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いまを生きる、ゲームクリエイターの卵。

イ ジュンソンさん

2020年度入学
韓国・セギョ高等学校出身

ーー中学・高校時代の話から伺ってもよいでしょうか?

過去のイジュンソンと現在のイジュンソンは別の人、といってもいいかもしれません。昔は、自分の人生には意味がないと思っていて、生きる理由を探していました。

転機は中学2年の時。もともとゲームが好きで、友達みんなでLeague Of Legendsなどをプレイしていたのですが、ふとした瞬間に「ゲームって、どうやって作ってるんだろう?」と思ったんです。そこでプログラミングに出会いました。

難しそうだなとは思ったんですけど、C言語の本を買って自分で勉強を始めました。いま思えば、プログラミングを通じて生きがいを探していたのかもしれません。

ーーでは、高校でもそういった専門的な勉強を?

いえ、高校はいわゆる普通科の学校で。学校ではPCを使えないから、頭の中でコードを組んで家に帰って実装する、みたいな日々でした。ご飯と寝る時間以外はずっとC言語といっしょでしたね(笑)。

ーーDHUに出会ったきっかけを教えてください。

プログラミングの勉強を進めるうちに、ゲームUIをどうデザインしよう、ゲーム自体の企画をどうしよう、BGMは何にしよう、みたいに、やりたいことがどんどん広がっていったんです。いろんな分野を学ぶことで共通点を探して、繋げて、組み合わせていくことの面白さに気づいたというか。でも、自分だけでやるのは難しそうだし。

そんな時、韓国であった日本留学フェアでDHUの説明を聞いて「ここなら実現できる!」と感じました。別の国公立大学の工学部にも合格したのですが、ひとつの専門を4年間続けるのは違うな、と。生活費は自分でバイトするからと親を説得して、DHUへ進学を決めました。

ーー入学直後に兵役に行かれて、2022年春から大学生活がスタートしましたが、DHUに1年通ってみていかがですか?

いろんな国や地域から学生が集まっているのがいいですね。これまで会う機会のなかった人たちと遊んだり、考え方の違う人と話せる。いっしょに授業の課題をやったりして、自分の考えを深めることができています。

ーーおすすめの授業を教えてください。

まずは「色彩論」です。使えるなと思ったのがコントラスト、つまり見やすくする技術。課題の量は多くて大変だったけど、これまで無意識でやっていたことを論理的に説明できるようになりました。

「日本語」の授業も満足しています。先生たちがみんな優しくて、留学生ひとりひとりに気をかけてくれるので。

ーーいま、どんな夢がありますか?

先ほどの話にも繋がりますが、自分は普段からデザインシンキングを無意識にやっているな、ということに入学してから気づきました。いまはUX(ユーザーエクスペリエンス)、他の人にどうやってわかりやすく伝えるかということに関心があります。

先日、日本人のデザイナーの方に紹介してもらって、クリエイターの交流会のようなものに参加させてもらったんです。そこで、現役で活躍しているゲーム開発者やプロジェクトマネージャーと出会うことができて、この道を頑張って進んでいこうと確信しました。

ーー日本に来て、心揺さぶられるような体験はありましたか?

先日、千葉の館山で行われたフルマラソンに参加したんです。高校時代は太ってて、100m走るのもやっとだったんですけど、日本に来るまでに20kgくらい痩せて。そこから5km、10kmと走れるようになって。家の前の道を走っていったらディズニーランドまで27kmくらいで、往復するとちょうどフルマラソンくらいの距離だったので練習して、本番に挑みました。

ーー「いま」を生きる男、ですね。

それ、いいですね。いまを生きる男、イジュンソン。使ってもいいですか?(笑)

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