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動画編集を仕事にするには?仕事内容やなり方、年収などについて解説

YouTubeなどのSNSの浸透とツールの進化により、誰でも簡単に動画を編集して公開できるようになりました。とはいえプロとして動画編集を仕事にするということにはまだ想像がつかない方も多いと思います。ここでは動画編集を仕事にするために知るべき基本的な情報をまとめて紹介します。

<目次>

1. 動画編集の仕事内容

動画編集の仕事は、撮影した映像などの素材をパソコン上でつなぎ合わせたり加工したりしながら適切な形で編集していくことです。テレビCM、YouTubeに掲載するプロモーションビデオ、またInstagramやFacebookに掲載する広告動画など、さまざまな形のアウトプットがあります。

関連リンク:https://www.dhw.ac.jp/now/list/howtobe/movie-howtobe/

具体的な仕事の進め方

最初の作業は、どのような動画を作りたいのか企画や構成を考案することです。依頼主のニーズや困りごとをヒアリングをして最終的なゴールをすり合わせながら、アイディアを出していきます。企画と構成がまとまったら、映像素材をカットして必要な部分をつなぎ合わせます。動画の目的やコンセプトに合うように、長さや順番を調整しながらざっくりと編集していきます。

次に、BGMやテキストなどの素材を必要に応じて追加します。音楽のタイミング、デザインやレイアウトに配慮しながら、より効果的にメッセージを伝えられるように動画を加工していきます。さらにビジュアルやサウンドのエフェクトをかけるなどして、動画を魅力的に仕上げます。そしてレンダリング(一つのデータとして処理すること)を行い、依頼主に確認と納品をすれば完了です

2. 動画編集を仕事にするメリットは?

動画編集を仕事にするメリットは、まず自分のペースで仕事がしやすいということです。個人で作業する時間が多いので、比較的時間の融通が効きます。もちろん依頼主との打ち合わせや納期などの決められた予定もありますが、作業工程においては自分でスケジュールを組めたり、働き方によっては場所を選ばず好きなところで仕事に取り組めるので、マイペースに働きたい人にとっては魅力的な仕事です。

また得られるスキルの幅が大きいこともメリットです。動画編集のノウハウはもちろん、グラフィックデザイン、企画構成力、シナリオライティング、音楽への知見など、複合的なスキルが求められるので、他の仕事にも応用できる多くの力を身につけることができます。

3. 動画編集を仕事にするデメリットは?

動画編集を仕事にするデメリットは、メリットの裏返しになりますが、自分一人で解決すべき課題やタスクが多いことです。基本的には個人作業でマイペースに働ける反面、体調を崩した時に仲間の助けを得にくいといったリスクが考えられ、自己管理能力が問われます。

また雇用形態や給与の面でも、初心者のうちは安定しづらい可能性があります。スキルと実績を持つクリエイターに需要が集中するため、作業量の割に十分な報酬を得られないなど収入面での課題に直面することもあるでしょう。そのためまずは副業として動画編集に挑戦し、スキルと経験を積んだ後にフリーランスとして独立する方も少なくありません。

4. 動画編集の仕事に向いている人の特徴は?

動画編集の仕事に向いている人の特徴は、まず作品づくりに没頭するのが好きな人です。動画に限らず、音楽やアート、歴史、文化など様々な分野に幅広く興味を持ち、自らの感性で作品へと昇華していくことを楽しいと感じられる人は、動画編集を楽しむことができるでしょう。

また細々とした地道な作業が苦にならないことも一つです。動画編集はパソコンの前で0.1秒のずれを調整していくような緻密な工程が多くあります。そういった作業も問題なく、むしろ好きだと感じる人は動画編集に適正があると思います。

最後に、自己管理能力が重要です。納期に決して遅れないよう計画を立てて作業を進める力、限られた予算を調整して依頼主のニーズに最大限応える力が、動画編集を仕事にする上では欠かせません。

5. 動画編集者の年収は?

「求人ボックス 給与ナビ」によると、動画編集者の正社員の平均年収は424万円です。アルバイト・パートの平均時給は994円と、全体的に見てやや低い傾向にあります。ただし給料分布が314万〜832万と幅が広く、勤務先やスキルによって大きな差があることが見受けられます。求められるスキルやセンスを発揮して、優れた作品を生み出すことができる動画編集者には多くの依頼が集まり、収入面でも期待ができるでしょう。

雇用形態は?

正社員

動画編集者としての正社員の雇用形態では、会社員として雇われます。定期的な給与や福利厚生、社会保険などのメリットがありますが、編集業務だけでなく他の業務も担当することもあります。

派遣社員・契約社員

派遣社員や契約社員として働く場合、短期間のプロジェクトに参加することが多いです。プロジェクトの期間が決まっており、給与や待遇面が一定期間で変動することがあります。

アルバイト

時間帯や日数に制約がありますが、学生や副業として始めるにはおすすめの雇用形態がアルバイトです。経験を積みながらスキルアップすることができます。

業務委託

業務委託として動画編集の仕事を受ける場合は、自分でクライアントを探し、仕事を受注します。受注した仕事の納期やクオリティに責任を持ちながら、自分の時間を自由に使いたい方に向いています。

6. 動画編集を仕事にするには?

動画編集を仕事にするには、大きく分けて動画制作会社などの企業に就職する道と、クリエイターとして独立する道が考えられます。前者においては、就職活動を通じて企業に入る方もいれば、アルバイトなどで参画したのちに実績が認められて社員になる方もいます。

いずれにおいても資格は必要なく、学歴もさほど影響しませんが、とにかくご自身のスキルやオリジナリティをポートフォリオ(作品集)を通じて証明することが重要です。

それを証明するためには、動画編集ソフトの使い方をマスターするだけでは足りません。多様な人々との出会いを通じてコミュニケーション能力を高めていくとともに、文化や歴史などの幅広い教養を総合的に学ぶことで創造性を育むことが大切です。

動画編集に求められるスキル

まずは動画編集ソフトを使いこなせることが必須です。代表的なソフトであるAdobe Premiere Pro もしくは Final Cut Proに加えて、画像加工ソフトのAdobe Illustrator, Photoshopは最低限マスターしましょう。これらを活用して、動画のカット、テロップ、画像、BGMの挿入、色調補正、サムネイル作成などが問題なくできることが求められます。

そして、ディレクションスキルも重要です。依頼主のニーズを汲み取りそれを具現化するために、予算やスケジュールなどの様々な調整を行い、最終的に作品として仕上げていくマネジメント力が求められます。個人作業が多い仕事とはいえ、依頼主の抱える課題を解決してこそ優れた動画編集者と言えます。ディレクションを含むコミュニケーション能力が欠かせません。

動画編集者が必要なアイテム

動画編集者に必要なアイテムは、パソコンと動画編集ソフトです。動画編集ソフトを利用するにはパソコン側に相応のスペックが必要となります。メモリ容量、ストレージ容量、GPUの性能、ディスプレイのサイズと解像度など、様々な要素を検討してご準備ください。

動画編集ソフトは無料から高価なものまで様々なものがあり下記に代表的なものを紹介します。一定期間は無料で体験できるものも多いので、ぜひ複数のソフトを比較して検討してみてください。

7. 動画編集におすすめなソフト7選

<Windows/Mac向け>

Adobe Premiere Pro

Adobe社から提供されるプロ仕様の動画編集ソフトです。動画編集に必要な機能は全て揃っている高機能なソフトでありながら、初心者にもわかりやすい操作性で最も人気のソフトの一つです。同じくAdobe社製品であるPhotoshopやAfter Effectsとの連携がスムーズで、それらと組み合わせてより魅力的な動画作品へと仕上げることができます。Adobe Creative Cloudにサブスクリプション方式で契約することでその他のAdobeソフトと一緒に使用することが可能です。
-Adobe Premiere Pro

Adobe After Effects

文字や図形を動かしたり特殊効果を足したりできる映像加工ソフトで、プロから初心者まで幅広く活用されています。PhotoshopやPremiere Proとの連携もスムーズで、Adobe Creative Cloudに加入することで全てのソフトを使用することができます。Premiere Proと同様に広く普及しているためにチュートリアルやプラグインも豊富で活用しやすいことがメリットです。
-Adobe After Effects

Filmora

Wondershare社が開発した「動画編集はもっとシンプルでいい。」というキャッチフレーズの動画編集ソフトです。豊富なテンプレートやわかりやすいインターフェースを活用して、初心者でも簡単におしゃれな映像を作ることができます。仕事として動画編集を行うには十分ではありませんが、まずは最初の段階としてYouTubeに動画をアップしてみたいという方には使いやすいソフトです。
-Filmora

Davinci Resolve

合映像機器メーカーBlackmagic Design社より提供されているプロ向けの動画編集ソフトです。カラー補正などプロレベルの調整ができ、Adobeソフトとの連携もスムーズな点が支持される理由です。初心者には少し難解なソフトですが、機能が縮小された無料版をダウンロードすることも可能ですので、より本格的に動画編集を行いたいという中級者以上の方はぜひ試してみてください。
-Davinci Resolve

<Mac向け>

Final Cut Pro

Final Cut Proは、Adobe Premiere Proと同じくプロ仕様で初心者にも操作しやすい人気の動画編集ソフトです。動画編集に必要な機能は基本的に揃っており、動画編集が初めての方でもわかりやすい点に定評があります。なおMac向けのソフトで、Windowsの方は使用できません。サブスクリプションではなく買い切ることができるので、長く使用する場合にコストを抑えることが可能です。
-Final Cut Pro

Apple Motion

Appleが提供するモーション・グラフィックス・デジタル合成ソフトです。簡単なアニメーションから、エフェクトを伴う複雑なモーショングラフィックスまで、幅広いジャンルの映像を作成できます。MacでFinal Cut Proを使用している方はスムーズな連携を通じて効果的に活用できるでしょう。また価格も比較的安価で入手可能です。
-Apple Motion

iMovie

iMovieは、Apple社が提供するiOS専用の映像編集ソフトで、何といっても無料で使用できることが特徴です。Final Cut Proと比べるとプロ向けの細かい設定などを行うことは難しいものの、動画編集に必要な最低限の機能は備わっているので、初めて動画編集を体験してみたいという方におすすめです。iPhoneやiPad用でもアプリ利用ができ、パソコン初心者の方でも気軽に挑戦できます。
-iMovie

8. 未経験でも動画編集の仕事はできる?

基本的な動画編集スキルが必要

未経験でも動画編集の仕事をするには、基本的な動画編集ソフトの使い方や技術が必要です。カットやトリミング、エフェクトの追加などの操作方法をマスターしましょう。

一定レベルのクオリティが必須

動画編集の仕事では、クオリティの高い動画を作ることが求められます。視聴者にとってわかりやすい編集や映像表現力が必要です。独自のセンスやアイデアを取り入れて、魅力的な動画を作りましょう。

雇用形態を把握する

雇用形態によって仕事のスタイルや収入に違いがあります。自分に合った雇用形態を選び、将来のキャリアプランに合わせて動画編集の仕事を始めましょう。

未経験でも就業可能な求人の見つけ方

未経験でも就業可能な動画編集の求人を見つけるには、インターネットの求人サイトや専門の求人サービスを活用しましょう。効率的に求人情報を収集し、応募していきましょう。

9. まとめ

誰でも自由に動画を公開できる今、動画編集者が必要とされる場面は多く、それを仕事にすること自体は難しいことではありません。初心者でも操作できる優秀なソフトも続々と登場しており、言ってみれば誰でも動画編集者になれる時代です。だからこそ、自分自身のスキルとオリジナリティを磨くことが重要です。まずはパソコンとソフトの環境を整えて試行錯誤を繰り返しながら、自分らしい作品づくりに取り組んでみてください。

デジタルハリウッド大学の学びの特色

企画から実写撮影、デジタル編集、映像ビジネスまでを幅広く修得

デジタルハリウッド大学では、動画編集に必要なスキルを幅広く学ぶことができます。映像の企画から実写撮影、デジタル編集、映像ビジネスまでを一通り修得することで、プロの動画編集者を目指すことができます。

映像表現のプロフェッショナルを目指す

デジタルハリウッド大学では、映像表現のプロフェッショナルを目指すためのカリキュラムや環境が整っています。最新の機材やソフトウェアを活用しながら、創造力や技術力を磨きましょう。

企画から実写撮影、デジタル編集、映像ビジネスまでを幅広く修得

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