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やりたい気持ちに正直に。 サークルやインターンの経験を糧にイベント業界へ。

三枝 ゆなさん

2020年度入学
日本大学豊山女子高等学校出身

ーー大学の付属高校に通っていたと伺いました。

周りの友達はそのままエスカレーターで進学する人も少なくなかったのですが、わたしは内部進学するのはちょっと違うなと思って。

ーーどうしてですか?

いろいろな人がいると思うけど、少しでも自分の興味のある分野を学びたいと思ったからです。

当時、大学は「大きな講堂でみんな一斉に講義を受けて、ひたすらノート取って」というイメージでした。でも私は自分で手を動かしながら、自分の興味のある分野について勉強したいと思っていて。それと昔からSF映画が大好きで、SFの世界を現実にしてみたい!という気持ちもありました。

ーーDHUを知ったきっかけは?

「変な名前の大学あるぞ」と父が教えてくれて、親子でオープンキャンパスに行ったのがきっかけです。いま思えば、父のほうがDHUで学べる分野に興味があっただけなんじゃないかと(笑)。

ーーオープンキャンパスでは何が印象に残っていますか?

衣川智弥先生の先端物理学(教養科目)という講義がもう最高で。衣川先生はブラックホールの研究家。物理学の視点から宇宙やSF映画の解説をする、というものでした。SF好きで高校の時に物理専攻だったわたしは、「もっと物理っておもしろいモノなのに授業になるとつまらない」と感じていたので、「わたしが求めている授業はこれだ!この先生と仲良くなりたい!」と思いました。

ーー受験は一般入試(A方式)でした。

高校の先生からも「指定校推薦で受験したら?」と言われてたんです。でも、それまで過去問やセンター問題を解いて試験対策を頑張ってきたし、人生経験として1 回くらい失敗してもいいと思って。英語・数学・国語の3科目で受けて、結果は補欠からの繰上げ合格でした。

ーー繰り上げ合格の電話がかかって来たときは?

率直にうれしかったです。入学の意思確認をされたので、泣きながら「行きます!」と。親にも相談せずに即答していました(苦笑)。

ーー実際にDHUに入学してどうですか?

「3DCGとVFX を学んでSFの世界を作るんだ!」と意気込んで入学したものの、1年次に受講したグラフィックの講義が楽しくって。わたしは「今やりたいこと」にフォーカスする性格なのですが、結果的に4年次の現在まで、グラフィック系の授業を中心に学んでいます。

メディアアートの分野にも興味があって、3年の夏休みには集中講義「メディアアート」(落合陽一特任教授)を受講しました。そこでは今までまったく触れてこなかったVRの作品に挑戦しました。

フィジカルな展示で自分の頭の中を表現したいと考えていたのですが、落合先生から一言「VR でやれば?」と言われて。Meta Quest2のGravity SketchとUnityを使ってなんとか作り上げました。

ーー勉強以外の活動はどのようなことをしていましたか?

アート作品を展示する「HAT.」という団体の代表と、「キャンパスPRプロジェクト」という大学の広報活動を行う学内インターンの活動をしていました。いずれの活動も授業だけでは得られない、たくさんのことを得られました。

ーーHAT.に入ったきっかけは?

コロナ禍で授業もオンラインで満足な学生生活が遅れていなかった1年次、学校のラウンジで偶然HAT.が展示を行っていたんです。特にやることもなかったのでなんとなく入ったのがきっかけでした。そこで HAT.を立ち上げた先輩に出会い、直感で「もうこの人についていこう!」と。先輩に呼ばれたら大学に行く、っていうのを徹底しているうちに、気づいたら展示のノウハウや技術がついていました。

ーーキャンパス PR プロジェクトでの活動についても教えてください。

特に印象に残っている活動が「オープンキャンパスの運営」です。

入学するまでは接客を「される側」だったわたしは、「する側」、つまり運営している人のことはあまり意識していなくて、スタッフをRPGゲームの村人みたいに思っていたんです。でも運営をしてみると、イベントの裏では本当にたくさんの人が関わって準備を進めていることを実感して。運営側=作る側の気持ちがわかるようになったのは大きかったです。

ーー大学でたくさんの経験をされている三枝さんですが、現時点で将来の夢や目標はありますか?

今はとにかく働きたいですね。他の人の話を聞いてばかりではなく、1度社会に出て、荒波にもまれてとにかくいろんな経験をしたいです。キャンパスPRプロジェクトやHAT.での活動を通してイベントが大好きになったので、イベント業界で働くのが目標です。

これはもう夢ではなく、絶対実現させたいことです!

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