本学部は、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、
下記の方針に従って教育課程を編成し実施する。

カリキュラム概念図

教育課程 編成方針

1. 初年次教育(カリキュラム概念図①)

1年次では専門科目を学ぶ前に、「概論」と「セルフディベロップメント科目」を中心に学ぶ。「概論」では本学で学ぶデジタルコミュニケーションとはどのようなものか、この分野を学ぶ意義は何かを学ぶ。「セルフディベロップメント科目」では基本的なコミュニケーション力と、それをもとにしたグループ活動などの考え方と方法を学ぶ。

2. 専門教育(カリキュラム概念図②)

専門科目は、領域を一つに絞らずに複数の分野を並行して学ぶことが出来る。また、4年間の学修フェーズを「スタートアップ」「基礎フェーズ」「応用フェーズ」「ゼミ・卒業制作」の4つに大別し、学生は各フェーズの履修登録時に、これまで学習した領域について、継続して深めるのか、もしくは新たな領域を学修することにより対応の幅を広げてゆくのか、自らの適性等を鑑みながら段階的に学修を進めてゆく。

3. 国際教育(カリキュラム概念図③)

英語の修得に重点を置き、1年次はレベル別の少人数クラスにて個々に必要な基礎力を培う。2~3年次は、映像、ゲーム、デザイン等、本学部で扱う専門領域に関する英語を学修し、3~4年次はビジネスに纏わる英語を学ぶ。留学生は日本語の修得に重点を置き、1~3年次にかけて、レベル別の少人数クラスにて段階的に学修する。また、本学部で扱う領域の専門用語についても重点的に学んでゆく。そのほか、希望する者は、2年次後半から3年次前半にかけて、最長1年間の英語圏への留学制度を選択することが出来る。

4. 教養教育(カリキュラム概念図④)

新旧、世界のさまざまな人類の英知を身に付けるため、多種の教養科目を設置している。一つの内容を深く掘り下げるのではなく、全8回に凝縮された教養を数多く学ぶことで、自身の中に多数の創造のきっかけを植えつける。また、教養とは、その必要性を自覚して初めて涵養されるものであることから、基本的に2年次以降の配置としている。

5. 学外活動(カリキュラム概念図⑤)

本学部では、学内での知識や技術のインプットだけでなく、実践を通じたアウトプットによる理解の深化や知識・技術の定着にも重きを置いており、インターンシップやPBL等の企業や社会との協働による活動に関する科目や制度を配置している。

教育課程 実施方針

1. アクティブラーニングの活用

各授業でアクティブラーニング手法を用い、学生に能動的に学ぶ姿勢を持たせる。グループディスカッション等を通して、学生が主体者意識を持ちながらインプットとアウトプットを繰り返すことにより、学習内容の定着率を高める。

2. 実務経験を有する教員の登用

21世紀のデジタルコミュニケーションは劇的なスピードで変化していることから、理論だけでなく実務の実態も正確に捉えている実務経験を有する教員を主に配置している。学生にとってより身近な題材を扱いながら授業が進められることにより、学生の興味と理解の深化に繋げることが出来る。

3. 実務経験を有する教員によるゼミおよび卒業制作指導

3年次後期から4年次前期に渡るゼミにおいても、実務経験を有する教員が多く担当し、理論に実務の実態を織り交ぜながら、専門領域の知識や技術の深化を図ることができる。また、4年間の集大成である卒業制作課題の指導も担当し、当該担当教員の専門領域だけでカバーができない場合は、他の実務経験を有する教員と連携し、卒業制作課題の内容に添った指導を行う。

4. クォーター制の採用

短期集中による学修効果の向上や、期の細分化による課外活動の利便性の向上、国際標準化による海外留学の促進等を目的とし、1年を4学期に区分している。学生は、例えば一つの学期と長期休暇を組みあせて、相応の期間を留学することに加え、国内で実施される授業についても、留学により潰されることなく履修できるなど、自身の裁量で様々な学修計画を立てることが出来る。

5. FS(フィードバックシート)の実施

教員の指導の質向上や、学生の能動的な授業参加を促進するため、学生は毎回の授業後にFS(フィードバックシート)を提出する。教員はFSを確認することで学生の理解度などを把握することができ、そこに記載された質問や要望については、翌週の授業にて回答や反映をしてゆく。FSとは単なる授業アンケートではなく、教員と学生との間の、授業をより良くするためのコミュニケーションツールである。

6. 単科大学・小規模であることの利点

複数領域の学修が、同一学科内で可能であることにより、一つの大学組織の中に様々な領域を得意とする学生や院生、教員や研究員が存在する。且つ、小規模大学であるため、本学学生は、自身が履修していない科目の担当教員へのアクセスや、異なる専門領域を得意とする学生、院生とのコミュニケーションが容易い状況になっている。この環境とキャンパスの立地を活かし、他大学や他研究機関、
企業等とのコラボレーションを促進している。

大学紹介