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クリエイティブとは?DHUが考えるAI時代における創造力の重要性

日常的に使うことも多い「クリエイティブ」という言葉。なんとなく感覚的には意味を知っていても、その本質的な理解を深める機会は少ないかもしれません。そもそも、ChatGPTのような多様なニーズに対応できる高度な生成AIツールが一般的に活用されるようになった今日、果たして人間のクリエイティビティは必要なのでしょうか?

この記事では「創作活動に興味がある」「デザイナーやプログラマーなど、デジタルスキルで手に職をつけたい」と考えている受験生に向けて、そもそもクリエイティブとは何なのかを考えながら、AI時代における創造力を身につけるためにはどうするべきかを考えていきます。

<目次>

1. クリエイティブとは?

クリエイティブとは、一言で表すと「創造力」です。想像力に富んだ新しいアイデアを、現実のものにすることを意味します。誰かの真似や模倣ではなく、他にはない発想で何かのアウトプットが生み出された時、私たちは「クリエイティブだ」と感じます。

クリエイティブには、「考えること」と「生み出すこと」の2つのプロセスがあります。もちろん独創的なアイデアは不可欠ですが、それだけではクリエイティブとは言えません。たとえば言葉・グラフィック・映像・音楽・ファッション・製品・サービス・ビジネスなど、さまざまな形で実際のアウトプットとして具現化する過程に到達して初めて成立します。

またクリエイティブであることは、0から1を創造するだけでなく、1から10を生み出すことでもあります。一見無関係に思えるような現象や要素を結びつけ、新しい解決策を生み出す能力が問われます。

それは特別な才能ではなく、自分の中にある知識などの断片を新しい方法で組み合わせる力さえ身につければ、誰もが習得できるスキルと言えるのです。

2. クリエイティブであることが求められる背景

近年、日本の教育やビジネスの場面において「クリエイティブシンキング」や「自ら考え表現できる力」が重要視されるようになりました。なぜクリエイティビティがより強く求められるようになったのか、その背景について説明します。

テクノロジーの進化による劇的な社会変化

21世紀になって20年以上経った今、地球は高速なデジタルネットワークとコンピュータによって覆い尽くされています。インターネットを介したデジタルコミュニケーションがまるで空気のように、人が生きる上で欠かせない環境となりました。

この10年ほどで急成長した世界のICT企業を見ても、この劇的な変化を見据えて新しい価値を生み出したクリエイティブな人こそが成功できるということがわかるでしょう。

しかしその現実から目を逸らすように、20世紀の世界観のまま受け身で働き続けている人も多いというのが現状です。かつて1992年までの数年間に「世界競争力ランキング」で首位にいた日本は、残念ながら年々その存在感を失い、2024年度は過去最低の35位となってしまいました。

さまざまな理由が挙げられますが、日本のビジネス環境は、イノベーションの促進や新しいビジネスモデルの導入において遅れをとっている、とされています。特にスタートアップ企業の育成やデジタル化の進展に関して、他国に比べて劣っていることが指摘されています。

こうした現状では、以前に重視された「真面目さ・勤勉さ」よりも、「新しい価値を生み出す力」、つまりクリエイティビティが求められるのは必然といえるでしょう。

グローバル時代におけるクリエイティビティの可能性

20世紀から21世紀にかけての社会的な変化により、私たちはデジタルコミュニケーションを介して全世界の人々に深く影響を与えることが可能な時代となりました。これはピンチのように見えて、実は「あるべき世界」を自ら構築できるチャンスなのです。

デジタルハリウッド大学創設者である杉山知之学長は、次のように語っています。「個人のクリエイティビティがデジタルコミュニケーションを使いこなすとき、ヴァーチャルとリアルの世界の区別は無くなり、魔法のような事を起こすことができるようになる。その力を得るための様々な学びとプロジェクトが用意されているプラットフォームが、デジタルハリウッド大学である。人類が手に入れたデジタルという新たな力で人々の幸せをアップデートするのは皆さんの世代だ。

この新しい社会環境に基本的には誰もが自由にアクセスできるのであれば、問われるのは個人のクリエイティビティです。一人のアイデアが大げさでなく世界を変えていく。そんな時代を既に迎えているのです。

3. クリエイティブな人の特徴

クリエイティブな人、とはどんな人物でしょうか?あえて定義づけるのであれば、3つの特徴が挙げられるでしょう。

好奇心が旺盛

クリエイティブな人は、常に新しい情報や経験に対して興味を持っています。彼らは質問を投げかけ、自分の知らないことを探求し続けます。この好奇心が、社会に新しいアイディアや視点を提供し、創造性を高める要因となります。

リスクを恐れない

クリエイティブな人は、失敗を恐れず、実験や挑戦を積極的に行います。彼らは新しいアイディアを試すことに躊躇せず、失敗を学びの機会と捉えます。この姿勢が、新しい発見や革新的な解決策を生む原動力となります。

柔軟な思考

クリエイティブな人は、問題や状況を多角的に見ることができ、固定観念にとらわれません。彼らは異なる視点を統合し、新しいアプローチや解決策を見つける能力に長けています。この柔軟な思考が、独創的なアイディアの創出に繋がります。

これらの特徴が組み合わさることで、クリエイティブな人は常に新しいものを生み出し、イノベーションを推進する力となります。

4. クリエイティビティを身につけるには?

クリエイティビティを身につけるには、「考えること」と「生み出すこと」という2つの過程それぞれにおける学びと実践が必要です。

「考えること」という過程においては、まず発想の源として多くの知識を得ることが重要です。歴史、文化、自然科学、宗教、法律など、表現につなげるための「知の引き出し」は、数多く持っているに越したことはありません。

そして、得た知識を組み合わせたりアレンジしたりしながらアイデアへと昇華していきます。ひたすらインプットするだけでなくアウトプットも行いながら、身近な課題を解決するためのアイデアを企画するクセをつけましょう。他者からのフィードバックを受けながらアイデアをブラッシュアップしていくと、企画力を磨き上げることができます。

「生み出すこと」の過程においては、実践的なスキルが必要です。PCとソフトを使用してグラフィックや映像を制作するノウハウや、Webの仕組みを理解してプログラミングを行うスキルを学ぶことで、アイデアを実際の作品として具現化することができます。

どのような手法を通じて具現化するのが向いているのかは、実際にやってみないとわからないという側面があります。そのため「ゲームを作りたい」「アニメを作りたい」など未経験のうちに分野を限定するのではなく、あらゆる分野に触れながら幅広くスキルを身につけていくことがまずは重要であると考えます。

5. デジタルハリウッド大学でクリエイティビティを養う

デジタルハリウッド大学では、クリエイティプな発想やスキルを高めるための総合的な学びを経験できます。

最大の特徴は、デジタルコミュニケーションを横断して学べるカリキュラムです。一般的な学校ではCG・映像・グラフィックなどの専門に分かれて学習を進めることが多いですが、デジタルハリウッド大学ではこれらの分野を横断的に学ぶことでクリエイティビティの本質に迫ります。

まず、1年次からIllustratorやPhotoshopの使い方などの基礎スキルを習得します。その上で多様なデジタルコンテンツ(3DCG、ゲーム・プログラミング、映像、グラフィック、アニメ、Webデザイン、メディアアート等)に触れ、同時にビジネスや企画の知見も養いながら、自らの専門性を追求していきます。

また本学では、教養科目(歴史、文化、宗教、社会学、自然科学など)も充実しています。いずれの授業も授業は8回完結と短く、各ジャンルの面白い部分にフォーカスしているので、幅広い知識を得ることができます。このことがデジタルスキルと組み合わされることで、豊かな創造力が育まれるのです。

6. まとめ

テクノロジーの発展により、未来はますます不確実で予測不能になりました。これからの未来を自分らしく生き抜いていくには、デジタルを使いこなして一人ひとりが自らのクリエイティビティを最大限に発揮することが必要です。

そのために何をするべきなのか?この記事が受験生のみなさんのモチベーションやアイディアの源泉となり、自分自身が何をしたいのかを考えるきっかけになれば嬉しいです。

デジタルハリウッド大学の学びの特色

カリキュラム

企画経営やマーケティング、広告、広報・PR等を学び新たなコンテンツビジネスを創出する

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