インターン生として働きながら、進学を決意。
野崎 蓮さん
2025年度入学
S高等学校立川キャンパス出身
オータム・トライアウト総合型選抜【特待生選考】

──学生時代はどういうことをされてきましたか?

僕が初めてクリエイティブ制作に関わったのは中学3年生の頃です。最初はYouTubeでの配信活動でした。主にVTuberとしてゲーム配信をしていて、中3から高1の間、毎日決まった時間に『Minecraft』を配信していました。
YouTubeで配信を続けていく中で、自分が表に立つよりも、裏方として人を楽しませる方が向いていると感じました。エンターテイメントを通じて人を楽しませること自体は好きだったので、そこからウェブサイト制作やイラスト、3Dモデリングなど、制作の裏側を支えるスキルを勉強するようになりました。
高校時代は通信制高校に進学し、時間を自由に使える環境の中で、さまざまな技術を独学で学びました。ウェブサイト制作を中心に、イラストや3Dモデリング、動画編集、ロゴデザインなど幅広いジャンルに取り組み、自分にとって最も合っている分野を模索しました。特にウェブサイト制作には強く惹かれ、Udemyなどを活用しながら基礎を身につけました。最初は挫折もありましたが、基礎知識が身につくと次第に楽しさを感じるようになりました。

──DHUに進学しようと思ったきっかけは何でしたか?
高校2年生の頃、ウェブサイト制作が一番自分に合っていると感じていました。単にウェブ制作だけではなく、マーケティングやデザインなど、関連するさまざまな分野を学べる環境を探していた時、デジタルハリウッド大学を知りました。オープンキャンパスに参加した時、幅広い分野を同時に学べることや、同じように制作意欲の高い人が多く集まっている環境に惹かれました。
さらに、高校3年生のときにインターンとしてIT企業で実務経験を積んだことも進学を後押ししました。実際にウェブサイトを仕事として制作し、プロのクリエイターたちと働く経験は、自分の目標を具体化する上で大きな影響を与えてくれました。仕事としてウェブを制作する中で、趣味で作る時とは異なり、クライアントの満足度を最優先にするプロ意識を養うことができました。

──実際に受験してみて印象深かったエピソードを教えてください。
DHUの受験は、ポートフォリオ制作とグループワーク、そして面接がありました。特にグループワークではファシリテーター(進行役)を担当しましたが、参加者全員が緊張している状況でした。だからこそ、最初の時間を使って積極的に雑談をし、メンバーがリラックスできるよう努めました。
自分が意見を出すのではなく、メンバーから自然に意見が出てくるような雰囲気作りを意識しました。結果的に良いチームワークができて、すごく良い経験になりました。また、面接では、自分の中に明確な軸を作って臨んだことが成功のポイントでした。これまでの経験を整理し、自信を持って伝えられたことが合格につながったと感じています。
──入学後、どのようなことに取り組んでいますか?
現在、ウェブサイト制作を中心に学んでいますが、データベースやグラフィックなど、さらに深く学びたい分野も多くあります。特にアニメやゲームなど、エンターテイメントコンテンツに特化したウェブサイトを制作したいと思っています。作品の世界観をウェブ上で表現できるスキルを身につけることが目標です。
また、インターン先では録音議事録サービスの企画・開発に取り組んでおり、システム開発を通じて、自分のスキルや視野が大きく広がっていることを実感しています。ユーザーが気軽に利用でき、かつ面白いと思えるサービスを提供することを目指しています。
──大学生活で特に熱中していることは何ですか?
やはり、自分と同じように熱意のある仲間と一緒に作品作りに取り組むことです。入学前からDiscordで交流し、実際に会って作品を共有したり、時にはゲームを一緒にプレイしたりする中で、同級生のレベルの高さに刺激を受けています。そうした仲間と協力し、より良い作品を世に送り出すことに一番のやりがいを感じています。
また、卒業展示会などのイベントに参加することで、先輩たちの高いレベルの作品を目にする機会もあり、日々大きな刺激を受けています。今後の自分の制作においても、これらの経験を生かしていきたいです。
──新入生やこれからDHUを目指す人へメッセージをお願いします。
DHUはさまざまな分野を幅広く学べる場所ですが、自分の得意分野や目指したいジャンルがはっきりしていると、より深く学びを進められると思います。だから、高校生のうちにある程度自分のやりたいことを見つけて、実際に手を動かしてみることをおすすめします。
高校生が作ったものは、それだけでも価値があります。壁を感じず、まずは気軽に始めてみてほしいです。
──今後の目標や展望を教えてください。
在学中に、実際にNetflixやAmazonプライムなどで配信されるような商業ベースのアニメ作品のウェブサイトを作りたいです。そのために必要な技術をDHUで学びながら、仲間とともに多くの作品を制作し、自分のスキルを高めていきたいと思います。