大好きなSF映画のような、未来の社会実現に携わりたい。
成林 幹太郎さん
2022年度入学
修徳高等学校出身
――成林さんはどのような高校生活を送っていましたか?
中学の文化祭でミュージカルをやって、歌うことが好きになったんです。中学時代は教室で歌の練習ができましたが、高校に上がってから自由に歌える場所がなくなってしまって。未経験でバドミントン部に入って部長を務めました。
でもやっぱり歌いたかった。とはいえカラオケに行くにしてもお金がかかるし、なら自分で歌う場所を作っちゃえ!と思って。それで、高校2年のときに自分で防音室を作りました。
――すごい!
仕組みや必要な素材などを調べた上で、学生向けの無料版CADを使って、設計も自分でやりました。制作日誌も作りながら、問題点と改善点を親に相談しつつ自分で考えて。
予算内で購入できて、2階にある自分の部屋に運べる重さの素材を探した結果、段ボールの内側に綿を入れたものを何枚も重ねて壁にすることで防音性能を上げようと考えました。
――作り方はどうやって学んだのですが?
CADの使い方と設計図の書き方はYouTubeを見て学びました。あとは「防音室 DIY」で検索してヒットしたブログを参考に。もともと『スター・ウォーズ』などのSF映画が大好きで、3DCGに興味があったこともきっかけだったかもしれません。
――なるほど。そこからDHUを受験するに至る経緯についても伺いたいです。
高校1年のときに3DCGを専門的に学べる学校に興味があると親に話したのですが、父親がそういう領域に少し詳しくて、だったらDHUがあるよと教えてくれました。夏のオープンキャンパスに行ってみたら、3DCG以外にも映像やモーションキャプチャーなど興味のあることがすべて学べることが分かって。やりたいことが全部できる大学はここしかない!と。
――成林さんはオータム・トライアウトで受験されましたが、入試はいかがでしたか?
面接当日は不安と緊張で手がすごく震えていました。実際のオンライン面接が始まるまで1〜2時間待つ時間があったんですが、親には「自分が出てくるまで部屋に絶対に入らないで!」と伝えて、身の周りを整えて、椅子に座って面接開始まで過ごしました。
でもいざ始まってみると、面接の10分間は本当に一瞬でした。自己PRで準備してきたことをしっかり伝えて、残りの時間は自分の大好きな映画の話。SFの世界は本当にすぐそこまで近づいてきているという話から、そういう未来に自分も関わりたいという想いを伝えました。
入試説明会でも聞いていた通り、面接が一番大事だと思っていました。自己分析を徹底的にやって自己PRを考えて、夏休み中に先生と面接練習をしたんです。友達にも聞きながら自分の強みを洗い出して、それを大学でどう活かすのか、将来やりたいことも含めて想いを伝えられるようにたくさん練習しましたのを覚えています。
――手ごたえがありましたか?
自信があるけど、ないって状態でした。後から反省点が見つかって、それを結構引きずってしまったんです。
合格発表は家に帰ってから服を着替えて確認しました。結果を確認するまでは怖かったですね。一次選考(面接)通過のときは、もうめっちゃ嬉しくて大声で叫びました。秋期講習後の最終合否を知ったときは心の底からほっとしました。親にも握手で感謝を伝えました。
――どんな大学生活を送りたいですか?
「全部が新世界」みたいな、やりたいことを全部やる大学生活にしたいです。オータム・トライアウト合格者の専用Slackで友達ができたので、みんなとさらに良い関係が築けたらと思っています。
Slack上で、いろんな人と趣味とかの話ができたらと思って新しいチャンネルの作成を提案したことがあるんです。そのおかげで、DHUには本当に多様な人がいると気づきました。自分の知らない音楽を好きな人がいたり、入学前の時点で3DCGやモーショングラフィックが得意な人がいたり。でも、みんな何かを作ろうとしているところは共通していて。こういう人たちと一緒に何かを作ったら、本当に今までの世界にないものができるんじゃないかと思っています。
――最後に、DHUを目指す受験生にメッセージをお願いします。
DHUは本当にやりたいことを、全部やらせてくれる大学です。教職員のみなさんも協力的ですし、自分の力を信じている多様な仲間ができると思います。
オータム・トライアウトでの受験を考えているなら、やっぱり面接がカギになると思うので、しっかり自己分析をして準備してほしいです。自己アピールの時間にどれだけ自分のことを魅力的に話せるか、どれだけ売り込めるかが大切です。ぜひたくさん考えて、練習してみてください!