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〈株式会社乃村工藝社〉誰かの思い出に残る空間を設計したい

石井 万友奈さん

2022年度卒業
株式会社乃村工藝社入社

他大学の建築学科を卒業し、建築×デジタルの可能性を追求するためにデジタルハリウッド大学(DHU)に入学した石井さん。DHUで3DCGやメディアアートを学び、卒業後は空間の総合プロデュース企業である株式会社乃村工藝社に就職しました。石井さんがDHUで経験したことや、卒業後の進路をどのように決めたのかを話していただきました。

空間演出を学ぶためDHUへ

わたしはDHUに入学する以前、他大学で建築や都市計画について学んでいました。そこで学ぶうちに、建物自体というより、内部空間のデザインやプロジェクションマッピングに興味を持つようになったんです。卒業後の進路として、大学院か、建設会社への就職か、DHUという選択肢が自分の中にあり、デジタルの演出について学べるDHUを選びました。

落合 陽一先生の夏の集中講義で、1年次から展示会を経験

入学後は、プロジェクションマッピングのような空間演出をする際に役立つ、3DCGやアニメーションの授業を主に受講しました。たとえば小倉 以索先生の授業を中心に「VFX演習」や「3DCG演習」などを履修したり、「作画演習」のⅠ・Ⅱ・Ⅲを順番に受けたり。ほかにも1年次の夏休みのときには落合 陽一先生の集中講義「メディアアート」を受講しており、その授業が特に印象に残っています。この集中講義は期間が2週間しかなく、最初の1週間で落合先生が授業をし、残りの1週間で展示会の企画・作品制作・展示会の実施を完結させる超濃密な内容です。この期間で初めて、電子媒体(メディア)とアートを掛け合わせることの面白さを実感しました。

メディアアートゼミに所属し、定期的に展示会を開催

集中講義「メディアアート」では同級生だけでなく、DHUの先輩やデジタルハリウッド大学大学院の学生とも関わることができ、授業やゼミの選び方を教えていただきました。もともとは授業もゼミも、CGを専門とする先生のもとで学ぼうかと考えていましたが、皆さんと話しているうちに学びたいことが明確になってきて。気づいたのが「わたしは今後CGモデラーとして仕事をしていきたいのではなく、あくまで演出のひとつとしてCGを扱えるようになりたい」ということでした。そのため、CGに限らず幅広い空間演出方法について研究できそうな落合先生のメディアアートゼミを選択したんです。

ゼミは、毎週自分が作ってきたものをプレゼンし、落合先生からフィードバックをいただくのが基本的な活動内容でした。落合先生もメディアアーティストとして活動されているので、先生の作品の進捗状況も聞けたりして。先生と学生というよりは、作家同士という関係性で話してくれているようで貴重な時間になりました。またゼミ活動の一環として年に複数回展示会を開催するので、作品を発表できる機会が多かったこともありがたかったです。

落合 陽一先生の夏の集中講義で、1年次から展示会を経験

DHU卒業後は、商業施設やイベントなどの空間をプロデュースする乃村工藝社に入社しました。OB訪問をして、空間デザインや設計、施工、企画運営などができる会社だということが分かり、自分がチャレンジしたいことと合致していたため選考を受けたんです。面接では、ゼミで展覧会を主催したことや作品を制作してきたことを話し、具体的に自己PRができたと思っています。無事内定をいただき入社できたので、自分の経験を生かしながら楽しく仕事をしていきたいです。

誰かの思い出に残る空間を設計したい

今後は、東京スカイツリーや東京ゲームショウなど、多くの方が利用する施設の空間演出に携わることになります。小さなお子さんや学生、社会人など施設に来場してくれた方々が楽しかったと思える。その場所に来たことが、思い出に残るような空間を設計できるように頑張りたいです。また今まで学んできたCGについては、仕事の現場で活用できるかはわかりませんが、いつか来る日のために、趣味のひとつとして続けていけたらと思っています。

◆石井 万友奈さんがメインで学んだ「メディアアート 」領域の詳細はこちら◆

▼DHUのキャリアサポートについて
https://www.dhw.ac.jp/employment/

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