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【留学体験記】NCAA(全米大学体育協会)のインターンシップで身についた自分の安全ゾーンから抜け出して行動する力。

都谷 伊織さん(2022年入学)

留学先:カリフォルニア州立大学ロングビーチ校(アメリカ)

留学を考えたきっかけ

もともと両親の仕事の都合でアメリカに住んでいた経験があり、いつかもう一度留学したいという思いがありました。そこで今回、アメリカへの留学を決意しました。英語力を向上させることに加えて、本場ハリウッドに近い環境で映像業界について学びたいという気持ちもありましたし、将来のキャリアや人脈づくりにつなげたいという思いもありました。

以前住んでいたのはアメリカの中西部だったので、西海岸にはあまり行ったことがありませんでした。せっかくなら西海岸ならではのカルチャーを肌で感じてみたいと思い、カリフォルニアを留学先に選びました。

また、アメリカの大学スポーツは、日本のプロスポーツに匹敵する、あるいはそれ以上の規模で運営されている大学も多くあります。そうした大学の多くがNCAA(全米大学体育協会)の1部リーグに所属しています。私が留学したCSULB(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)もNCAA1部リーグ所属校で、バレーボールは全米トップレベル、野球部もMLB(メジャーリーグベースボール)に多くの選手を輩出しているスポーツの名門校です。

そんな大学の雰囲気を実際に感じてみたいという思いがありましたし、将来的にスポーツ業界で働くためのコネクションや経験を積めるのではないかと考えていました。

アメリカの大学で学んだことで感じた主体性の力強さ

アメリカの大学では、授業や課外活動、生徒会など、あらゆる場面で学生が主体的に行動していると感じました。授業中も、グループワークの時だけでなく、疑問に思ったことや意見があれば学生が手を挙げて授業を止め、教授とコミュニケーションを取ることが日常的に行われています。

また、政治に対するデモ活動なども自主的に行われていて、自分の価値観や意見をしっかり発信する力や行動力があると感じました。

さらに、学内でのインターンシップの機会も豊富で、業界の最前線で活躍する人たちとのつながりを広げるチャンスが多い環境でした。

一方で、テストや課題の量は日本の大学とは比べものにならないほど多かったです。授業によっては毎週小テストがあり、その結果が成績に大きく影響します。そのため、「期末試験前だけ勉強する」というやり方は通用せず、常にインプットとアウトプットを繰り返しながら学ぶ必要がありました。

留学先で英語を学ぶメリット

課題や小テストが毎週のようにあり、さらにインターンやプライベートとの両立もしていたので、常に忙しく過ごしていました。授業選びでは、現地の学生が実際に履修した感想や授業評価を事前に調べ、自分が学びたい内容と授業内容にギャップが生まれないよう、できるだけ情報収集をすることを心掛けていました。

講義形式の授業でも学生は積極的に発言しますし、質疑応答も活発です。ディスカッションやグループワークの時間も多くあります。DHUでもグループワークを取り入れた授業があるため、留学前に想像していたほど大きなギャップはなく、むしろ自然に授業へ参加することができました。

海外留学の中で一番楽しかった思い出

一番充実していて楽しかったのは、大学スポーツチームでのインターンです。

もともとCSULBを選んだ理由の一つが、NCAA1部リーグ所属校だったことでした。もしかしたら何かしらの形でスポーツに関われるかもしれないと思っていたのですが、結果的に大学スポーツのマーケティング・広報チームのインターンとして活動することができました。野球部のチーム公式フォトグラファー兼SNS運用担当として働くことができたのは、本当にうれしかったですし、留学生活の中でも特に印象に残っています。

また、最初は不安だった寮生活も、周囲の人に恵まれたおかげでとても楽しく過ごすことができました。授業で仲良くなった現地の学生と旅行に行ったり、今でも連絡を取り合う友人ができたりと、かけがえのない経験になりました。

留学中に苦労した点

一番大変だったのは、やはり課題の多さです。

自分を成長させるために留学したはずなのに、時間をうまく使えていないのではないかと不安になることもありました。また、車がないと行動範囲が限られてしまうため、やりたいことがあってもすぐに行動できない場面もありました。

さらに、物価や生活費の高さにも苦労しました。日本食が恋しくなった時は、日系スーパーやアジア系スーパーで食材を買って自炊をしていました。

ただ、今振り返ると「お金を理由に諦めなければよかった」と思うこともあります。お金は後から稼ぐことができますが、経験や人とのつながりはその時にしか得られません。当時は金額面で迷ってしまい、挑戦しなかったこともありましたが、それは今でも少し後悔しています。

また、家族や日本の友人から離れ、精神的な支えが少ない時期でもありました。そのため、自分が無理をしすぎないようにスケジュール管理を意識していました。将来のための経験だと自分に言い聞かせながら、充実した毎日になるよう努力していました。

語学以外で身についたこと

留学を通して一番成長したのは、主体的に行動する力だと思います。英語力そのものだけでなく、コミュニケーション能力も大きく向上しました。また、細かいことを気にしすぎない考え方や、自分で目標を設定し、その目標を達成するために必要な行動を考える力も身についたと思います。インターンのポジションを獲得するために、自分のコンフォートゾーンから一歩踏み出す経験もしました。

以前は不安をネガティブなものとして捉えていましたが、今では「不安は成長のサイン」だと考えられるようになりました。留学を通して興味の幅も広がりましたし、ビジネスの場面で英語を実践的に使う経験も積むことができました。

留学を考えている人へ

留学を考えているのであれば、期間の長さに関係なく挑戦してみてほしいと思います。1週間でも、1か月でも、3か月でも、その経験には大きな価値があります。

もちろん、学費や生活費などで大変なこともあると思います。しかし、お金では買えない経験を大学生のうちにできることは、とても貴重なことだと思います。私自身は海外で暮らした経験があったため、大きなカルチャーショックはありませんでした。ただ、同じ大学に留学していた日本人学生の中には「毎日が新しい発見だった」と話している人もいました。

さまざまな文化や価値観に触れる経験は、帰国後も必ず自分の財産になります。留学には不安もあると思いますが、私はこれまで「留学して後悔した」という人に出会ったことがありません。

留学だからこそ経験できること、学べることは本当にたくさんあります。もしチャンスがあるなら、ぜひ挑戦してほしいです。

そして留学中は、苦しいことや大変なこともあると思います。それでも、「今、自分は日本ではできない経験をしている」「人生で二度とない時間を過ごしている」と考えることで、前向きに乗り越えられることもあると思います。

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