デジタルメディア芸術学院(上海音楽学院との合作学部)

デジタルハリウッド大学は、中国教育部の認可を得て、中国・上海にある国立大学「上海音楽学院」との合作学部「デジタルメディア芸術学院(中国語表記: 数字媒体芸術学院)」を設置し、2011年9月より授業を開始しました。

中国政府の教育重点大学でもある国立の上海音楽学院との合作学部設置は、日本国内において、本学が第一号です。上海音楽学院のデジタルコンテンツのクリエイティブ教育に関する合作学部設置は数年前より始動し、日本国内外の教育機関を検証した結果、5年前にデジタルハリウッド大学をパートナーとして選び、双方の関係性と相互理解を深め、2010年6月に中国教育部より学部設置の認可がおりました。 申請当時、840を超える中国国内の大学が世界各国の有名大学との合作を申請しておりましたが、3年の歳月を経て、中国教育部より認可がおりたのは14校、うち上海の大学は、上海音楽学院を含め5校のみでした。

合作学部名は「デジタルメディア芸術学院(中国語表記:数字媒体芸術学院)」とし、上海音楽学院内に設立されました。デジタルメディア芸術学院内に、「録音芸術」学科が設けられ、4年制の本科として、「ミュージック&メディア(中国語表記:音楽与伝媒)」コースと、「マルチメディアアートデザイン(中国語表記:多媒体芸術設計)」コースの、2コースを設置。

「ミュージック&メディア」では、主に音楽の歴史と基礎から、デジタル音声創作、プログラム言語等を学び、「マルチメディアアートデザイン」では、主に撮影・映像の基礎からクリエイティブ、デジタルコミュニケーション等を学びます。本学からは、2011年10月18日、デジタルメディア芸術学院にてデジタルハリウッド大学学長の杉山が授業をおこなっており、その後、3DCG・映像等に精通した教授陣が上海へ出向き、講義をおこなっています。

合作学部「デジタルメディア芸術学院」について

合作学部デジタルメディア芸術学院
学院長尤继怡
定員50名
学科録音芸術
コース「ミュージック&メディア」
音楽の歴史と基礎から、デジタル音声創作、プログラム言語、等
「マルチメディアアートデザイン」
撮影・映像の基礎からクリエイティブ、デジタルコミュニケーション、等

上海音楽学院

正式名称上海音楽学院
http://www.shcmusic.edu.cn/
設立1927年11月27日
学院長名廖昌永
党委員会書記林在勇
学部作曲指揮、音楽学、民族音楽、ピアノ、声楽、管弦楽、音楽教育、音楽劇場、アートマネジメント、音楽エンジニアリング、現代楽器打楽器、公共基礎等の15学部を設置。

上海音楽学院の前身は、民主革命家、傑出な教育者、思想家、音楽教育家の蔡元培先生と蕭友梅博士が1927年11月27日に共同で設立した国立音楽院。初代の院長は蔡元培氏が就任し、1929年9月、国立音楽専科学校へと名称を変更。中華人民共和国建国後の1956年に現在の「上海音楽学院」と命名。1949年から1984年の間に、著名な作曲家、音楽理論家、音楽教育家である賀緑汀氏が院長に就任(その後名誉院長に任命)し、学校の建設と発展に卓越な貢献をした。1984年以降は、桑桐、江明樽、楊立青教授が相次いで院長を歴任し、現職党委員会書記は林在勇で、院長は廖昌永教授である。上海音楽学院は中国全土に向け学部生、大学院生、博士課程、外国人留学生を募集しており、現在は作曲指揮、音楽学、民族音楽、ピアノ、声楽、管弦楽、音楽教育、音楽劇場、アートマネジメント、音楽エンジニアリング、現代楽器打楽器、公共基礎等の15学部を設置。上海音楽学院が養成した世界一流の作曲家、演奏家、指揮家、歌手、音楽理論家となった学生が中国はもとより、世界各国で活躍。上海音楽学院は80年以上の歴史に渡り数多くの音楽家を養成。1980年代から600人余りの教師と学生が世界及び中国国内のコンテストに受賞。更に、2005年1月から2006年9月の間で、23人が19項目の国際コンクールを受賞し、78人が56項目の中国国内音楽コンクールを受賞。上海音楽学院は中国の“音楽家のゆりかご”として周知されている。

大学紹介