【学生・保護者の皆様へ】新型コロナウイルス感染症に対する第1クォーターの方針ニュース
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掲載日 |
2020年3月31日 |
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デジタルハリウッド大学の2020年度が始まりました。新たな期待と希望に満ちた、大切な時期ではありますが、たいへん憂慮すべきことに、新型コロナウイルス COVID-19の感染がいまなお拡大しつつあります。世界を揺るがす深刻な事態であり、感染への対応は、本学の運営だけでなく、経済・社会の継続に関する重要な問題であると認識しています。学生および教員の皆様を感染症から守ることに加えて、キャンパスが感染のもととなるクラスター化することを避けなければなりません。
そのために、学生・保護者の皆様に、学長の杉山からのお知らせとお願いを申し上げます。
先日、授業開始の延期を決定しお知らせをしましたが、今後の都市封鎖などの可能性を想定し、第1クォーター(4月20日~6月17日迄)の方針を以下のように定めました。対面のみで実施する授業を原則無くし、オンラインでの参加を前提とした運営ができるよう準備してまいります。詳しくは下記をお読みください。
1.第1クォーターの授業実施の方針
デジタルコミュニケーションを中心として、以下の手法を組み合わせて利用し、原則として授業をキャンパスに集合することなしに参加できるようにします。
1.オンライン会議ツール(Zoom、Googleハングアウト等)を使った遠隔参加
2.グループウェアを使った課題の設定と提出
3.アーカイブ動画の視聴とレポート提出
特例としてMaya、Unreal Engineなど、学生の所有しているPCでは処理速度が十分でないソフトウェアを使用する授業では、密閉、密着、密集を避けた教室環境を用意して実施します。その他、オンライン化を準備する過程でどうしても登校が必要になることが判明した授業については、適宜判断していきます。
4月中に都市封鎖や、職員も含めて外出が禁止される事態となった場合は、さらに開講日を延期した上で、開講科目を絞り、駿河台キャンパスを使わずに完全オンラインでの実施を準備します。
2.皆様へのお願い
本方針を実行するには、皆様の協力が不可欠です。
学生の皆様は、自宅のネット環境で授業参加ができるよう準備をしてください。定額制のWi-Fiや、Webカメラ、ヘッドセットマイクなど自宅で快適に学修できるようにしてください。デジタルハリウッド大学の2年次以上の学生は全員がPCを持ちデジタルスキルに長けていると想定していますが、これからデジタルハリウッドでの学修を始めるところである新入生の皆様は、保護者のご協力を賜り、速やかに準備を進めてください。分からないことは大学および大学院事務局に遠慮なく質問、相談をしてください。
3.登校、集会の自粛について
授業以外についても、感染症拡大の収束が認められ、通常の活動が可能になるまでは、キャンパスへの登校や集会などの活動を行わず、可能な限り、自宅に居るようにしてください。外へ出たときも、他人との距離を1.8mとることが理想です。
大学が許可し、学内をライブ中継の配信拠点とする場合を除いて、学内でのサークル、課外活動、面談、対面での制作や研究の指導、その他の集会などを行わないでください。
授業のオンライン化による実施のために、担当教員以外にコンテンツ制作や配信をサポートするゲスト講師、ティーチングアシスタント、学生スタッフが必要になる場合があります。その場合は大学の許可を得た上で登校していただきます。
4.第2クォーター以降の見通し
6月18日から開始予定の第2クォーター以降は、それまでの期間に蓄えたオンライン活用の経験とノウハウを活かして、アップデートされた授業運営を行っていきますが、事態は長期化が予想されています。常に状況を把握し、適宜の変更判断を行いますので、大学からの連絡を常に確認するようにしてください。
最後に、デジタルハリウッド大学は「未来生活を創造し発明する大学」として、この事態にあっても使命を忘れずに日々の対応に臨むという決意をお伝えしたいと思います。今こそ、本学が掲げるヴィジョンの一つである、「デジタルコミュニケーションが基盤となる社会をより幸せにする提案を行い、自ら実装する機関をつくる」をさらにステップアップさせる時です。
「DHU MISSION(デジタルハリウッド大学の使命)」
誰もが夢見る明日をつくり
誰も想像できない未来をつくる
わたしたちは、つくることで
人々の幸せをアップデートし続ける
「DHU VISION(デジタルハリウッド大学の将来像)」
1.人間らしく、自分らしく未来を生き抜く人が育つ学校をつくる
2.あらゆる領域を越えて実務家・先端的研究者が集う拠点をつくる
3.デジタルコミュニケーションが基盤となる社会をより幸せにする提案を行い、
自ら実装する機関をつくる
「Entertainment. It’s everything. -すべてをエンタテインメントにせよ!-」の精神を発揮し、全学で力を合わせて、この事態の先にある「あるべき未来」へ向かっていきましょう。
令和2年3月31日
デジタルハリウッド大学
学長 杉山知之