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【e-Sports部】日本開催のアジア大会2026で初の銅メダルを獲得。DHUから世界に挑んだeFootballプレイヤーに聞く。

貴田 英貢也(Tess)さん

2021年度入学

2026年9月23日に開催された「愛知・名古屋アジア競技大会」eFootball™にて、日本代表として銅メダルを獲得した貴田 英貢也さん(プレイヤーネーム:Tess)。

デジタルハリウッド大学(DHU)に通いながら競技活動を続け、e-Sportsが正式競技となって以来、日本初となるメダルを獲得しました。今大会の振り返りや進路の選択、そして卒業に向けて今後の目標などを聞きました。

eFootball選手として

大会を終えた今、銅メダルをどのように受け止めていますか?

試合に負けた直後は悔しさが大きく、試合のことしか考えられませんでした。ですが、実際に表彰台に上がった時に、しっかりと銅メダルを勝ち取ったことを実感できました。今の実力が銅メダルということですので、そこは真摯に受け止めつつ、まずはメダルを獲得することができて良かったと感じています。

日本代表として、日本開催のアジア大会で戦うことは、普段の大会と何が違いましたか?

ホーム戦ということもあり、観客のみなさんも海外の大会では味わえないくらい、日本代表を応援しに来てくださっている印象を受けました。海外で行われるeスポーツの大会はe-Sportsを好きな方が中心に観戦されていますが、今回のアジア競技大会に関しては「日本代表を応援したい」という、e-Sportsをあまり知らない方々まで応援してくださり、日本開催ならではの温かさを感じました。

今回の大会で、最も心に残っている場面を教えてください。

試合の場面になりますが、準決勝のイラン戦です。前半20分頃までに0-2と2点を先行された後、私が2-2まで追いついたシーンが最も印象に残っています。これまではそのまま負けてしまうことが多かったのですが、試合中に臨機応変に流れを変えられたこと、そして応援の力もあって一矢を報いることができました。結果的には負けてしまいましたが、自分自身の成長を感じられた場面だったと思います。

競技を知らない人でもわかるように教えていただきたいのですが、eFootballのトッププレイヤーの「すごさ」はどこに表れますか?

まず大前提として、ゲーム内に登場するサッカー選手に関する知識が必要です。トッププレイヤーになればなるほど「この選手はこういうプレーができる、できない」というような知識やデータをたくさん持っています。

その上でトッププレイヤーたちは、判断が非常に正確で、「サイドでボールを持ってスルーパスを出せば確実に1点取れる」といった局面を見逃しません。そうした知識と判断力の高さが違いを生んでいると思います。ゲーム内の選手によって細かい数値やスキルも異なるため、そのあたりも難しく、そして面白い部分です。

知識の部分では、私自身も高校3年生までサッカーをやっていたので、今でも海外サッカーなどはよく見るようにしています。私のように、リアルなサッカー経験者がeスポーツのプロ(プレイヤー)になっていくケースも多くあります。

強くなるために、普段はどんな練習をしていますか?

競技歴は6年ほどになりますが、最初の頃はとにかく試合数をこなす練習を中心に行っていました。一方で最近は、合宿などの決められた時間の中でトレーニングマッチを行った後、振り返りや分析を徹底しています。試合の録画をしっかり残し、考える時間を多く作るようにしています。また、今大会からコーチに同行していただいたのですが、第三者視点でアドバイスをもらうことも非常に大事な要素だと考えています。

DHUでの学び

デジタルハリウッド大学に入学した経緯を教えてください。

高校3年生で進路に悩んでいた時期に、ちょうど国体でe-Sportsが採用されるなどの動きがありました。e-Sportsに取り組みながら並行して通える大学が良いと考えていたところ、先生に教えていただき紹介してもらったのが入学のきっかけです。

競技活動を続けながら、大学で学ぶことを選んだのはなぜですか?

競技一本で進むことは考えていませんでした。単純に競技が好きで自分のやりたいことを続けつつ、大学にも通えたらいいなと思って選んだ道です。

高校生当時のご自身は、現在のように海外で試合をするような生活を想像していましたか?

まったく想像していませんでした。まさか日本を背負って戦うことになるとは考えてもいなかったので、自分でもとても驚いています。当時は「大会に楽しく出られればいいな」というくらいの気持ちでした。

ご両親の反応はいかがですか?

最近になって大会で結果を残せるようになってから、ようやく応援してくれるようになり、今では理解を示してくれています。自分の活動を温かく受け止めてくれている印象です。

今後について

今回の経験を経て、次に目指していることは?

大会を通じてさらに結果を残していきたいのはもちろんですが、e-Sports自体が世間的にはまだ十分な理解を得られていない部分もあると感じています。私やトップ選手がどんどんe-Sportsの魅力を伝えていかなければいけませんし、界隈全体をさらに盛り上げていきたいと思っています。

残りの大学生活についてのコメントをお願いします。

e-Sportsに打ち込んでも、人としての成長にはつながらないのではないかという思いがあります。大学もしっかり卒業してこそ、一人前のプロになれると考えています。それは自分自身の課題でもありますので、文武両道を目指してがんばっていきたいです。

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