教授・教員紹介

担当科目
中国史
肩書・現職
上智大学ほか非常勤講師
学位
博士(史学)
所属学会・団体
上智大学史学会、広島史学研究会、東アジア近代史学会など
プロフィール
岩手県久慈市出身。埼玉大学教養学部卒業後、株式会社ビームスを経て、上智大学大学院文学研究科史学専攻入学。2009年に同博士前期課程、2014年に同後期課程修了。博士(史学)。現在、埼玉大学・上智大学・埼玉県立大学・尚美学園大学・茨城大学・埼玉学園大学・東京経営大学で非常勤講師を勤める。
2012年、論文「日清戦争以後の清朝対外連携策の変転過程」で、第4回石橋湛山新人賞受賞。
史料の発掘に頼るのではなく、既存史料を丹念に再検討し、新たな解釈を生み出す研究手法により、通説的歴史像の一新を図っている。著書『清末政治史の再構成』は「教科書の記述や概説書の記述にも、影響を及ぼすものであるかもしれない」と評された(『歴史評論』826号)。また、『悪の歴史』では、西太后ら清末中国の重要人物の生涯を、 従来のイメージとは異なる新たな姿で描き出している。
権威や常識やルールに従順になることなく、常に疑いの目を向け、時にはそれを更新する、或いは対抗する、その術を生み出すことのできる人材の育成が教育目標。
主な著書・論文・実績等
【著書】
『俠の歴史(東洋編・下)』(共著)清水書院 2020年
『ハンドブック近代中国外交史―明清交替から満洲事変まで― 』(共著)ミネルヴァ書房 2019年
『歴史家の調弦』(共著)上智大学出版 2019年
『悪の歴史(東アジア編・下+南・東南アジア編)』(共著)清水書院 2018年
『清末政治史の再構成―日清戦争から戊戌政変まで―』汲古書院 2017年
【論文・実績等】
「「立憲」の交錯——清末立憲準備宣言後の地方官制改革と「地方自治」の構想」(『史学雑誌』2023年)
「「立憲」の胎動――清朝朝廷の「立憲」構想」(『史学研究』 2019年)
「日清戦争開戦前の日本による清朝対外政策認識――『蹇蹇録』の史料性の検討――」(『東アジア近代史』 2018年)
ほか多数
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