クリエイター職種一覧!業界別に仕事内容や年収を詳しく解説!

世の中にないものを作り出す「クリエイター」という職業。華やかなイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか? 一方、ひとことで「クリエイター」といってもその業種は幅は広く、具体的な仕事の内容は分かりづらいことも。クリエイターにはどのような職業があるのか? また、クリエイターになるためのデザインやプログラミングの技術は独学でも身につけられるのか? など、クリエイターの仕事について詳細にご紹介します。
<目次>
1. クリエイターは種類が多い!仕事内容と必要なスキルを業界別に紹介
クリエイターは「自身の持つスキルや能力をかたちにし、価値として提供できる人」です。具体的にはどのような業種があるのでしょうか? デジタルハリウッド大学 (DHU) で学べる分野から、業界別に見てみましょう。
Webクリエイター・Webデザイナー
WebサイトやWebコンテンツの制作に関わる仕事です。言葉に厳密な定義はありませんが、制作に関する作業全般を手がける人は「Webクリエイター」、デザインやコーディングなどの見た目に関わる部分に特化して手がける人は「Webデザイナー」と呼ばれることが多い様子。
デザインに関する知識やデザイン系ソフトウェアの取り扱い、HTMLやCSSといったコーディングやプログラミングのスキルが必要です。DHUでは、一般的なサイト構築の技法だけでなく、動画や音楽、ゲームなどを盛り込んだ新しいWeb表現や、Webサービスをビジネスにつなぐ知識も身につけることができます。
CGデザイナー
CGはコンピューター・グラフィックスの略で、コンピューターを使って描かれた画像や映像のこと。CGデザイナーは、専用のソフトを使って2次元または3次元のCGを制作する仕事です。CGはゲームやアニメ、映画だけでなく、医療やプロダクトデザインの分野でも活用されています。
CGデザイナーには、デッサンスキルのほか、専用ソフトウェアを扱うスキルも必要。DHUでは、特に3DCG・VFXの分野に注力。DHUでは、特に3DCG・VFXの分野に注力。粘土などで立体像をつくる「立体模刻」や「美術解剖学」、「デッサン」といった科目で優れた立体感覚を養いつつ、世界トップシェアのソフトを使って3DCGの最新技術を学びます。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、広告やポスター、商品パッケージなどに用いられるグラフィックのデザインを行う仕事です。近年では、紙媒体だけではなく、webや映像に至るまで幅広い分野に活躍の場が広がっています。
構図やレイアウト、色彩、フォントといったデザインの基礎知識に加え、グラフィックを描き出すためのソフトウェアを扱うスキルも必要です。さらに、クライアントの要望を正確に理解した上で、ターゲット層の目を引き、その心に訴えるデザインへと変換できるスキルも重要。DHUでは発想や表現、デザインの基礎から、プロのデザイナーに求められる表現力までを学びます。
ゲームクリエイター
ゲームクリエイターは、ゲームソフトやゲームアプリの制作に携わる人の総称です。現代のゲームは複雑化しているため、さまざまな役割に特化した専門家で作業を分担してひとつのゲームを作りあげています。例えば、企画、シナリオライター、デザイナー、サウンドクリエイター、プログラマーなど。
ゲーム開発にはプログラミングの知識が欠かせませんが、DHUでは、ゲーム業界の第一線で活躍する現役エンジニアである教員からゲーム開発の最先端を学ぶことができます。さらに、3DCGやWebなどの他領域も同時に学ぶことで、さまざまな技術が融合したコンテンツを作りあげる力も養うこともできます。
映像クリエイター
映像クリエイターは、映像作品の制作に関わる職業の総称。映画、テレビといった従来のメディアから、Webやモバイルまで、幅広い領域で活動します。また、その仕事も、企画から撮影、編集、CG合成と多岐にわたり、それぞれを専門的に担当する場合もあれば、すべてをひとりで担当して発表していく場合もあるでしょう。
それぞれの工程で専門的なスキルが必要ですが、DHUでは、映像制作の基盤となる理論や知識を身につけた後に、実際の作品制作を通し、企画、撮影、編集まで、映像制作の流れを実践的に学ぶことができます。プロ用の撮影機材や設備を使用して思う存分制作に打ち込める環境が整っているのも特徴です。
エンジニア
ECサイトやWebサイトの設計・開発を行うwebエンジニアは、大きく2つに分類されます。1つは「フロントエンドエンジニア」。ユーザーから見える表示やブラウザ上の操作体験など、ブラウザ部分の開発を行う職種です。もう1つは「バックエンドエンジニア」。サーバサイドのシステム構築やデータベースの構築など、Webサイトを利用するユーザーからは見えない部分の開発を行います。
Webエンジニアに求められるのは、プログラミングやコーディングのスキル、バリエーション豊かなサイトの構築手法が身につきます。
2. クリエイターの年収は?
「クリエイター」の年収は、職種や経験、実績によって大きく異なるようです。専門的な知識が必要な職種で会社勤めの場合、一般的な会社員の平均年収より好待遇である場合が多いようです。一方、フリーランスであれば実力次第で年収1,000万円超も可能と言われています。
3. クリエイティブな仕事に向いている人の特徴は?
「つくること」が好きな人
「つくること」が好きというのは最大の適正でしょう。もちろん、好きだというだけで良い作品ができるわけではありません。ただ、さまざまなモノやコンテンツを世の中に送り出すためには膨大な労力がかかり、コツコツと地道に頑張る辛抱強さが必要な場合もあります。こうしたときにも制作対象に興味を持って作り続けられることが必要です。つくることが好きで興味を持ち続けられるのは大きな強みです。
表現能力のある人
クリエイティブな仕事では、自分の頭の中にあるアイディアや考えを形にしていく表現能力が必要です。また、制作したものをターゲットに届けていくために、ターゲットに刺さるように表現できる力が重要。
こうした能力は「センス」ともいえますが、色彩感覚や平面構成などの学習を通じて身につけていくことができるでしょう。また、クライアントから得た情報を取捨選択し、伝えたい内容をすっきりとまとめる情報処理能力も表現の重要な要素の1つです。
論理的な思考ができる人
クリエイターの仕事は「感性」の世界のようにも捉えられますが、実は論理的な思考ができることは大きな強みです。クリエイターの仕事の多くはクライアントのいる仕事。そのクライアントが何を望んでいるのかを解釈し、それを、ターゲットに届くようカタチにしていく必要があるからです。クライアント側とターゲット側、それぞれが何を望んでいるのかを理性的かつ客観的な視点で捉え、提案を構築できる力は大きな強みになるでしょう。
4. 未経験でもできる?
クリエイティブな仕事に就くにはどうしたらよいのでしょうか?未経験からでもクリエイターになるためのスキルを身につける方法をご紹介します。
大学で学ぶ
クリエイターの中でも、制作全般を統括するディレクターやプロデューサーのような仕事に就きたい場合は、大学で学ぶのがおすすめ。基礎的な技術の習熟から、制作全体の流れまでを通して学ぶことができます。専門的な教科だけではなく教養も幅広く学べるので、制作の幅も広がるでしょう。制作の技術だけではなく、クリエイティブをビジネスとどうつなげるかなど、クリエイティブを一段高い視座から学べるのも大学ならでは。特定分野の「スペシャリスト」も、現場を統括する「ジェネラリスト」のどちらも視野に入れて学べるので、4年間をかけてじっくり自身の適性を見極めることができるのではないでしょうか。
専門学校で学ぶ
専門学校は、制作のための技術を最短で身につけたい方や、特定分野のスペシャリストを目指したい方におすすめです。クリエイティブを仕事にするためのスキルを2-3年で効率的に習得でき、就職後にも即戦力となれるでしょう。就職先とのコネクションが強い場合も多く、働きたい分野・職種が決まっている方にとっては、就職に有利に働くかもしれません。
働きながら学ぶこともできるので、現在の仕事を続けながらクリエイターへの転職を目指すこともできます。仕事と勉強が両立できれば、本人にとっても自信につながり、企業の採用面談でも評価されるでしょう。専門学校ごとに特色が有るので、自身のなりたい将来像にあわせて学校を選ぶのがおすすめです。
独学で学ぶ
大学や専門学校に通わず、独学でクリエイターを目指すことも可能です。大学や専門学校に通う場合、金銭的な負荷が大きかったり、時間的な制約があったりする一方、独学であれば自身のペースで学べます。
ただ、分野にもよりますが、クリエイティブには専門的なツールや機材が必要な場合も多く、それらを個人で取りそろえていくと、独学でもそれなりの金銭的な負荷は必要になってくるでしょう。また、時間的な制約がなく、周囲に同じ志を持った仲間がいない中で高いモチベーションを保つのが難しいというデメリットも。また、独学の場合、未経験からの就職は難しいという点にも注意が必要です。
5. クリエイターを目指したい方もデジタルハリウッド大学へ
デジタルハリウッド大学は、デジタルコミュニケーションを学ぶ日本で唯一の単科大学。一学部一学科でデジタルコミュニケーションを横断して学べるカリキュラムを設置しているので、様々な科目を学びながら、自分の興味・特性をチェックできるのが魅力です。4年間を通じて将来の目標を見定めましょう。
各専門領域におけるクリエイティブ表現やIT技術、ビジネス手法までを融合的に学べるので特定の分野に縛られずに活躍の幅を広げることもできます。
また、専門技術だけではなく、「教養」科目があるのも大学ならではの強み。幅広い教養は、豊かな創造力の源泉となるでしょう。また、クリエイティブをグローバルに発信していくための英語力にも力をいれており、4年間を通して高度な専門性と国際感覚、教養、社会性も学べます。
6. まとめ
「クリエイター」とひとことで言っても、その中にはWebやゲーム、映像など、様々な業界があり、同じ業界の中でも、企画を手がける仕事から、プログラミングを手がける仕事まで、幅広い仕事があります。大学で様々なジャンルを横断して学び、多くの人と関わりながらじっくりと適性を見極めることによって、自身がクリエイターとして最も輝ける場所を見つけられるのではないでしょうか。