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【開催レポート】「『はねバド!』『七つの大罪』 アニメに命を吹き込む音響監督、若林和弘の仕事」特別講座

  • 開催レポート
【開催レポート】「『はねバド!』『七つの大罪』 アニメに命を吹き込む音響監督、若林和弘の仕事」
開催日時

2018 年10 月4 日(木)19:20-21:00

場所

デジタルハリウッド大学 駿河台キャンパス
東京都千代田区神田駿河台4-6
御茶ノ水ソラシティ アカデミア 3階

アクセス

JR「御茶ノ水駅」聖橋口より徒歩1分/東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B2出口直結/丸の内線「御茶ノ水駅」より徒歩4分/ JR「秋葉原駅」より徒歩9分/都営地下鉄新宿線「小川町」より徒歩6分

レポート デジタルハリウッド大学 3年  宮澤 剛史

 デジタルハリウッド大学では、特別講座「『はねバド!』『七つの大罪』 アニメに命を吹き込む音響監督、若林和弘の仕事」を開催しました。
 講師を務めたのは、もののけ姫や千と千尋の神隠しの音響監督を担当した若林和弘氏です。若林氏には音響監督の役割について、制作の裏話などをお話いただきました。

若林和弘氏とはどのような人物なのか

 若林氏は1964年12月20日東京都生まれ、1987年に株式会社オムニバスプロモーションに録音ディレクターとして入社されました。日本テレビ深夜番組「ヨーヨーの猫つまみ」をテレビアニメの音響監督として初めて担当し、また、「攻殻機動隊」や「もののけ姫」などの押井守作品、スタジオジブリ作品の制作にも携わりました。

音響監督の歴史・業務内容について

 若林氏は「音響監督とは本来、いらない仕事だった。」と話していました。昭和40年頃は、監督が、声優の演技指導や音楽、効果音の配置などを決めていました。しかし、テレビの役割が多様化し、アニメーション作品が多くなり、監督の業務が増えたため、細かい音の部分を監督が確認することができなくなったそうです。その時期、東映がタバックというスタジオを作り、アニメーション作品の編集や選曲をするスタッフたちを集め、そこで制作するという形態を作りました。東映以外の会社は、劇団に在籍している人や演出家を希望している人に声をかけ、音響の仕事を世に広げていきました。
 当初は、声優のアフレコや選曲、音響効果などを別々のスタッフが担当していたそうで、分業しすぎた業務を簡略化したいという動きが強くなり、それらをまとめる音響監督という存在の需要が上がっていきました。音響はポストプロダクションなので、撮られた映像のクオリティに負けない音を作らなければいけません。しかし、プロジェクトの終盤から音作りが始まるので、コスト、時間に余裕がなく、とても大変な仕事です。音響監督の仕事の進め方にマニュアルはなく、それぞれ独自のカスタマイズをして仕事をしている人がほとんだだそうです。

様々な需要に対する音響の変化

 映像の美しさ・かっこよさにこだわる会社もあれば、話のおもしろさを優先する会社もあり、ひたすら利益を追求する会社もあります。色々な特色を持った人たちが集まり、様々な会社が作られたそうです。
 現在は、作品に対し、配信事業やDVD販売などが必ずつきまとうようになり、「やったもの勝ち」という風情が誕生しました。名作モノ、少女モノなどが先程の「やったもの勝ち」に淘汰されて行きました。また、制作委員会制度という制度を元に活動しているため、出資してくれる会社によって方針が変わってしまうそうです。音響会社が「この場面ではこのような音がいい!」と決めたとしても、商品メーカーが「いや、別の音の方が良い!」という反応だったら、音を差し替えなくてはいけません。 なので、作品ありき的なモノよりはユーザーを意識した作品が求められています。

音の演出とは?

 制作を請け負った作品にある「表現したいこと」に映像が「上手く追いついている場合」はサポート(その作品に合ったモノをつけ加える)し、「上手く追いついていない場合」は音響を使い、監督の理想としている完成形に近づけようとします。つまり、作品中の価値観を音楽、効果音、台詞を台本に沿わせつつ、監督の好みにふさわしいカタチを目指すということがベストだと若林氏は考えています。指名を受けた監督が作品を作ることに価値があり、出資者は監督に期待してお金を出しているはずですので、その監督の良い能力をより伸ばすということを心がけているそうです。音響は監督のパートナーであり、共犯者でもあるということです。

若林氏の音響制作について

 若林氏は、アフレコに約4時間、ダビングには4時間程度かけるそうです。業界で仕事が早いとされる音響会社は、その2倍以上のアフレコ・ダビングをする場合もあるそうです。このように、早くて安くて便利という音響会社を求めている依頼人もいます。若林氏は「安いモノしかない、高いモノしかない社会はあまり良くなく、需要に合わせて使い分け、両方が共存できる状況が、理想的な状況だと思います。」と話していました。
 若林氏のワークフローとしては、まず、オーディションを行い、並行して音楽の作成依頼をするそうです。原作の資料がない場合は、プロットと脚本から「こういう感じの曲が必要だろうな。」と想像します。作品の第1話は基本的に監督が絵コンテを描くことが多いので、その絵コンテから音楽のスピード感や雰囲気を感じ取ります。そして、完成したものを監督に確認してもらい、作曲家に依頼するそうです。
 「見ている人がいるということを忘れずに、届けたいテーマを絞り込むようにしています。」と若林氏は話していました。監督が作りたい作品を目指しつつ、視聴者が見るということも意識して制作するということも大切です。最後のダビングという作業をする時には頭を真っ白にして、初見のような気持ちで行っているそうです。
 また、話が「つまらない」といって決して手を抜かないということです。つまらないことがシュールでおもしろいという人もいますし、そのような作品であることを理解し、良さを活かすということを心がけているそうです。

音の役割・音と絵の関係性

 アニメーションの中のセリフ、効果音、音楽は、ゲームで例えると鎧、盾、剣のような役割です。沢山あるダンジョンに合わせ、最適な装備にカスタマイズする必要があります。同じように音響も監督や作品に合わせてカスタマイズしなければいけません。
 アフレコの時に色がついている映像が送られてくることはほとんどなく、1カットでも色がついているものを送ってもらえるように制作会社に頼むことが多いそうです。
 声を担う演者たちも、自分が担当するキャラクターに色がついているだけで、より想像力が膨らみ、そのキャラクターになりきりやすくなるはずです。

正解はないが、間違いは確実にあるということ

音響にもやってはいけないというルールがあるそうです。放送に基づく映像・音声の様々な規格があり、音量、音圧に関してのルールが存在します。映像と音声に3~5秒以上の動きがない状態が続くと、放送事故と勘違いされる可能性があるので行わない様にしているそうです。また、音響ではありませんが、ポケモンのパカパカ問題などが大きな問題になりました。若林氏は「やっていないことが新しいことだとは限りません。やってはいけないことだからやっていないという場合もあるので、注意して表現をしなければいけません。」と話していました。
 私は「やっていないことが新しいことだとは限らない」という言葉を忘れずに生活しようと思います。クリエイター志望の方にも是非、覚えておいてもらいたいと感じていて、ある表現によって傷つく人がいないようなコンテンツを作るためにも必要な考え方だと確信しています。

知られざる制作秘話

 「ばらかもん」という作品では監督と作者が意気投合し、方言で制作することになりました。長崎の五島列島の方言を話すことができる声優や音響監督がおらず、若林氏はとても苦労したそうです。ロケ費用がないとのことで、自腹を切って九州でのオーディションを開催したそうです。
 「はねバド」では、スポンサーに日本バドミントン協会がつき、どれだけアニメーションがかっこいい演出があろうと、実際に出ない極端な音を使う事を避けて、ダビング時にバドミントン経験者に監修してもらいながら制作したそうです。

さいごに

「人間を不安にさせるのは視覚ではなく聴覚だと考えています。音には映像から感じることができない違和感や恐怖が備わっていて、目覚まし時計が良い例だと思っています。目覚ましやタイマーで起きる時に、映像で目が覚めるということはなく、音で目が覚めますよね。」と若林氏が話していましたが、私もその通りだと考えています。無音のホラー映画はあまり怖くありませんが、映像を見ずに音だけを聞くホラー映画のほうがはるかに怖いと思っていて、音がどれだけ重要な役割を果たしているのかを理解することができる、良い機会になりました。

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