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2度の挫折から掴んだ映像の道。死ぬまで撮り続けたい!

鈴木 健太さん

2020年度入学
銚子市立銚子高等学校出身

ーー現在は実写映像を専攻されていますが、入学前から制作活動を行っていたのですか?

クリエイティブなことは何もしていないですね。高校は普通の進学校だったので勉強と、テニスとバドミントンを部活で。あとは趣味でダンスをやってました。

小さい頃にTVでたまたまブルーノ・マーズのパフォーマンスを見て「かっけえ!」と。それで親に頼んでダンススクールに通わせてもらって。ヒップホップ、ロック、ハウスあたりは通りました。テニスとかって必ず相手が必要なんですけど、ダンスは自分と向き合うじゃないですか。そういうところが好きで夢中になれました。

ーーとはいえ進学校だと、周りもだんだんと受験モードになってきますよね。

小さい頃は漠然と、国公立大に行って教員になるのかな、くらいに思っていました。でもこのまま勉強を続けていくことに「これじゃない」感というか、ずっと引っかかりがあったんですよね。

そんな頃、高2の終わりだったかな、仲のいい友達にLife Is Tech!に誘われて参加したんです。5日間でゲーム制作ができるキャンプと呼ばれるイベントでした。最終日に発表と試遊があったのですが、自分が一生懸命つくったゲームを楽しそうに遊んでくれる子どもたちを見ていたら、「自分の作ったもので誰かを笑顔にできたらいいな」って思っちゃったんですよね。

Life Is Tech!の会場がたまたまDHUで、メンターもDHU生で、みんな楽しそうだったんです。そこからめちゃめちゃ大学のことを調べて。1学部1学科でいろんなことできるし、視野も広がりそうだし、自分もここ行きたいな、と。

ーー学校の先生や保護者の方の反応はどうでしたか。

どうやって親を説得するかしか考えてなかったです(苦笑)。父はゲームや映画好きだったので理解はあったのですが、母は「本当に大丈夫なの?」と。めちゃめちゃ話し合って、最終的には「やりたいことをやりなさい」と言ってもらえました。親には感謝しかないですね。

ーーAO入試(現在の総合型選抜)での受験でしたが、結果がなかなか出なかったと聞きました。

1度目に落ちた時は正直「マジか…」と思いました。Life Is Tech!もやっていたし、募集定員も多いので、このくらいで受かるだろうとタカをくくってたところもあったのかな。

不合格になって初めて、自分の作品を他人に見せるようになりました。ゲーム作品を提出していたのですが、難易度の選択ができなかったり背景が地味だったりといった問題点にアドバイスを通じて気づくことができて。作品をブラッシュアップして2度目の面接に挑みました。

ーーが、2度目も残念ながら不合格。

悔しいというよりはなんでだろう、みたいな感情でした。ただ思い返してみると、面接では用意した文章を暗記して読むだけで、3分間の自己PRも1分足らずで終わってしまっていた。学校の先生にちょっと模擬面接をしてもらっていただけだったので、単純に練習量が足りないことに気づきました。

ーーそして迎えた3度目の受験、合格を知った時はどんな気持ちでしたか。

ほっとしましたね。入試説明会に行ってスタッフの方に相談したり、志望理由書を読んでもらったり、がむしゃらに準備してきたことが結果につながってよかったです。

ーー入学してからはどうでしたか?

最初はゲーム・プログラミングや3DCGの授業を履修していました。ただ、PCに向かって地道な作業を続けることに「ちょっと向いてないかも?」と感じてしまって。

そんな時、1年の3Q(後期)の終わり頃だったかな、友達から「先輩の卒業制作で映画作ってて、人手が足りないんだけど来ない?」と声をかけてもらったんです。もともと映画も好きだったのもあって、興味本位で行ってみたら、これが面白くて。

映像って、撮ったらすぐに形になる。わかりやすくていいし、伝えやすい。そこから先輩たちに「現場連れてってください!」とお願いしたり、自主制作で同級生と一緒に映画を撮ったり、アイドルの撮影現場でカメラマンをやったり、映像配信の現場でPA(音響)をやったり。映像系にどんどんシフトチェンジしていった感じですね。

ーー大学生活もあと1年。卒業後のビジョンは?

まだ具体的には決まっていませんが、死ぬまで映像やっていたいですね。ゲームを学びたいと思って入学した自分が、1学部1学科のDHUにいるからこそ映像に出会えた。その出会いを大事にしながら、就職活動も映像系で進めようと思っています。

ーーお勧めの映画をひとつどうぞ!

「007」シリーズですね。映像はもちろんジェームズ・ボンドの英国紳士っぷり、仕事をやりぬく姿勢、すべてがカッコいいです。

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