【祝】日本作品初!学生アカデミー賞アニメーション部門銀賞受賞   
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弟と過ごした経験で気付いた、映像への興味。

山本 琴梨さん

2025年度入学
神奈川県(私立)横浜女学院高等学校出身
オータム・トライアウト総合型選抜

──まず、入学前の自分について教えてください。

入学前はハンドメイドが好きで、ぬいぐるみの洋服や推し活のグッズを作っていました。幼稚園から美術教室に通い、個性的な先生から自分らしく表現する大切さを学びました。家では父が「ないなら作ろう」とよく言ってくれた影響もあり、帰宅後はミシンや工作に熱中していました。

──学生時代に特に力を入れていたことはありますか?

小学生の頃はマーチングバンドに所属し、全国大会に出場するほど厳しい環境でした。当時は辞めたいと思うこともありましたが、先生や両親の励ましで続けることができ、困難を乗り越える力が身につきました。また、クラシックバレエも習い、親から多くの選択肢を与えられ、自分で挑戦したいことを決めてきました。

──高校時代の留学経験について詳しく教えてください。

高校1年生の冬にニュージーランドに短期留学しました。代表としてスピーチをする機会に恵まれ、人前で初めて自分の夢や思いを語りました。その経験を通して、「自分も作る側になりたい」と思い、映像制作への興味が芽生えました。高校2年生ではアメリカへ留学し、リーダーシップや協調性を学ぶ機会を得ました。ホストファミリーとの生活からも、自分から積極的にコミュニケーションをとることの大切さを痛感しました。

──映像やエンタメへの興味はどこからきていますか?

弟が障害を持っていて、言葉のコミュニケーションが難しかったため、映像を通じたコミュニケーションが特別な時間でした。映画『カーズ』などを一緒に観ることで、エンターテイメントが言葉を超えて人を繋ぐ力があると実感しました。この経験がきっかけで、映像制作を本格的に目指すようになりました。

──DHUを選んだ理由や受験の経緯を教えてください。

映像やエンタメ分野で幅広く学べることに魅力を感じ、DHUを選びました。最初は指定校推薦も検討しましたが、自分の経験を最大限に伝えるためにAO入試のオータム・トライアウトを選びました。ポートフォリオ作成では、自分の経験を深く掘り下げ、大学が求める人物像に合うよう自己分析を徹底的に行いました。

──入試準備で特に工夫したことは何ですか?

ノート一冊にわたる自己分析と、約100問の想定問答を作成しました。面接では予想外の質問に戸惑いましたが、DHUの面接が対話形式であることに気づき、準備の大切さを改めて感じることができました。グループワークではディレクターを担当し、チームメンバーが持つアイデアを丁寧に引き出し、調和を取る経験をしました。

──入学前の課題について教えてください。

合格後は画像一枚と説明文を添えた作品を提出する課題がありました。粘土でアクセサリーを作成し、その作品制作に没頭し、徹夜で取り組むほど熱中しました。この課題を通じて、デジタル制作への不安を感じながらも、自分の可能性を広げることの楽しさを実感しました。

──入学後に特に取り組みたい分野は何ですか?

入学後は3DCGやVFXなどの映像制作に本格的に取り組みたいと考えています。また、ハンドメイドで培ったデザイン感覚を活かして、グラフィックデザインにも興味があります。自分の好きなフリルやアンティーク調の世界観をデジタルコンテンツに落とし込みたいと思っています。

──将来的に作りたい作品や目標について教えてください。

言葉を使わず、音楽や効果音だけで表現する短編映画を作りたいです。弟との経験を通じて、世界中の人が共感し楽しめる作品を作ることを目標としています。自立し、周囲から頼られる映像ディレクターになることが理想です。

──新入生に向けてメッセージをお願いします。

私自身、留学経験があったにも関わらず、自信を持てない時期がありました。でも、「今できることに全力で取り組む」という気持ちで乗り越えました。不安があっても、まずは一歩踏み出し、自分のやりたいことに向かって行動してみてください。そうすれば、自然と自信もついてくると思います。

──最後に、今後の抱負を教えてください。

DHUでの生活は四六時中ものづくりに熱中し、自分の可能性をどんどん広げたいと思っています。先輩たちからも積極的に学び、周りから信頼される人になりたいです。そして、いつか世界中の人に愛される映像作品を作ることができれば嬉しいです。

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