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グラフィックデザインとは?仕事内容・種類・必要なスキルまで徹底解説

グラフィックデザインは、あなたの毎日にあふれています。目を惹く雑誌の表紙、おしゃれなWebサイト、SNSで目にする印象的な広告、そして店頭で思わず手に取ってしまうパッケージ――。これらはすべて、グラフィックデザイナーが工夫を凝らして作り出したものです。文字や色、イラストなどを巧みに組み合わせることで、人の心を動かし、わかりやすくメッセージを届ける。それがグラフィックデザインという仕事です。普段何気なく目にするポスターや、自然とページをめくりたくなる雑誌のレイアウトにも、デザイナーたちの創造力や意図が込められています。

この記事では、「グラフィックデザインとはどんな仕事なのか」という基礎から、プロになるために必要なスキル、気になる年収、将来性まで詳しく解説します。また、1学部1学科の中でデジタルスキルを学ぶことのできるデジタルハリウッド大学(DHU)の特徴や、DHUでグラフィックデザインを学ぶことのメリットについてもお伝えします。デザインやクリエイティブなことを仕事にしたいと考えている高校生や受験生の方はもちろん、なんとなくデザインに関心はあるけれど何から調べればいいかわからないという方にも、役立つ情報をまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

<目次>

グラフィックデザインとは?

グラフィックデザインとは、文字や色彩、図形、写真など、さまざまな視覚的要素を組み合わせて表現を行うデザイン分野です。「芸術的なセンスがすべて」と思われがちですが、実際には課題や問題を解決するための「視覚によるコミュニケーション手段」という側面が大きく、論理的な思考力や情報を整理する力も重要視されます。

グラフィックデザインの起源は、はるか昔、人々が洞窟壁画や古代エジプトの象形文字などを通して情報を伝えようとした時代までさかのぼることができます。その後、印刷技術の発展とともに、ポスターやチラシ、パッケージといった大量生産物のデザインが急速に広まり、産業として確立されました。さらに近年では、デジタル技術の進歩によりWebサイトやスマートフォンのアプリなど、オンライン空間でのデザイン需要も大幅に拡大しています。

グラフィックデザインの主な役割は、「情報を分かりやすく整理し、伝えること」、そして「ブランドや企業のイメージを視覚的に表現・管理すること」の2つに大きく分けられます。広告宣伝の分野では商品の魅力を最大限に引き出し、人の心を動かす表現力も求められます。また、グラフィックデザインはその時代や社会の流れを映し出す芸術・文化の一部でもあり、私たちの日常生活を豊かに彩り、新しい文化を生み出す原動力にもなっています。

グラフィックデザインの種類

グラフィックデザインの世界はとても多彩で、目的や用途、扱う媒体によってさまざまな分野に分かれています。デザイナーを目指すあなたにとって、「自分の強みや興味をどの領域で活かせるのか」を知ることで、将来の方向性がぐっと見えやすくなるでしょう。ここでは代表的なグラフィックデザインの分野を紹介します。

広告デザイン

ポスターやチラシ、Web広告など、商品やサービスを宣伝するためのデザインです。キャッチコピーの効果的な配置や印象的なビジュアルづくり、ターゲット層への訴求力などが求められ、売上やブランドの認知向上につながる表現が重要になります。なぜそのデザインが人々の心に響くのか、理論的に説明できるような力も大切です。

エディトリアルデザイン

書籍や雑誌、カタログなどの紙媒体を中心に扱うデザイン分野です。文字の配置(組版)や画像のレイアウト、紙面全体の美しさや読みやすさがポイントになります。また紙のサイズや質感、印刷の技術まで考慮しながら、限られたスペース内で情報をわかりやすく整理し、美しく仕上げるスキルが求められます。

パッケージデザイン

食品や化粧品、日用品など、商品の外装やラベルをデザインする分野です。店頭に並ぶ商品の中でいかに目を引き、「思わず手に取りたくなる」ような魅力を表現するかが重要です。形状や材質、商品の陳列状況までイメージし、ブランドイメージや消費者への訴求力をデザインで高めていきます。

CI/VIデザイン

CI(コーポレートアイデンティティ)やVI(ビジュアルアイデンティティ)は、企業やブランドのロゴ、シンボルマークに代表される、企業イメージを伝えるための重要な要素です。これらを視覚的かつ総合的に表現するのもグラフィックデザインの役割のひとつ。統一された企業イメージ構築し、商品やブランドのメッセージを効果的に伝えるため、マーケティング戦略との連携も重要になります。

Webデザイン

Webサイトやランディングページ、バナー広告など、オンライン上のデザインを担当する分野です。見た目の美しさだけではなく、サイトの使いやすさ(ユーザビリティ)や表示スピード、モバイル環境への対応といった技術面への配慮も必要になります。HTMLやCSS、JavaScriptといった技術を身につけることで、デザイナーとしての活躍の場がさらに広がります。

UI/UXデザイン

UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)は、デジタル化社会におけるデザインの最重要項目ともなっています。スマートフォンのアプリやWebサービスなど、ユーザーが操作する画面を、快適で心地よく使えるよう最適化する分野です。インターフェースの視覚的な美しさはもちろんのこと、ボタン配置のわかりやすさ、使いやすさといったユーザー体験の向上を目的とします。デザインと機能性の両面を総合的に考えられる力が重要になります。

グラフィックデザイナーの年収

将来の仕事としてグラフィックデザイナーを検討する際、どのくらいの収入を得られるのか気になる高校生・受験生の方も多いと思います。グラフィックデザイナーの年収は、経験やスキル、勤務する企業の規模や地域、働き方など、さまざまな条件によって大きく変わります。一般的な平均年収はおよそ450万円〜500万円といわれていますが、これはあくまで業界全体を平均した数値であることを踏まえて考える必要があります。

年代別の目安

20代の新人~若手デザイナーの場合、年収は300万円台からスタートすることが一般的です。その後、30代になると実務経験やスキルが積み上がり、400万円〜500万円程度まで収入が上がる傾向にあります。さらに40代以上になると、マネージャーやディレクターなど責任ある役割を任されることも増え、年収500万円以上を得るケースも珍しくありません。

会社の規模による差

大手企業や有名なデザイン事務所では、給与が比較的高く設定されている場合があります。一方、中小企業や個人経営のデザイン事務所では初任給や年収がやや低めになる傾向があります。ただし、少人数の企業では幅広い案件に携われることも多いため、キャリアの初期段階では貴重な経験が積めるというメリットもあります。

フリーランスという選択肢

企業に所属せず、フリーランスとして独立して活動する道もあります。この場合、自分の実力や人脈次第で大きく収入を伸ばすことも可能です。ただし、仕事の受注や営業活動、経理管理などをすべて自分自身で行う必要があるため、安定性という面では注意が必要です。安定した取引先や継続的な案件を獲得できるまでは収入が不安定になるリスクもあり、独立を目指す場合には十分な準備や計画が重要になります。

グラフィックデザイナーになるには?

グラフィックデザイナーを目指すためには、いくつかの方法があります。どの方法を選ぶにしても、自分のスキルや表現力を証明するための「ポートフォリオ」を常に充実させておくことが非常に重要です。ここでは、代表的な進路とそのポイントを解説します。

美術系の大学や専門学校で学ぶ

美術系大学やデザインの専門学校では、デッサンや色彩理論、タイポグラフィといった基礎から、本格的な実践演習までを体系的に学ぶことができます。プロの指導を直接受けながら、作品へのフィードバックやプレゼンテーション力を磨くことも可能です。さらに、デザイン業界とのつながりや人脈も築きやすく、卒業制作展や学内コンペなど、自分の作品を発表するチャンスもあります。

一方で、進学にあたり学費や通学時間などの負担が伴うため、自分の将来や目指すキャリアをよく考えたうえで判断する必要があります。しかし、デザインを基礎からしっかり学びたい人にとっては、プロへの第一歩として非常にメリットの大きい進路です。

独学でスキルを身につける

近年はオンライン講座やデザイン関連の書籍、チュートリアルサイトなど、独学でデザインを学べる環境が充実しています。自分のペースでじっくり学びたい方や、学習コストを抑えたい方にとっては有力な選択肢になるでしょう。

独学の場合、自分の作品に客観的な評価を得る機会が少ないため、定期的に成長を確認できる仕組みづくりが大切です。SNSやポートフォリオサイトで作品を公開し、他者からのフィードバックを積極的に取り入れたり、クリエイター向けのコミュニティに参加して交流を深めたりするなど、「自己流」にならないような工夫が求められます。

アシスタントやアルバイトで現場経験を積む

デザイン事務所や制作会社でアシスタントとして働きながら実務経験を積むという方法もあります。インターンシップやアルバイトからスタートし、徐々にスキルを高め、将来的に正社員やフリーランスを目指すという人も少なくありません。プロの現場でのデザイン制作や進行管理を間近で学べるため、短期間で効率よく実践的なノウハウを吸収できるというメリットがあります。

ただし、実際の現場ではデザインソフトの基本的な操作や作品例が求められる場合が多いため、ある程度の基礎的なスキルを身につけ、自分の熱意をアピールする準備が必要になります。デジタルハリウッド大学の場合であれば、1年次後期から2年次前期にかけて履修する「基礎フェーズ」の授業が理解できるレベルになってから応募するといいでしょう。

ポートフォリオの重要性

どのような進路を選んだとしても、グラフィックデザイナーとして就職活動や仕事を得る際に「ポートフォリオ」は欠かせません。ポートフォリオとは、自分の作風や得意分野、デザインに対する考え方を伝えるための作品集です。作品数を無理に増やす必要はありませんが、自信のある代表作を厳選し、それぞれの制作意図やコンセプト、制作プロセスなどをわかりやすく説明できるように準備しておくことが大切です。

就職活動のポイント

グラフィックデザイナーとしての就職活動では、「ポートフォリオの完成度」と「自分自身を伝えるプレゼンテーション力」が結果を大きく左右します。特にグラフィックデザインのように、自分の作った作品そのものが評価される仕事の場合、ポートフォリオは「自分には何ができるのか」を最も説得力をもって伝えられる手段となります。

自己PRのポイント

自分がなぜグラフィックデザイナーを志望しているのか、どのようなプロジェクトに興味があり、将来的に何を実現したいのかを、明確に言語化することが重要です。「絵が得意だから」「イラストを描いているから」だけでは不十分です。社会やクライアントが抱える課題をデザインを通じて解決したいという意欲や、自分ならではの強みを具体的に伝えられると、より説得力が高まります。

面接で評価されるポイント

面接の場では、自分の作品に込めたコンセプトや制作意図、使用したソフトウェアや技術的な工夫などを、わかりやすく説明する力が求められます。さらに、「なぜそのデザインがクライアントの目的に適しているのか」「課題をどのように分析し、どのような工夫や改善を行ったか」を論理的に語れると、企業から高い評価を得ることができます。

また、企業が求めている人物像や理念を理解したうえで回答を組み立てることも重要です。特に制作会社や広告代理店などでは、多様なクライアントや案件に柔軟に対応できる人材が求められます。面接では、自分のコミュニケーション能力やチームワークでの経験を具体的に伝えると、より好印象につながるでしょう。

グラフィックデザインの将来性

デジタル技術の進化にともなって、グラフィックデザイナーが活躍するフィールドはますます広がっています。企業や行政が発信する情報は年々増え、SNSやオンラインプラットフォームなど、多様なメディアで視覚的にコミュニケーションを取ることが日常的になりました。WebデザインやUI/UXデザイン、モーショングラフィックスなど、次々と新しい表現方法が登場し、従来の紙媒体だけではない新たなデザイン分野が次々と生まれています。

このような社会的な変化を背景に、グラフィックデザインのスキルを持った人材は今後も安定して求められるでしょう。一方で、デザインの需要が高まるにつれて競争も激しくなり、デザインツールの発達によって、アマチュアでも一定レベルの作品を作れる時代となっています。そのため、これからのデザイナーには単なる表面的な美しさだけでなく、より専門的で高度な知識や、マーケティングと連携した戦略を立てる力、ユーザーの心理を掴むためのリサーチ力など、総合的な能力が必要です。デザインを作るだけでなく、「なぜそのデザインが効果的なのか」を分析・改善し、課題を本質的に解決できる人材が求められているのです。

デジタルハリウッド大学の学びの特色

グラフィックデザインに興味があり、「将来的に本格的に学び、仕事にしていきたい」と考える方にとって、大学で体系的に学ぶという選択肢もあるでしょう。デジタルハリウッド大学は、デザインやデジタルコンテンツ、IT分野を専門的に学べることが大きな特徴です。従来の美術系大学の枠を超え、テクノロジーとクリエイティブを横断的に学べるカリキュラムを用意しているため、現代のニーズに合った実践的なスキルを身につけることが可能です。

カリキュラムの特徴

高校生や受験生のみなさんにとっては、「大学でどのようなスキルが身につくか」「自分が描く将来像にぴったり合った学びが得られるか」が大学選びの重要なポイントになるでしょう。デジタルハリウッド大学では、グラフィックデザインはもちろんのこと、映像制作や3DCG、プログラミング、さらにはAIなど、多岐にわたる分野を幅広く学ぶことができます。たとえば、グラフィックデザインをベースにしつつ、WebデザインやUI/UX、動画編集、デジタルマーケティングなどもあわせて学習することで、社会で求められる幅広いスキルを持ったクリエイターとして成長できます。

さらに、企業との共同プロジェクトやインターンシップなど、実際の業界に触れる機会が豊富にあることも大きな魅力です。現場で活躍するプロのデザイナーから直接指導を受けたり、最新のデザインソフトや機器を使って作品制作をしたりする経験を通じ、在学中から「実践力」をしっかり身につけることができます。こうしたリアルな経験は、就職活動においても他の大学生に比べて大きな強みとなります。

デジタルハリウッド大学では、主に2~3年生を対象にした「初展(ういてん)」という発表会が2020年から開催されています。基礎フェーズの授業を終えた学生が自分の作品を発表する機会を持つことで、4年次の卒業制作に向けたステップにもなっています。デザインベーシック、キャラクターデザイン演習、Webデザイン演習、タイポグラフィなど、実践的な授業で制作された課題作品が学内やオンラインで展示され、多くの人に作品を見てもらえる貴重なチャンスとなっています。

現役プロの教員陣

デジタルハリウッド大学のグラフィックデザイン分野では、以下のような経験豊かな教授陣が指導を行っています。現場での豊富な経験と実績を持つ教授陣から直接指導を受けることができ、学生は実践的な視点や最新のノウハウを身につけることができます。

木住野彰悟教授
株式会社6D-K 代表。企業や商品のビジュアルアイデンティティをメインに、ロゴやパッケージデザイン、空間におけるサインデザインなど幅広く手掛ける。2016年にD&ADの審査員、2017年からグッドデザイン賞の審査員を務める。近年の主な仕事に、「KIRIN Home Tap」、「KASHIYAMA」 AD・VI、「新宿北村写真機店」、「京都新風館」VI・サイン、「ロッテZERO」パッケージ、「小田急線路線図」デザイン、「小田急線登戸駅」ドラえもんサイン、「渋谷PARCO」サイン計画、2024年度「グッドデザイン賞」公式ビジュアルなど。

池田泰幸教授
印刷会社、デザイン事務所を経て、 1999年サン・アド入社。JAGDA会員。数々のブランディング、商品広告からプロダクトデザインまで、グラフィックデザインを軸に幅広く手掛ける。カンヌ国際広告祭メディアライオン・金賞、Asia Pacific Advertising Festival・Bronze、NYフェステイバル・ファイナリスト、読売広告大賞・部門最優秀賞、朝日広告賞、 毎日広告デザイン賞、交通広告グランプリなど。

中村泰清教授
東京藝術大学美術学部デザイン科卒業後、第16回日本国際美術展/TOKYO BIENNALEで東京都美術館京都市美術館にて作品展示。米国遊学、帰国後、デザイン会社での経験の後、株式会社KubotaC-CubeのMacWorldExpoブース環境デザインを担当。デジタルハリウッド株式会社3DCG講師(96-2003)東京工業大学世界文明センターメディアアート講師(06-2012)、文科省アニメ分科会デッサン能力養成ワークショップチーム副委員長等、人材の育成に注力している。

キャリアサポート

さらに、卒業後のキャリア支援が手厚い点も大きな魅力です。デジタル業界やクリエイティブ業界とのネットワークが充実しており、合同企業説明会や学内での選考会、ポートフォリオレビューなど、学生をサポートする体制が整っています。客観的な評価やフィードバックを受ける場があることで、自分の作品やスキルを客観視し、次のステップへとつなげやすくなるのです。

まとめ

グラフィックデザインという分野では、ソフトウェアを使いこなす技術だけでなく、人の心を動かすアイデアを生み出す企画力や、相手の意図を的確に理解するコミュニケーション力など、多彩なスキルが求められます。さらに近年では、WebやUI/UXデザイン、モーショングラフィックスといった新しい表現手法も次々と登場し、デザイナーの活躍の場はますます広がっています。

デジタルハリウッド大学では、こうした時代の変化を踏まえ、従来の美術教育の枠を超えて、デザインとテクノロジーを横断的に学べるカリキュラムを提供しています。基礎理論から実践的なプロジェクトまで幅広く経験できるほか、第一線で活躍する教授陣から最新のノウハウを直接学べることも大きな魅力です。企業連携プロジェクトやインターンシップ、学内展示会など、自分の実力を客観的に把握し、卒業後のキャリアにつなげられる環境も整っています。

「デザインを通じて自分の可能性を広げたい」「将来、クリエイティブ業界で活躍したい」と考える高校生や受験生にとって、デジタルハリウッド大学は、自分の強みを見つけ、伸ばしていける理想的な学びの場となるでしょう。

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