デジタルハリウッド大学 全5回特別講義

THINK
THE SIZE.
未来の事業・企業サイズを再考する

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CONCEPT

よくわからない
拡大・成長に、
うんざりしないために。

みなさんは、「無秩序な拡大」「とりあえずの成長」を続けてきた経済にうんざりしてはいないか。「成長」「拡大」は、現在から振り返るとある意味で野蛮な行為に感じることはないか。

日々目にする社会問題の数多くは、この「無秩序な拡大」「とりあえずの成長」に起因しているのではないか。

私たちはどれほどの「サイズ」の企業・事業を構築するべきなのか。どれほどの欲望を持って営みを続けていくのか。

サステナブルな企業のあり方、事業の構築を再考する全5回の特別講義。様々な分野から、様々な角度で学び、ワークショップを通して未来を実感できる思考実験までを行います。

DAY 1

THINK FROM DATA SCIENCE.

データから見る企業の成長のあり方。

デジタルハリウッド大学駿河台ホールZoomウェビナー配信

例えば100年続く起業の成長と継承には何か一致するデータはあるのか?デジタルが社会実装されてから、企業はどのように変化したのか。企業がサステインするために、どのような意識の転換が必要なのか。事実と客観的なデータが導く企業のあり方を知ることから始める。

崎濱栄治Sakihama Eiji
大阪大学大学院経済学研究科招聘研究員/ データ分析コンサルティング会社代表

博士(経営学).横浜国立大学大学院博士課程後期修了.大阪大学大学院経済学研究科招聘研究員.外資系ファンドマネージャー,インターネット広告等を経てコンサルティング会社を起業.

DAY 2

THINK FROM FOOD CULTURE.

食の未来を、クリエイティブ&ミニマムな商いから考える。

デジタルハリウッド大学駿河台ホールZoomウェビナー配信

「食」は日本が世界に誇れる文化の一つ。日本の食の中でも「豆腐業界」を軸に未来の小商の可能性を考える。戦後はコンビニよりも多くの個人店があった豆腐屋さん。現在、店舗数は大幅に減少した中、クリエイティブかつとても個人的な視点の店こそが光を放っているという。リアルな現場では実際に豆腐の試食も実施するスペシャルな一夜。

くどうしおりKudo Shiori
豆腐マイスター

幼少期より無類の豆腐好き。大学で異文化コミュニケーションを学ぶ中で「食文化としての豆腐」の魅力に目覚め、豆腐マイスターの資格を取得。国内外で、手作り豆腐ワークショップや食育イベントなどの活動を開始する。2018年からは「往来(おうらい)」を屋号に、豆腐文化を発掘・発信。イベント企画・デザイン・取材執筆などで活動中。「マツコの知らない世界」(TBS系)、「ヒルナンデス」(日本テレビ系)等へ出演。著書に『まいにち豆腐レシピ』(池田書店)。

DAY 3

THINK FROM MONEY.

財務のデザインが導く、サステナブルな企業サイズ。

デジタルハリウッド大学駿河台ホールZoomウェビナー配信

現在の日本での大きな課題の一つ「事業承継」。経営者の高年齢化によって、刷新することもなくゆるやかに死を待つような企業も少なくない。これは日本経済にかけられた「呪い」だと大久保氏は言う。こういった状態に陥らないためにも、お金にまつわるデザインから、サステナブルな企業とは何かを考える。

大久保圭太Okubo Keita
Colorz Consulting 株式会社 代表取締役/税理士

会計事務所を経て旧中央青山PwCコンサルティング(現みらいコンサルティング)グループに入社。中堅中小企業から上場企業まで幅広い企業に対する財務アドバイザリー・企業再生業務・M&A業務に従事。2011年に独立し、堅実な財務コンサルティングを中心に、代表として累計1000社以上の財務戦略を立案している。著書に「借りたら返すな!」(ダイヤモンド社)

DAY 4

THINK FROM Web3.0

Web3.0とDAOが突きつけるコミュニティのサイズ。

デジタルハリウッド大学駿河台ホールZoomウェビナー配信

Web3.0とDAOが突きつけてくるのは、企業を含むあらゆるコミュニティの適切なサイズではないだろうか。日本初と言っても過言ではないWeb3.0特化型企業でもあるFracton Venturesの赤澤氏を迎え、デジタルが描き出すこれからのコミュニティのあり方を考える。

赤澤直樹Akazawa Naoki
Fracton Ventures 共同創業者&CTO/MetaTokyo株式会社 CTO

2016年からフリーランスエンジニアとして活動を開始。機械学習やブロックチェーンを利用したアプリケーションの企画設計開発を行う。2019年からはブロックチェーン人材を育成する株式会社FLOCで講師やカリキュラム開発を行う。2018年から国外のコミュニティを中心に、トークンエンジニアリングの発展・普及にコミットしている。2021年1月末にはFracton Ventures株式会社を共同創業。同社でWeb3.0社会、DAOの普及・到来に向けて啓蒙を含めた活動を行う。

DAY 5

THINK FROM SCIENCE FICTION.

SFプロトタイピングで「40年後の企業」を考える。

Zoomによるオンラインワークショップ(デジタルハリウッド大学生限定)

全5回の最終回は、オンライン・ワークショップを実施。40年後の企業とは、どんなものなのか。全参加者の思考をお借りすることで、リアルな社会像を描く。大手企業も取り入れるSFプロトタイピングが、これからの企業のあり方の一端を描き出す。ぜひ、参加していただきたい。

宮本道人Miyamoto Dohjin
応用文学者/科学文化作家/SFコンサルタント

東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。博士(理学)。東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員、慶應義塾大学理工学部訪問研究員、変人類学研究所スーパーバイザー。日本SF作家クラブ会員。様々なSF思考メソッドを開発し、多数の企業、自治体、学術機関の新規事業開発、ビジョン研修、公開ワークショップに協力。編著『SFプロトタイピング』(早川書房)星雲賞ノミネート、同じく編著『SF思考』(ダイヤモンド社)は国内外から注目を浴びている。他編著『プレイヤーはどこへ行くのか』原作担当漫画「デジタルヘヴン」(『RE-END』所収)。ダイヤモンド・オンライン、VR学会誌で連載中。

Produced by

全5回のプロデュース・コーディネイトは株式会社〆が担当。全体のコンセプト立案から各講義のチューニングまでを手掛ける。

株式会社〆。創業2016年4月。クリエイティブコンサルティングが主幹業務。大手からスタートアップまで、様々な企業と共に広義のクリエイティブを手掛ける。2020年オルタナティブスペースCM by Shime , inc.を池尻大橋にオープン。専門性のある外部顧問と共にあらゆる角度からの解題解決を可能にするために、2021年Commons Lab. By Shime , inc.始動。

Illustrations by
ピクセルアートを主軸にイラストレーション、ミュージックビデオ、VJ、刺繍、リソグラフ、コラージュ、カセットテープなど制作。