パンデミックで気付いた、自分の本当の夢。
MOCHAMAD ALBARI AKITO FIRAKさん
2023年度入学
Australian Islamic College出身
総合型選抜

デジタルハリウッド大学(DHU)には、多彩な経歴を持つ学生が集まり、刺激し合いながら創作活動をしています。今回は、インドネシア出身のアキトさんに、DHUを目指したきっかけや在学中のエピソード、将来の夢を伺いました。
──自分のバックグラウンドから教えてください。
私はインドネシアのジャカルタ生まれで、父の仕事の都合で国内を転々としていました。小学校4年まではジャカルタ、その後は中央ジャワのサマラン、中学はバリ島、高校はジャワのバンドゥンと、頻繁に環境が変わりました。高校途中からはオーストラリアへ留学して、現在は日本にいます。
オーストラリアにいた時、「インドネシアはどんな国?」とよく聞かれましたが、一番に伝えたのは言語の豊かさですね。約700もの言語があり、ジャカルタとバンドゥンのように近くても、地域ごとに言語が異なります。
──DHUに入学したきっかけは何でしたか?
もともと建築に興味があり、日本で建築学を学ぼうとしていました。しかしコロナ禍で留学が難しくなり、自分の将来に悩んだ時期がありました。そんなある日、「自分は何かを作ることが好き」という本質に気づき、デジタル分野への進学を決めました。
学校を調べている時、DHUのウェブサイトを見て「ここしかない」と直感しました。厳しく真剣な環境こそ、自分を成長させるのに最適だと感じました。
──受験時、印象に残っていることはありますか?
総合型選抜で2回落ちたことですね。一度目の面接ではポートフォリオを厳しく指摘され、とても悔しい思いをしました。でも諦めきれず、徹底的に自己PRやポートフォリオを改善して3回目の挑戦で合格しました。
合格通知は補欠でしたが、岐阜から東京まで直接ポートフォリオを届けました。「絶対にここで学びたい」という強い思いから、できることを全てやり切ったのを覚えています。
──入学後はどのような取り組みをしていますか?
入学してすぐ、1年生ながらゲーム開発に取り組みました。最初の作品は『音量』というゲームです。自分たちのスキルを試す意味もありましたが、何よりチーム制作の流れを学びたかったんです。
さらに2023年のオープンキャンパスでは、短期間で企画をまとめ、来場者向けのゲームを作成しました。企画書作りはわずか2日でしたが、多くの方に楽しんでもらえて大きな手応えを感じました。

──将来はどんなことを目指していますか?
将来的には自分たちのクリエイティブスタジオを作り、世界で評価されるデジタルコンテンツを制作したいと考えています。現在もチームで東京ゲームショウ出展を目標にゲーム制作を進めています。
日本だけでなくカナダなど海外も視野に入れていて、多様な文化や視点を融合させた作品を作っていきたいです。
──これから入学する新入生へのメッセージをお願いします。
留学という機会は誰もが経験できるわけではありません。その貴重な時間を無駄にせず、新しい環境や異なる視点を楽しんでほしいと思います。想像と違ったとしても、積極的に自分を磨いていけば必ず得るものがあります。自分を信じて進んでください。

──最後に、DHUという大学はどんな場所だと思いますか?
DHUには個性豊かな人が集まり、いつも刺激的です。特に留学生は自己表現が豊かで、本音で語り合える環境があります。何より、ここは「作りたい」という気持ちを全力でサポートしてくれる場所だと感じています。
──ありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました。これからも挑戦を続け、より良い作品を生み出せるよう頑張ります。