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【開催レポート】墨田クリエイターズバトン第3回  地域に密着したデジタルマーケティングの可能性

【開催レポート】墨田クリエイターズバトン第3回  地域に密着したデジタルマーケティングの可能性

開催日時

2021年12月13日(月)19:20~21:00

場所

オンライン開催(ZOOM)

レポート

デジタルハリウッド大学 2年  堀合 桜子

 2021年12月13日、デジタルハリウッド大学では特別講義『墨田クリエイターズバトン第3回【地域に密着したデジタルマーケティングの可能性】』を開講しました。

 講師を務めてくださったのは、デジタルハリウッド京都の卒業生で、株式会社Soichiroの経営者、扇塚 宇明さんです。扇塚さんからは、Webサイトなどを用いた地域に密着したデジタルマーケティングの可能性をお話しいただきました。

 本講座はZoomによるオンライン中継での開講となりました。

扇塚さん流キャリアの積み重ね方

 扇塚さんは「自身のキャリアがみなさんのお役に立てるように資料を作ってきました。」と、まずはご自身の“自分年表”を紹介されました。

 大学卒業後に第1志望の大手企業に就職をした扇塚さんでしたが、すぐにベンチャー企業へと転職をされ、そこで出会ったWebサイト制作などのクリエイティブな分野に興味を持ち、デジタルハリウッド京都に入学されたそうです。

 その後、Web会社への転職を3回経験します。まずはデジタルハリウッド京都卒業後に入社した不動産関係のWeb制作会社です。ここではWebデザインとコーディネートを学んだそうです。しかし、リーマンショックの影響を受け退職。次は公共機関や大学のWebサイ制作会社のディレクターへと転職しました。ディレクター職につくことで扇塚さんはWebサイトを作る際の「ヒアリング→構成→デザイン→コーディング」のディレクションを学びます。しかしディレクターとして働いているうちに、お客様と自分自身の感覚がに隔たりがあると感じ、よりお客様のことを理解したいと考え、次はWebサイト制作会社の営業へと転職し、インターネット広告や、サイト運営の改善方法を提案していたそうです。ここでは、何をすることがアクセス増加、コンバージョン率の改善、売り上げに繋がるのかなど、データ分析・提案の流れを身につけられたそうです。

 また、扇塚さんは副業として自身のWebサイトを立ち上げ、これまでの仕事で学んだことを実践されました。はじめはラーメン屋の新店舗情報を扱うWebサイトだったそうです。この実践を通じて、サイト閲覧者が欲しいと思う情報は何か、もっと効率的なサイト運営はできないかを考え続け、さらに様々なWebサイトを制作・運営し、実践を積み重ねたそうです。

 扇塚さんは、様々な困難を乗り越えながら経験した転職と自身のサイト運営を通じて、「デザイン、営業、ディレクションといった多様な角度からWebサイト制作についての知識と実践を積み重ねたことが、今の自分の強みになっています。自身の実体験から、すべて1つのことを極めるスペシャリストよりも、様々なことを知っているゼネラリスト、例えば『質問されたことを満遍なくアドバイスできる人材』が今後必要とされるだろうと考えています。」と仰っていました。

三度目の起業

 扇塚さんが起業した株式会社 Soichiroと他社との違いについて、「積極的な情報発信でお客様に株式会社 Soichiroを見つけていただき、お客様に役に立つ情報提供でサポートをし、リピーターになっていただいていることが株式会社 Soichiroの強みです。」と語られました。

 ここ数年、「リモートワーク化を進めたい」や「Webサイトを一新することで売り上げを伸ばしたい」といった企業からの相談が増え、これは多くの企業で起こっているデジタルシフトの芽生えであると考えているそうです。株式会社 Soichiroは起業して10年目を迎え、まさに奮闘中。「この会社が3度目の起業。三度目の正直でこれからも頑張っていきたい」と扇塚さんは、話されていました。

何の為に経営するのか

 最後に、扇塚さんはご自身が何の為に経営しているのか、どのような考え方で経営しているのかについてお話ししてくださいました。

 「自分自身が豊かな人生を送る為に経営しています。お客様への奉仕を通じてお客様に喜んでいただき、それが自分たちの社会への参加・貢献へとつながると感じることが人生を豊かにしてくれています。『豊かな人生』といっても色々あると思います。例えば、成果を出したときの達成感、未知の世界を知る楽しさ、多様な価値観を持つ人々との交流、お金の心配をせずに家族と平安に過ごすこと。これらの事例は大きく3つに分けられると考えています。①お客様への奉仕で得られること、②社員との交流で得られること、③お金に関することです。これらを満たして、幸せと感じることができるように日々精進しています。」と扇塚さんは語られました。

 いまだデジタル対応が難しい中小企業は多く、直接話したいと思われる経営者、担当者の方も多いそうです。株式会社 Soichiroはデジタルを扱う会社ですが、近隣の地域になるべく足を運ぶようにし、アナログなコミュニケーションを通じてクライアントの喜びを身近に感じることで、自分たちの生き甲斐とし、人生を豊かにしたいと考えているそうです。

学生へのメッセージ

 「学生時代には色々挑戦してみてください。正直、Webサイトを作ることは誰でもできるような時代になりました。だからこそ今後はどのようなWebサイトを作るのかが重要になってくると思います。いつでも新しいことへのアンテナを張り、広い範囲をサポートできるゼネラリストのような人材になってほしいと思います。新しい技術に対して臆病にならず、好奇心を持ち続けてください。」と、扇塚さんは最後に学生に対してメッセージを送られました。

   

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その選択が正しいかなんて、
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最終的に、自分の道は、
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みんなを生きるな。
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