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〈手塚プロダクション〉アニメの力で世界を変えられるプロデューサーに

ハ ユンソンさん

2022年度卒業
手塚プロダクション入社

映画→アニメ、学びたいことが変化して来日

——DHUに入学するまで、ハさんはどんな学生でしたか?

日本に来る前は韓国の大学で映画制作を専攻していました。特に興味があったのは社会問題を取り扱った映画で、たとえば格差社会をリアルに描いたポン・ジュノ監督の『パラサイト』のような作品が好きです。ほかには日本の映画もよく見ていて、『もののけ姫』や『エヴァンゲリオン』は僕にとって魅力的な作品でした。

実写と違ってアニメーションの場合だと、表現に限界がありません。アニメだからこそできる映像美や演出に惹かれていき、次第に実写映画からアニメへ興味が移りました。

アニメに携わる仕事といえばアニメーターかもしれませんが、監督、プロデューサー、脚本、演出、制作進行など関わり方はさまざまです。それらが学べるというDHUに進学して、どんなふうにアニメが作られていくのかを勉強していきました。

アニメの制作進行を学ぶために桑原ゼミへ

——4年間で履修した授業をいくつか教えてください。

1年生のときには絵コンテが描けるようになりたかったので「デッサン基礎」、ほかには映像制作演習基礎の授業を受けました。また作品の奥行きを深め、説得力のある物語にするために、2年次には「社会哲学」「ロジカルシンキング」など教養科目を学びました。

3年次にはゼミで短編アニメーション制作に関わり、このころから出版社や配給会社などの、インターンにも参加していました。3年生までに単位をほとんど修得していたので、4年次は就職活動がメインです。

——授業を選ぶポイントは?

基本的にはアニメ制作につながるかどうかです。もともとはアニメーターを目指していて、DHU入学当初から作画の練習は続けていたのですが、正直なところ技術的な問題があって…..。ただ、絵が描けなくても活躍できる場はたくさんあるので、プロデューサーや演出家へステップアップできる制作進行になることを、在学中に目指し始めました。

3年次から始まるゼミ活動では、『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』などを演出した桑原先生のゼミに所属しました。スケジュールやタスクの管理、打ち合わせなど、アニメーター(ゼミ生)をサポートする形で、グループ制作を行っていきました。

ゼミ活動によって、どうしたら円滑にプロジェクトが進むかが、社会に出る前につかめた気がしています。

アニメで、世の中に良い影響を与えたい

——就職活動について教えてください。

アニメーション制作会社のほとんどは中小企業で、大手企業でなければ求人サイトに掲載されていません。そのため、各企業の公式サイトで新卒枠を募集しているか調べて、52社に履歴書を送りました。その中から12社の面接を受けて、手塚プロダクションに入社することができたんです。

僕の場合は4年次が勝負だと分かっていたので、3年生までに単位をほぼ修得していました。もし就職活動に集中したいのであれば、大学の授業を履修できるのは3年間と考えても良いかもしれません。

——将来は、どんなクリエイターになりたいですか?

世の中に良い影響を与えるプロデューサーになりたいです。手塚プロダクションが掲げている企業ポリシーの中には、「相互理解」や「世界平和」というキーワードがあります。わたしはそのポリシーが自分の考えに近いと感じ、ここで働きたいと強く思いました。アニメの力で世界を変えられるプロデューサーになりたいです。

◆ハ ユンソンさんがメインで学んだ「アニメ 」領域の詳細はこちら◆

▼DHUのキャリアサポートについて
https://www.dhw.ac.jp/employment/

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