びました。
■実際に上映されてどう感じましたか?
とにかく、「バケモノの子」は、作品としてすごく良かったです。
自分の担当した場面が近づくにつれ、他のカットと自分のカットに違和感が無いかドキドキしていました。
エンドロールで自分の名前がでると鼓動が早くなって。友達にもおめでとうと言われ嬉しかったです。
■小口さんは今後どのような仕事がしていきたいですか?
作品によって、リグの良さが最大限に出るような制作をしたいです。
例えば、モデラーが格好良いものを作り、この格好良さをもたせたままリグを組み、次のアニメーターの人からかっこいい形状だねと言われるような、そんな仕事がしたいと思います。
映画『バケモノの子』:http://www.bakemono-no-ko.jp/index.html
株式会社デジタル・フロンティア:http://www.dfx.co.jp/