
本学学生3名が2025年度「Solacity Winter Illuminations」のイルミネーションデザインを手がけました
2025年10月16日(木)から2026年3月1日(日)まで開催されている2025年度「Solacity Winter Illuminations」において、本学の学生3名がイルミネーションデザインを担当しました。それぞれの作品は、本学駿河台キャンパスのある「御茶ノ水ソラシティ」と、神田淡路町の複合施設「ワテラス」の会場に展示され、冬の街を彩っています。


本プロジェクトは、地域と学生クリエイターの協働によって実現している取り組みです。昨年度に本学学生が手がけたデザインが高い評価を得たことを受け、今年度は「オブジェクトデザイン」「プロジェクションデザイン」「クリーミーボールデザイン」の3部門で学内公募を行いました。ソラシティ・ワテラス両会場の担当者や制作チームに向けてプレゼンテーションを行い、その結果、「オブジェクトデザイン」で2作品、「プロジェクションデザイン」で1作品が採用されました。
採用後は、学生自身が会場担当者と連携してデザイン修正や細部の調整を重ね、現在展示されている形に仕上げていきました。
■展示作品と学生コメント

ワテラス側 オブジェクトイルミネーション
作品名:すくいとる未来
作者:北澤克一(3年)
活動名:ugatu
未来は、誰かが力強く掴み取るものでもあり、同時に、誰もが等しく受けとめ分かち合うことができるものだと思います。本作では、手のひらで光をそっとすくいとる瞬間をモチーフに、明るく希望に満ちた未来を象徴的に表現しました。冬の夜に灯るイルミネーションの光が、見る人の心に小さなあたたかさと前向きな気持ちを届けることを願っています。

ソラシティ側 オブジェクトイルミネーション
作品名:瞬く過去を見開いて
制作者:田村日和(3年/活動名:あさのおひさまなつのうみ)
Instagram: @amanatu_umi
あの時こうすればよかったと、過ぎた過去を悔やむ事があります。けれど、いくら悔やんでも、その過去があったから今があるのだという事は紛れもない事実です。
過去ばかりを見つめて、また同じことを繰り返してしまうのではないかと恐れ、手を止めてしまうのではなく、10年後の自分が今の自分と同じ事を言っていて欲しくない。だから前を見ること、挑戦を辞めないで欲しい。今はそうは見えなくても、その先へ辿り着けたとき、きた道を振り返るとその道はきっときらきらと瞬いて見えるはずです。
「はじめのだいいっぽ」それはとてもとても怖いけれど、いま踏み出さないとそれは、いまこの瞬間から過去になっていく。いま踏み出そう。勇気を持って信じてみよう。という願いを込めて、このデザインを考えました。

ソラシティ側 プロジェクションデザイン
作品名:The Symbol of Us
制作者:杉峠祐成(2年)
主な作業はAdobe Illustratorで制作。簡単なスケッチをしてから何個かパターンを作り、そこから一番いいものを、丸みを持たせたり色を修正しながら完成させました。世界中の夢を持つ人々がつながり、1つになって明日を作り上げ、可能性をどんどん広げて明るい未来を作り上げてほしいという思いを込めました。
点灯初日には、幻想的な光と映像が御茶ノ水の街を包み込み、多くの来場者が足を止めて作品を鑑賞していました。学生たちの柔軟な発想と表現力が、冬の街に新たな彩りを添えています。ぜひ現地でご覧ください。
デジタルハリウッド大学では今後も、地域や企業と連携しながら、学生が実践的にクリエイティブの力を発揮できる機会を創出していきます。
昨年度の取り組みはこちら
【産学連携】Solacity Winter Illuminations|デザインを担当した在学生2名が語る制作裏話


